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神の語り部
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              跡地化しました
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たかセカンド 

2016年04月13日(水)21時25分 公開
■この作品の著作権はたかセカンドさんにあります。無断転載は禁止です。

■作者からのメッセージ
GW企画運営の皆さま、楽しい企画を開催してくださり誠にありがとうございます。

今回のお話は本当に楽しく書かせていただきました。
中世? ファンタジーとなりますが、お読みいただけたらこんなに嬉しい事はありません。

企画が成功するように祈っております。
楽しんでいきましょう!

2016年05月11日(水)23時09分 たかセカンド作者レス
兵藤晴佳さんへ

お読みいただき、誠にありがとうございます。

主人と、従者という構成は割と早くから決めておりました。
うまく行ってくれたようで安心いたしました。

マルセルの目には主人さましか映っていないようでしたw
そのほかのキャラクターを魅力的に表現できるように考えて行きたいと思います。

物語に置いて、過不足なく様々なものを表現できる技術を高めて行きたいと思います。

このたびはありがとうございました。


99kgさんへ。

お読みいただき、誠にありがとうございます。

>少なくともマルセルは普通の人間の方がいいのかな、と思いました。

確かに、わざわざ特別な人にする必要はなかったのかもしれません。普通の人間にした方が、最後のセリフも生きてくる気がします。

今回はメインストーリー以外の設定が上手く表現できていなかったように思えました。
もっと深く世界観を掘り下げるべきでした。

このたびは有難うございました。


wさんへ

お読みいただき、誠にありがとうございます。

冒頭は少々もったいつけてしまったかもしれません。
読んでいる方がだれてしまう前に、誰か主人公で、どういう話なのかを提示するべきでした。

それ以降は面白く読んでいただけましたようで、安心いたしました。

まだまだ、この二人の旅は続いていくものと思われます。
カクヨムオープンしましたね!

今現在は、続きは考えていませんが、連載してみるのも面白そうですね。
今後の選択肢の一つとして考えて行こうと思います。

このたびは誠にありがとうございます。


ピューレラさんへ

お読みいただき誠にありがとうございます。

所々、二人の気持ちを伝えるのが足りなかったと感じております。
限られた枚数の中で、登場人物の気持ちを描写できるよう精進して行きたいと思います。

もっと、読みやすく、魅力的なキャラクターを書いていきたいと思います。

このたびは誠にありがとうございました。


いりえミトさんへ

お読みいただき、誠にありがとうございます。

高得点有難うございます!

>「英雄はその一生が全て英雄だったわけではない」

この一文は、どこかで似たような表現を見た覚えがあり、私自身も感銘を受けた覚えがあります。
何を成したかで、その人の評価が変わる。と言うことはあることだと思います。
それを、今回の話で表現できたことは嬉しい限りです。

いりえミトさんとは、同じ点数でしたね。
私の前回の企画の際にも感想を頂きましたようで、その節は有難うございました。

今回も褒めていただき嬉しかったです。

有難うございました。


キーゼルバッハさんへ。

お読みいただき、誠にありがとうございます。

物凄い情報量の感想を有難うございます。
なんだか、Wikipediaみたいで照れてしまいますねw

やっぱり下ネタはこの話の雰囲気に合わなかったみたいです。
二人のほほえましい交流を、と思ったのですが、他の表現の方が良かったのかな? と思いました。

今回は、設定や人物の描写が甘いと感じました。
限られた枚数の中で、描写ができるスキルを身につけたいと思います。

このたびは誠にありがとうございました。


茉莉花さんへ

このたびはお読みいただき、誠にありがとうございます。

読んでいただけただけでも嬉しいです。
このたびは誠にありがとうございました。


etunamaさんへ

お読みいただき、誠にありがとうございます。

村人1「うわ露出狂だ!」
村人2「きゃああぁあ!」
村人3「げへへいい趣味してんじゃねえか」

でしょうねw

終盤の「うおおおお!」感がまだ足りなかったようです。
もっと、読み手の方に訴えるような展開を考えて行きたいと思います。

舞の演出も少し弱かったのかな? と思います。
こういう描写は大げさにした方が、丁度いいのかもしれません。

このたびは誠にありがとうございました。
 

nice209
pass
2016年05月08日(日)19時42分 etunama
> 外に出ると、大きな音に何事かと集まっている村人が、一糸まとわぬ主人さまを見て口々に驚きの声を上げていた。
村人1「うわ露出狂だ!」
村人2「きゃああぁあ!」
村人3「げへへいい趣味してんじゃねえか」

 すんません読みながらこんなくだらないこと考えてました…。
 気をとりなおして…いいお話だなぁと思いました。
 なんだろ、人々のためにすごく大事なお仕事をしてるんだけど、それは知られることがない、ってところがなんだかせつないですねー。裏方さんの宿命なもよう。
 主人さんがちょこちょこアプローチするもののスルーするマルセルくんはたぶん賢者。ほほえましいやりとりでした。
 最後のほうの、ここでは舞わない→コルネリア母ディス→よっしゃ舞ったる! の流れがよかったです。いや村長さんそんな、娘をビッチ呼ばわりて…。孫娘をハゲにしようとするとかうんこやろうやな!
 エピローグのマルセルくんが「私があなたを語りましょう」ってのがばっちり決まってたかんじします。

 とまあ、とくに悪い印象はなかったんですけど、逆にいうと「うぉおおおお!」ってなってテンションめちゃ上がるようなところもなかったかんじでした。描写かなぁ、展開かなぁ、キャラかなぁ。舞いのところとか、けっこうよさそうなかんじはするんですけど、うほっ、とまではいかなかったです。とくに舞いはこのお話ではすごく重要なものなので、大げさに、あるいは過剰に書くぐらいがちょうどよさそうな気がしました。なんかいたこみたいに英雄さんが降りてくるとか、あるいは光がほとばしって空を焼き切るとか。自分でもこれはどうなのかと書いてておもた。

 みたいにおもいましたー
 でわー
 

nice201
pass
2016年05月07日(土)17時37分 たかセカンド作者レス
ミチルさんへ

お読みいただき、誠にありがとうございます。
雰囲気が出ていると言うお言葉、素直に嬉しいです。
ただ、その雰囲気を自分の下ネタで壊してしまったようです。申し訳ありません。
ピリッとした雰囲気を和やかにするためだったのですが、あまり良くなかったようです。

このたびはありがとうございました


ハイさんへ

お読みいただき、誠にありがとうございます。
キャラクターがうまく作れていたようで安心いたしました。

ただ、そのほかの要素が自分の技術不足で上手く伝えることができませんでした。
必要なもの、不必要なものをもう一度見直し自作につなげていきたいと思います。

このたびはありがとうございました


たてばんさんへ

お読みいただき、誠にありがとうございます。
雰囲気を上手く伝えることができていたようで、安心いたしました。

>気になったのは、舞ったあとに事切れた、とありましたけど、主人さまは死んでも生き返るんですか?

これは、主人さまが死んだのではなく、主人さまが舞うことで表現している人物が人生を終えた。と、いう意味でした。
誤解を与えてしまったようで申し訳ありません。

>現代文明が失われた未来の話なので機械はありませんが、地面を叩くことで催眠術のようなもので記憶を消しているのでしょうか?

はい。まさにその通りです。催眠術がどうかは詳細に考えていたわけではありませんが、主人さまが持つ未知な力が記憶を消している設定です。
すこし、これも分かりにくかったと思います。

いろいろと褒めていただき、誠にありがとうございました。


つとむューさんへ

お読みいただき、誠にありがとうございます。
最初と最後の舞の描写は、この話の肝だと考えていましたので、ここを褒めてもらえると本当に嬉しいです。

アレクシアは大きく関わってくるのに、うまく存在を引き立たせることができていませんでした。
少ない枚数の中で伝えられる技術を勉強していきたいと思います。

最初は50枚で仕上げよう。と思っていたのですが、7枚オーバーしてしまいました。
おっしゃられるように削れるところはあったかと思います。
推敲が足りなかったと感じております。

このたびはありがとうございました。


青出さんへ

文章やキャラクターはある程度はできていたようで安心いたしました。

今回は設定や背景の描写は、かなり削ってしまいました。
少ない枚数の中で、マルセルと主人さまの心の交流をたくさん書きたかったのですが、限られた中でその辺りも伝えて行かなければいけないですね。
もっと、その辺りを勉強していきたいと思います。

このたびはありがとうございました。


たぬきさんへ

キャラクターが上手く作れていたようで、安心いたしました。

今回は主人公とヒロインの心の交流をたくさん書きたかったと言う思いもありましたので、その辺りが上手く描写できていたようで嬉しかったです。

もっと良質な話が書けるように精進していきたいと思います。

このたびは誠にありがとうございました。
 

nice205
pass
2016年05月07日(土)17時01分 たかセカンド作者レス
まず、最初に感想を頂いた方、読んで頂いた方、本当にありがとうございます。
そして、企画開催者のクミンさま。ライトノベル研究所のうっぴーさま。誠にありがとうございました。

毎度、参加させていただくたびに自分の弱点が浮き彫りになり、これほどの勉強の場はなかなかありません。

様々な小説投稿サイトがありますが、こちらのライトノベル研究所、さらには企画開催者の皆さま方に出会えたことは、私の創作人生に置いて幸運なことでした。

本当にありがとうございます。
今後もよろしくお願いいたします。

それでは、個別に簡単ではございますが返信をさせていただこうと思います。

今しばらくお付き合いください。
よろしくお願いいたします。
 

nice226
pass
2016年05月07日(土)00時29分 茉莉花
作者の方へ

茉莉花と申します。
貴作、拝読しました。

大変申し訳ないのですが、一身上の都合により感想を削除させていただきます。
たかセカンドさんのせいではないです。

今後のますますの創作活動をお祈りしています。
 

nice205
pass
2016年04月29日(金)14時16分 キーゼルバッハ10点


キーゼルバッハと申します。読まさせていただきましたので感想を。

(設定)

 神の語り部として、主人とその世話係のマルセルは、各地を巡り
 歩く。人々主人さまが舞い踊る神話になぞらえた舞に酔いしれ、
 心にそれを深く刻み、涙を流す。
 彼らの使命は、神の語り部として舞い踊ること。今日も、主人と
 マルセルは雪深き森を越え、ある村へと神語りとしてやってきた。
 そして、彼らは一人舞い踊る少女、コルネリアと出会った……
 という内容でした。
 ストーリーの主軸、地の文やテンポの良い会話等、作者様の技量
 を感じる部分が多く、光る作品だなと思いました。
 反面、時折挟み込まれる下ネタは、この物語の雰囲気とはあまり
 合わないように個人的に思いました。
 また、神の語り部として世界各地を巡る意味、なぜ彼らは神語り
 として選ばれたのか、なぜ神語りを行うと、皆の記憶は消えてし
 まうのか、作中ではあまり語られておらず(読み飛ばしていたのなら
 申し訳ございません)終始、何が目的なのか個人的にわかりませんでした。
 特に、現代から何千年? も経ったと推測されるこの世界に関する
 説明があまりなく、世界観が曖昧で感情移入しにくかった印象です。
 

(キャラ)
 
 主人さま
      
      :この物語の主人公で、神語りとして世界各地を渡り歩いている。
       彼女らの種族は長命で、何百年、何千年と生きている。
       先代の母から、神語りの任を受け継ぎ、相棒件お世話係の
       マルセルと共に神語りを行っている。
       彼女の、威厳ある言葉使いとは裏腹に、コミカルな性格は、
       いい意味でこの物語の雰囲気とギャップが有り、面白さに
       なっていると思われます。
       ただ、この物語全体の雰囲気と時折なされる下ネタは、個人的に
       あまり相性が良くなかったように思われました。
       下ネタを入れるのなら、もう少し物語全体の雰囲気を明るく、
       ツッコミを多くして欲しかった印象であります。
       ちなみに、初めてコルネリアと出会った時、どうして彼女の母親
       がアレクシアだと分かったのでしょうか? 舞を見て? それとも
       彼女の面影から? こういった描写が欲しかった印象です。


 マルセル 

      :この物語の主人公2で、主人様のお世話係。
       神語りに憧れ、主人様のお世話係として世界を渡り歩く
       道を選んだ。
       物語は終始、マルセルの一人称で語られます。マルセルの
       言葉によって、巫女の舞を語る描写は綺麗で、感動するもの
       でした。
       ただ、物語全体の世界観や、神語りについて作中であまり
       語られていないので、正直神語りにそれほど重要性を感じま
       せんでした。なので、マルセルがどれほど神語りに憧れて、
       主人様のことをどのくらい尊敬しているのかも、感じにくい
       印象であります。  
  
       
 コルネリア:主人さまとマルセルが新たに訪れた村の近くで、舞を踊っていた
       少女。実は、神語りに登場する英雄の娘で、ゲルト村長の孫。
       主人様と打ち解け、舞を教えてもらったり、コルネリアの住む家に
       泊めてもらったりと、徐々に打ち解けていく。
       コルネリアというキャラに対しては、非常に可愛らしく書かれています
       が、もう少し掘り下げて欲しかった印象です。
       前半の展開を省いてでも、コルネリアとの絡みを早め、長くしたほうが
       個人的に、より物語に感情移入しやすかったという印象です。
       枚数的に、コルネリアとの絡みが短いため、コルネリアの心情の
       移り変わりが早すぎたイメージでした。
     
   
  ゲルト村長

      :主人様・マルセル一行が訪れた村の村長であり、コルネリアのお爺さん。
       また、英雄の妻であるアレクシアの父。
       村にやってきた主人様・マルセルをよそ者として追いだそうとしたり、
       孫のコルネリアに対しても、冷たく振る舞う等、この物語に緊迫感
       を与えている存在であります。
       正直な感想を申し上げますと、登場の仕方が唐突でした。
       起承転結で言えば、『転』の辺りでゲルト村長は登場するのですが、
       いきなり登場してまくし立て、あれよあれよというまに事は進み、
       気が付くと泣いているという印象でした。
       物語の重要なファクターだとは思うのですが、彼に対して登場の前に
       一つ伏線を仕掛けておいてもよかったかもしれません。
       それと、あれだけ娘と孫を嫌悪しておいて、舞を見てすぐ心変わりと
       いうのも、個人的に違和感でありました。もう少し、ゲルト村長の怒り
       の中にある後悔、懺悔、孫に対する気持ちをほのめかしてもよかったの
       では無いかな? という印象であります。
             
 エーゴン

      :マルセルの前に、主人様や主人様の母親にお世話係としてついていた
       人物。病気ですでに亡くなられており、回想の中でしか登場しない。
       物語にはあまりかかわらないものの、マルセルや主人様に影響を与えた
       人物として書かれております。
       ただ、あまり物語的に重要な存在でもなかったかな? という印象です。
       回想に登場させるのであれば、主人様に与えた影響、マルセルに与えた
       影響、またはエーゴンの言葉等を描写させた方が、よりエーゴンの重要性
       を高め、かつキャラに深みを与え、感情移入しやすいのではないかなと
       個人的に思いました。

(世界観)
 
 世界観に関しては、現代から何百年・何千年後の世界ということで、
 作者様のオリジナリティ溢れる世界観だったという印象です。
 ただ、それゆえ世界観の描写がもう少し欲しかった印象でした。オリジナリティ
 があるということは、それだけ読者に想像させなければなりません。
 そういった面で、神語りの意義や重要性の理由、主人様やマルセルたちのこと、
 もう少し描写してほしかった印象です。

(文章)

 文章は、普通に読みやすく、誤字脱字も無くスラスラと読ませていただきました。
 作者様の技量を感じる文章だったと思います。
 マルセルの一人称もよく描写されており、彼が語る神語りの描写はうっとりさせ
 られるものでした。
 それゆえ、世界観の描写の乏しさが余計に気になってしまう印象でした。

(テーマ)

 テーマ的は、神話を語るお話ということで、及第点だったと思います。
 ただ、オリジナルの英雄の神話(実在するものであれば申し訳ございません、
 無知の人間の戯言として流してください)ということで、神話の重みをあまり
 感じられませんでした。ストーリー的にも、神話の内容とはあまり関係ないような
 印象です。別に神語りでなくとも、舞を披露して各地を巡るお話にしても通って
 しまうと個人的には思いました。
 
(総評)

 高い文章力に、魅力的なキャラクターで彩られたオリジナリティ溢れる世界観は、
 読み応えがあり、作中で織りなされる人間ドラマは眼を見張るものがありました。
 また、作者様は文章力も高く、地の文は読みやすくスラスラと枚数を感じさせない
 ほどでした。
 しかし、世界観の描写が乏しく、感情移入が個人的にしにくかった印象です。
 主人様、マルセル等キャラに個性はよく出ていたと思いますが、オリジナルな世界観
 の登場人物なので、それなりのキャラに対する掘り下げが欲しかった印象です。
 ストーリーの基本的な展開は非常に良かったと思うのですが、ゲルト村長が登場
 した展開が少し強引で、唐突に感じてしまいました。もうすこし、ゲルト村長の
 登場を早めるか、もしくは出番を長くしてもいいような気がします。
 
 
それでは、GW企画お疲れ様でした。また機会がありましたら、読ませていただけると嬉しいです。

キーゼルバッハでした。
 

nice192
pass
2016年04月26日(火)00時19分 いりえミト40点
 『神の語り部』拝読しました。


 いやー、これは上手い。

 文章は読みやすい文体でありながら、情緒豊かな表現で彩られており、ぐいぐいと引き込まれました。

 ストーリー面では神語りの設定が面白かったです。
 神話キャラという今企画のテーマから、「神格化するための舞」というアイデアを思いついているのはすごいですね。
 神語りの悲しい宿命が丁寧に描かれていましたし、村長が登場してからの展開はクライマックスらしい盛り上がりでした。
 「英雄はその一生が全て英雄だったわけではない」という部分には考えさせられるものもあります。
 タイトルの意味が分かるラストもいいですね。

 また、主人さまのキャラがとても魅力的でした。
 普段のお茶目さと神語りの舞を踊っているときの神秘的な雰囲気がいいギャップになっていました。誰にも覚えてもらえないという宿命に対する切ない心理描写も見事でした。

 とにかく全体として非常にハイレベルで読みごたえがあり、大変楽しめるとともに、勉強になる一作でした。

 短いですが、以上です。
 執筆おつかれさまでした。

 

nice207
pass
2016年04月26日(火)00時02分 ピューレラ20点
こんばんは。

>最後には記憶を消すとは言え、舞を踊る人物の印象は雑念でしかない。
だけでは、村の人と交流したくない気持ちを読者側に伝えるのに薄いと感じました。
なのでコルネリアの村で舞うのを躊躇し、マルセルが舞わずに村を出ることにしようとした
意味合いも、最初はあまりピンときませんでした。

>何人かの村人とすれ違ったが、あまり好意的ではない視線を向けられた。
 あまり歓迎はされていないのだろう。
 
 「あまり」が近いので違う表現の方がいいのでは無いでしょうか。
 
【好きだった点その1】
主人さまの性格。

厳格な人であってもおかしくない立場の人が天真爛漫なところが魅力的でした。

【好きだった点その2】
後半過ぎからの展開。
前半はちょっとしたユーモアもあったものの、ゆったりとした展開であったものが
コルネリアの村の村長さんが出てきた辺りから緊迫して惹き付けられました。

【好きだった点その3】
全体的に読みやすかったところ。

話し方の堅苦しさと時折あるユーモアな場面とがどちら側にも寄り過ぎない感じで
文章が読みやすかったです。
 

nice199
pass
2016年04月24日(日)15時00分 w20点
読みましたので、以下に感想を記します。
本作品、読み終わってみると、非常に良かったです。
冒頭の舞いのシーンは、ちょっと一長一短という感じでした。
和モノにおける巫女の神楽シーンを髣髴とさせる雰囲気が良く描けていて良かったです。が、主人公像が見えにくかった部分があります。たしかに、僕、という一人称で語られている文章ではあるのですが、主人公は遠くから見ているだけなので、どういう人物なのか掴めなかったためです。マルセルという名前が出てくるのも冒頭シーンの最後ですし。
そして、舞っている主人さまがヒロインだということが分かるのも、冒頭シーンの最後から次のシーンの頭にかけてくらいだったですし、主人さまであって名前が不明なので、これまた掴みにくかったです。
いや、舞いのシーン自体はとても良いのですけどね。和モノの巫女の神楽における雰囲気という良さを持ちつつ。どうしても和モノの巫女が舞っても、それだけだとありきたりすぎて今更感も漂ってしまうところ、単純な和モノ巫女ではないファンタジーを設定したのがとても良かったです。それに和モノは商業で売れないらしいですし(これについては出版社の努力不足だろうとも思いますが)、そういう意味でも良い線を設定したと思います。

で、主人公とヒロインがはっきり分かってからは面白かったです。
ヒロインがボケて主人公がツッコミ、という感じの二人のかけあいもコミカルで軽快で面白いですし。世界観も壮大でありながら、今回の物語で必要な部分を開示していて、いい感じでした。そんな中で、ヒロインが持つ淡く悲しい宿命も、深刻になりすぎることなく、それでいてコミカルな部分との対比が浮かび上がる感じで描けていて良かったです。
サブヒロインのコルネリアはゲストキャラということになるでしょうが、村長との葛藤にしても良い展開のしかたでした。
ゲストキャラの問題はハッピーエンドでしっかり終わっていますが、二人の旅はまだ今後も続くような世界設定の大きさですし、続編なんかも考えておられるのでしょうか。カクヨムもオープンしましたし、そちらで連載とかやってみると面白いかもしれません。

ということで、全体として楽しく読ませていただきました。
執筆おつかれさまでした。


 

nice215
pass
2016年04月24日(日)12時42分 99kg30点
よい話でした。
何の神が元なのかは分かりませんが、それを感じさせない面白さがありました。
特に食事のシーンはリアルに描かれていて世界観がよく伝わってくる。
マルセルも主人ちゃんもいいキャラですね。二人共好きです。

気になる点と言えば、
マルセル達がいわゆる不老で何百年も生きているという話ですが、あまりそれが感じられない。
人間でいう所の十七、十八と注釈つける所からも、あまりその辺りの設定の必要性が感じられなかった。
まんま十七、十八の少年少女で、別にそれを特別なものにしなくても、我々と同じです、とした方が感情移入しやすいように思いました。
人からしてみれば仙籍にいる者はほとんど神なわけで、これではラストも結局神が神を語っている事になってしまう。
少なくともマルセルは普通の人間の方がいいのかな、と思いました。

途中、舞を止めようと言い出す所も本気なのかは分かりませんが、
舞とはそんな軽いものなのか? と思ってしまう。

かなり消耗して対象の一生を舞で表現する、という話なので、
舞は三日三晩くらいぶっ続けで舞っていて負担が半端ない。普通の人間には真似できない、くらいのイメージを持っていたのですが、
アレクシアの舞は結構簡単に終わった感じがしてスカスカの人生!? と思ってしまう。
そもそもアレクシアの神格化の依頼出しているのは誰なんだ?

後は肝心の「神格化された人間」がこの世にどんな恩恵、影響をもたらすのか?
という部分がイマイチ掴めなかったので、この舞にどんな意味があるのか? が分かりにくいように思いました。
なので「舞を止めよう」と言い出すシーンで、「ダメだよ」と思えばいいのか「そうだね」と思えばいいのかが分からないといった所でしょうか。

残念なのはおしっことか、いわゆる下世話なネタが盛り込まれている所でしょうか。作風には似つかわしくない。
これは好みによるものではありますが、少なくとも私には台無しでした。

 

nice202
pass
2016年04月24日(日)10時11分 兵藤晴佳20点
 ひとりの巫女のアイデンティティをめぐる物語が、幻想的な舞のシーンをクライマックスとして、傍付きの少年の淡々とした語りによって構成されていました。
 
 超人的だが面倒くさい性格の主にぶつくさいいながらもついていく従者という構図は、セルバンテス『ドン・キホーテ』からの定番ですが、その従者による語りという構成はエンタテイメントの世界でも珍しくなくなりました。
 この場合、ご主人様の性分ゆえの珍騒動が巻きおこるのが普通ですが、どうしてどうして、結構まともです。たぶん、従者にしか自分を出せない方なのでしょう。

 惜しいのは、語り手の目にご主人様が濃すぎて、コルネリアがかすんでしまったこと。コルネリアとの対立を描くシーンがあればよかったのですが。
 エーゴン様の影はもっと薄い。従者の行動を一から十まで縛りつけ、奔放なご主人様との葛藤を深めるくらいの存在のほうがよかったかと思います。
 
 そして、肝心の「舞」。
 ご主人様がいつ、どのように舞うかというのがこの話の焦点なのですが、その描写が従者の抽象的な感想に終わっていました。
 世界観の説明を削ってでも、この舞の活写に字数を割くべきでした。
 おそらく、この「神語り」とは奄美や沖縄の「ユタ」「ノロ」と呼ばれる巫女たちが「自分の」経験したこととして語る神話のようなものなのでしょう。
 この舞にしても、英雄の物語がどのようなものであったか知りたいところでした。
 その点で、アーロイスの英雄譚は中盤辺りに固有名詞付きで触れておかないと、肝心なところで読者が戸惑ってしまいます。

 とはいえ、楽しませていただきました。ありがとうございました。 
 

 

nice197
pass
2016年04月23日(土)23時39分 たぬき nY39lNOBNk30点
※未成年飲酒は法律により禁止されていますが、おもしろかったです。ちょっとエッチで明るい主人公と、その相棒のお話でした。星座をなぞり名前を言っていく会話シーンなどは特によかったと思います。
姐さん気質な主人と執事風のマルセル。あまり強くないけど頑張ってコルネリアを守ろうとしてるところなどは結構応援したくなる感じです。ちゃんと平和にできていてホッとしました。
一番の見所は、ちょっとエッチなところでしょうか。それだけじゃない魅力もある主人(公)だったと思います。
 

nice194
pass
2016年04月21日(木)19時38分 青出20点
 こんにちは。感想を書かせていただきます。
 美しい自然を背景に、悲しい宿命を背負った旅の踊り子を描いたお話でした。どちらかというと少女向けのような、丁寧な描写によるリリシズムにあふれた作品でした。

ここが好きです
○情感たっぷりの自然風景
 星空や山、雪の描写がしっとりと丁寧に描写されていました。中世ファンタジー風の世界観ではありますが、実際には遠未来の時代だったので、意表を突かれると同時に興味をそそられました。神話の語り部という神秘的な職業と、美麗な自然風景がとてもよくマッチしていたと思います。
○微妙な関係性のふたり
 マルセルと主人さまの関係性が、つかず離れずの微妙な関係でドキドキしました。いい意味でマルセルを挑発する主人さまと、とんでもない自制心でもって決して一線を越えようとしないマルセル。このふたりが今後どうなっていくのか見てみたいです。
○しっかりした文章
 文章は読みやすく、最後までするすると読むことができました。盛り上げるべきところはしっかり盛り上げ、説明するべきところは過不足なく説明がされていたと思います。エピローグは特に情感にあふれていて、とてもよい読後感をもたらしてくれました。

ここが気になりました
○背景事情がもう少し知りたいです
 「百年続いた戦争」について、もう少し本編に反映させてもいいのではないかと思います。本作のクライマックスは、この戦争に関連する人物の危機から始まるわけですが、とても根深そうな問題なのにあまり背景事情が語られないのが残念に感じました。また、戦争について語ることによって、壮大な自然風景をより活かすことや、主人さまの境遇の過酷さなどをさらに際立たせることができるのではないかと思いました。
○もっと壮大に語れるのではないか
 上記とも重なりますが、クライマックスがもう一歩物足りないような印象を抱きました。主人さまの悩みである「個人としての自分を認識してくれる人がいない」を語るのには、現在のクライマックスでも達成できているとは思うのです。ですが、貴作の素晴らしい設定を活かすには、もっと大きな語り方のアプローチもありえるのではないかと愚考します。たとえば、戦争で傷ついた里や人々、英雄アーロイスの業績などを冒頭で示しておいて、村との確執を描くなどでしょうか。そちらがメインである必要は全くないと思いますが、神や英雄や運命といったものを描くともっとよい作品になるのではないかと考えました。
○以下気になった文章です
“僕たちはコルネリアに一宿一晩の恩があります。”→“僕たちはコルネリアに一宿一飯の恩があります。”
“「アレクシアの事を忘れたくないよな?~」”→“「アレクシアの事を忘れたくなかろう?~」”の方がいいかもしれません。
“僕はひざまづき、主人さまの涙に濡れた手を取った。”→“僕はひざまずき、主人さまの涙に濡れた手を取った。”

 楽しませていただきました。これからも頑張ってください!
 

nice270
pass
2016年04月20日(水)08時07分 つとむュー30点
GW企画の執筆、お疲れ様でした。
御作を拝読いたしましたので、感想を記したいと思います。

>木々が揺らめき、大地が震える。草木は踊り、鳥たちは奏でる。そのすべてを音と捉え主人さまは舞っている。

とにかく描写が美しい作品でした。
ゲルト村長と同じように、こちらの心も癒されるようでした。

>神語りは舞を通し人の心に神格化する人物を強く刻み込む。最後には記憶を消すとは言え、舞を踊る人物の印象は雑念でしかない。

この難しい世界観を、美しい舞いの描写で心に刻み付けれた、
という印象でした。これはお見事だと思います。
あと、既存の神話に頼るのではなく、作中で神話を作り出すというアイディアは
素晴らしかったと思います。脱帽です。

>「先代さまも名は御座いません。神語りの巫女は神話を語るだけの存在。名をつけることによりその存在が色濃く出てしまう。人の心に神話以外の存在を植えつけぬよう、名は付けられないのが慣例となっております」

ヒロインは名前を持たない、という設定も印象的でした。
ラストでコルネリアに忘れられてしまうシーンも含めて、
しみじみと心に伝わるものがありました。

気になる点は、ゲルト村長がアーロイスのことを悪く言いすぎる点と、
アレクシアの業績が、いまいち伝わってこなかった点でしょうか。
これは、ラストのゲルト村長の謝罪を際立たせるための演出だと思いますが、
やり過ぎると神格化の対象が誰でも良いような印象を受けてしまうので、
諸刃の刃ではないかと感じました。

枚数は、ルールが50枚までのところを57枚でした。
これはあくまでも個人的な印象ですが、
もし自分が枚数を削るとすると、マルセルが泥酔した翌日、主人さまが普通の喋り方をする場所を削除すると思います。
初読の時は、誰が喋っているのかわからなくなって困惑してしまいましたし、
コメディパートとしても滑っている感がありましたので。

いろいろと書いてしまいましたが、ヒロインの舞いの描写が美しい作品でした。
拙い感想で申し訳ありません。
今後のご活躍を期待しています。
 

nice224
pass
2016年04月27日(水)22時29分 たてばん L2TtHY/jcg40点
 執筆お疲れ様です。
 拝読しましたので、思ったことや気になったことを残していきます。

 《文章》
 一人称スタイルの文章がメインで、目を見張るのはその表現の語呂の多さでしょうか。
 表現方法が上手くて、まるで映像を見ているのかと思うほど、頭に状況が浮かんできました。
 特に、冒頭や舞の見せ方は勉強になります。

 強いて言えば、最初の食事のシーンで、『お椀を渡す』→『世界観説明』→『お椀を受け取る』と流れが中断されてしまっているので、この手前のアヒムの貴重な体験を話してくれるとこに世界観説明を移すと、テンポよく話が進むのではないでしょうか。

 あとは、エーゴンは話に直接関係ないので、どんな人物だっただけわかれば済むので、亡くなるまでの説明はいらないと思いました。

 《設定》
 世界観もキャラクターもよく練られていて、それを生かしきれていて良かったです。
 
 気になったのは、舞ったあとに事切れた、とありましたけど、主人さまは死んでも生き返るんですか?
 あと、現代文明が失われた未来の話なので機械はありませんが、地面を叩くことで催眠術のようなもので記憶を消しているのでしょうか?

 《構成》
 旅の途中のエピソードの一つなので、続編が書けるのも魅力的ですね。
 無駄な話が無くて完成されていたと思います。

 《総評》
 神話を使うんじゃなくて、神話を作る話なのでテーマ的には微妙なんでしょうけど、そんなの関係ないぐらい面白かったです。
 続編を読んでみたいと思いました。

 未熟者の身でいろいろと口出ししてすみません。
 企画参加お疲れ様でした。では、失礼します。
 

nice219
pass
2016年04月17日(日)13時34分 ハイ10点
拝見しました。
感想を書いていきます。


が、何と言ったらいいのか。私には評価が難しい作品でした。
文章については指摘するほどの間違いも、良かった点もこれといって思い浮かばず。
全体の話としては、雰囲気は伝わってくるもののどこか伝わりきってこないような、そんな印象がありました。
特に、舞でしょうか。
特別な力を持った、美しい舞なのだと思いますが、舞っている間は文章で説明されているのみのせいか、いまいちその良さが伝わってこなかったように思います。
そのせいで、ゲルト村長が泣き出したところなどに共感や理解がなかなか出来ず、ただ、そういうものだという情報しか読み取れませんでした。

その分、主人やマルセルなどのキャラクターはそれなりに完成していたので、その点では楽しませていただきました。

では、どうすればより良くなったか? に関しては、いまいち思いつかないというか、上記では舞の良さが伝わりきっていない点について指摘しているものの、じゃあ、舞が伝われば面白くなったのか? と聞かれても、首をかしげてしまうわけで。
うん、すいません。
私にはちょっと、難しいですね。
丸ごと変えても良いなら、主人とマルセルの魅力をもっと引き出すために、話を変えてしまいますかね。


あと、前世紀の話は、この作品に必要だったのかな? とも思いました。
話に全くと言っていいほど絡んでませんしね。


そんなところで、執筆お疲れ様でした。

 

nice214
pass
2016年04月14日(木)23時09分 ミチル10点
 こんばんは、御作を読了いたしました。
 ライトな文体なのに、神聖な雰囲気が出ている冒頭が好きでした。
 しかし、読み進むにつれて下ネタもでてきたのがちょっとガッカリです。冒頭と作品全体の雰囲気が一致していない印象を受けました。どちらかに振り切っていればより高い点数を僕は出しました(好みの問題ですが)。
 とはいえ、舞の躍動感とラストの感動は魅力的だと思います。見習いたいです。
 読みやすくて、物語に起伏があるのも好印象です。

 とりとめのない感想になりましたが、今後のご活躍を応援します。これからも執筆を頑張ってください!
 

nice209
pass
合計 13人 280点

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