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邪神戦隊クトュレンジャー
 遙かなる宇宙、人類には認識できない場所に彼らはいた。
 水のクトュルフ、火のクトュグア、地のツァトゥグァ、風のハスター。
 グレート・オールド・ワンと呼ばれる者たちで、いずれも凶悪な邪神だ。人間とも接触しやすく、人の目には恐ろしく映るため神のような存在となっている。
 彼らは沈黙していた。それぞれのグレート・オールド・ワンは独立した存在で、言葉を交わす事がない。そもそも本来なら、彼らが一堂に会する事はない。この空間こそ特別だ。彼らが微かに動くたびに、巨大な空間が脈打つように、揺れる。
 永遠とも思える時間が過ぎた。
 最初に沈黙を破ったのはクトュルフだった。大きな翼をもち、巨大な手足にはかぎ爪があり、ヒゲは触手のようにうねっている。
「皆の者、よく集まった」
 クトュルフの発言の一つ一つに反応するように、どっくんどっくんと宇宙が鼓動を刻む。並の生物ではひとたまりもなく弾け飛ぶ程の圧力が加わっていた。しかし、ここに集まるグレート・オールド・ワンはせせら笑う。普通は絶命するような圧力を加えられても、そよ風が通ったかのように受け流していた。
 クトュグアが語りかける。クトュグアは通常の空間には収まりきらないような、広大な炎だ。
「ルルイエの主が、この生ける炎に何用だ?」
 ルルイエの主とは、クトュルフの別名である。火の邪神であるクトュグアとは相反する存在だ。
 宇宙空間に灼熱が広がる。
 クトュルフは鼻を鳴らした。
「せかすでない。熱くて仕方ない」
「俺は待たされるのが嫌いだ。さっさとしろ。さもなくば、この宇宙を焼き尽くす」
 クトュグアはあらゆる世界を跡形もなく燃やす力がある。灼熱の威力は上限を知らない。
 クトュルフは翼で自らを扇ぎながら、溜め息を吐いた。
「せっかちじゃのう。なら、用件は単刀直入に伝えるか」
 クトュルフの翼が広がり、羽ばたく。宇宙空間に波が生まれ、灼熱を打ち消していく。
「古来より神々が争っていた。儂らは憎きエルダー・ゴッドに敗北し、その力を封印された」
「手短に話せ。愚痴はなしだ」
 クトュグアの口出しに、クトュルフが沈黙する。巨大なヒキガエルであるツァトゥグァは欠伸をし、黄衣を羽織るハスターはくっくっくっと笑っていた。
 いったいどれほどの時間が流れただろう。この間にも話をしていれば、クトュルフは相当量の知識を披露できただろう。
 クトュルフがようやくの事で口を開く。
「……手短じゃろうが。これ以上どう短くせよと」
「長ったらしくなるのが予想された。気のせいなら放っておけ」
「話の腰を折っておいて、なんたる言い草じゃ」
「草なら灰にしてやる」
「生ける炎よ、何でも燃やせばいいというものではない」
 水の邪神と火の邪神の言い争いに興味が持てないのか、ツァトゥグァは寝ていた。いびきが宇宙空間にこだまする。いびきはうるさいという次元を超え、凶器と化している。
 クトュルフが絶叫する。
「だーーーーーー儂の話を聞け!」
「寝る子は育つ」
 クトュグアの炎が小さくなる。心なしか優しさを感じる。
 しかし、クトュルフはゆでダコのように赤くなった。
「育ってどうする!? 大事な話の前だというのに」
「前置きをしたおまえが悪い。無駄話をする老害は好かん」
「儂ら同期じゃろ!?」
 クトュルフは半泣きであった。
 ツァトゥグァのいびきはとどまる事を知らない。グレート・オールド・ワンは存在するだけで宇宙空間には多大な負荷を掛ける。ツァトゥグァのいびきが長引けば、空間が崩壊するだろう。
 クトュルフは野太い首を横に振る。
「いかんいかん、儂が熱くなってはいかん。ここは冷静に対処せねば。名状しがたきものよ、怠惰な邪神を穏便に起こせ」
 名状しがたきものとはハスターの別名だ。そして怠惰な邪神とはツァトゥグァの事である。
 クトュグアの炎がプッという破裂音を発した。
「所詮は他力本願か」
「的確な指示と言ってほしいのう。儂はハスターを信頼しておる。ハスターは儂に信頼されて嬉しいじゃろ?」
 クトュルフが同意を求めるが、ハスターはツァトゥグァの耳元でガラガラを鳴らすだけだ。
 クトュグアの溜め息が聞こえる。
「価値観の押し付けは良くない」
「黙ってろクソ炎!」
「クソだと……? 聞き捨てならんな、タコ」
「タ、タコじゃと!? この儂がスーパーで特売される所を見た事があるのか!?」
「身売りをしたのか。哀れな……」
「そうそう、身が詰まって大好評って違うわい! この儂がスーパーで特売されるのはありえないじゃろ、という皮肉を込めたのじゃ」
「自分でネタの解説か。つまらん。冗談は顔だけにしろ」
「面白みなど問うてないわーーーー!」
 クトュルフの両目に殺意が宿る。
「お主に賢明な判断を求めたのが間違いじゃった。邪神たちはいずれ互いを滅ぼし、醜く朽ち果てるじゃろう。せいぜい束の間の余生を楽しむが良い!」
「お、お待ちください!」
 今までいなかった者が声を発した。突然の来訪にグレート・オールド・ワン一同は驚き、目を見張った。ツァトゥグァも目を覚ましていた。
 巨大な怪物がそこにいた。鱗や水かきのついた手足、魚類然とした顔を持つ人型の化物。それだけならグレート・オールド・ワンが驚く事はなかっただろう。彼らは異質な存在を見慣れている。
 そんな彼らにも、それは異様に映った。唇にどぎつい紅を塗り、派手な付けまつげで両目を飾る。下半身には宇宙空間でヒラヒラとうごめくピンク色の物体を身につけている。平たく言えば、ピンクのフリフリスカートを履いた巨大な半魚人が現れたのだ。
 クトュルフの表情が一変して、穏やかになる。
「おお、ダゴンではないか! よく似あっておるのぅ」
 いや、ありえない。
 クトュルフ以外の全員がそう思ったが、あまりの衝撃に言葉を失っていた。
 ダゴンは頬を赤らめてうつむく。
「そ、そうですか?」
「うむ! この儂が言うのだから間違いない」
 いや、間違いしかない。
 クトュルフ以外の全員がそう思っていたが、触れてはならない。いいか? 誰も触れてはならない。絶対にだぞ!
 クトュグアすら固まるような寒気の中で、ダゴンの目が輝いた。
「ありがとうございます! 勇気を振り絞った甲斐がありました」
「うむうむ、自信を持つがよい」
「はい! 自信を持ちます!」
 ダゴンはハツラツとした口調になる。
「お集まりになった邪神様方にこのうえなく感謝いたします。さて、事の次第はクトュルフ様よりお耳に入れているかもしれませんが改めてお話させていただきます」
「いや、何も聞いていない」
「私たち邪神は現代社会においてその脅威を忘れ去られようとしています。ただのゲームや萌えキャラと呼ばれるものに成り下がっている時すらあります」
 ようやくの事でクトュグアが言葉を発していたが、ダゴンは完全にスルーしていた。
 ダゴンの演説は続く。
「そこで、聡明なクトュルフ様は考えました。私たち邪神は世界に脅威を知らしめるべきだと。そのために、チームを組もうとお考えになられたのです!」
「ほ、ほう……」
 クトュグアは呆気に取られていた。
 それに気づいていないのか、クトュルフが胸を張る。
「チーム名も役割も決めておる。あとは儂に任せてもらおう。それでは声をそろえるぞ。結☆成☆邪神戦隊!」
 クトュルフが翼を広げ、ダゴンはスカートを振る。他の全員は何が起こったのか理解できず、その場に佇んでいた。
 ダゴンがハッとする。
「クトュルフ様、掛け声はあった方がいいかと」
「掛け声はどうでもいい。そもそも、なぜ邪神戦隊だ?」
 クトュグアの疑問に、クトュルフを除いたグレート・オールド・ワンが頷く。
 
 邪神戦隊はクトュルフが結成を宣言してから三秒足らずで、解散の危機に瀕していた。
 
 この危機を前にして、クトュルフは威風堂々と翼を広げていた。
「儂が何故、こんな空間にお主らを呼んだと思う?」
 クトュルフは視線で、周囲を見渡すように促す。
 暗黒の闇と強烈な光が入り乱れる宇宙空間だ。膨大な死と生が入り交じる、混沌とした場所である。
 世界は混沌から生まれたという説がある。すなわち、世界の起源にいるのだと言える。
「この空間から、数多の偉大な伝説が生まれたのじゃ。そんな空間で結☆成☆邪神戦隊! なんて言えたらカッコイイじゃろ」
「くだらん」
 クトュグアが言葉を発した後に、ツァトゥグァが欠伸をする。ハスターは口元を抑えてクックッと笑っていた。
 クトュルフはうめく。
「邪神のロマンが通じぬ奴らめ。お主らはそれでもグレート・オールド・ワンか! 恥を知れ恥を」
「邪神にロマンなど必要か?」
 クトュグアが疑問を呈して、ツァトゥグァが再び欠伸をする。ハスターはケラケラ笑っていた。
 クトュルフは紅しょうがよりも顔を赤くした。
「お主らに儂と同等の知性を求めたのが間違いじゃった! この馬鹿どもが!」
「馬鹿だと!? 俺たちを獣風情だと言うのか!」
 クトュグアが激しい炎を撒き散らすのと同時に、ツァトゥグァがいびきをかいた。ハスターは腹を抱えて大爆笑をしている。
 グレート・オールド・ワンの二柱による戦いの火蓋が切って落とされようとしていた。
 しかしそこへ、勇敢にもダゴンが間に入る。
「ま、待ってください。争っている場合ではありません! 今は協力するべき時です」
「そのとおりじゃ! よく言った邪神ピンク、ダゴン! 邪神にはチーム力が必要。チームと言えば戦隊。よって邪神戦隊じゃ!」
 訳の分からない理屈に突っ込み疲れたのか、クトュグアの炎が急速にしぼむ。
「……勝手にしてくれ」
「呼ばれた者は元気よく返事をせよ。邪神イエロー、クトュグア!」
「ん? 何故俺がイエローなんだ? ハスター殿が黄衣を羽織っているのに」
「邪神ブルー、ハスター!」
 クトュグアの疑問がスルーされた。ハスターは腹を抱えて笑っている。
 クトュルフは溜め息を吐く。
「どいつもこいつも返事をしろと言ったのに……まあいい、続けるぞ。邪神グリーン、ツァトゥグァ!」
「どうでもいい」
 ツァトゥグァは気だるそうに欠伸をしていた。
 クトュルフは不満そうだ。
「態度に難があるな。怠惰な邪神では仕方ないか。気を取り直して、どんどんいくぞ。邪神ピンク、ダゴン!」
「はい!」
 ダゴンは両目を輝かせて応じた。
 クトュルフは深々と頷く。
「良い返事だ。皆も見習ってほしいものじゃ。そして邪神レッド、クトュルフ! 邪神戦隊クトュレンジャーのリーダーとして皆を引っ張って行くことを誓おう。円陣を組め!」
「待て。いろいろ待て」
 クトュグアが制止する。
 ダゴンが首を傾げる。
「クトュグア様、どうされましたか?」
「どうしたもこうしたも……まずは言わせてもらう。何故、生ける炎たる俺がレッドではなくイエローなんだ?」
 クトュグアの疑問に、クトュルフはフフンと鼻を鳴らす。
「イエローはカレー食いだと決まっておる。おまえは全てを炎で飲み込む、食いしん坊じゃ。ピッタリじゃのう」
「いつから俺がカレー食いになった?」
「古の運命により導かれたのじゃ」
「そんな便利な言葉で、俺を騙せると思っているのか?」
 クトュルフは深々と頷いた。
「儂もお主もグレート・オールド・ワン。古の運命には逆らえぬ」
「気に入らん運命など、ねじ伏せるだけだ」
「気に入らんだと!? カレー食いのイエローの何が不満なんじゃ!?」
「不満しかない。どこに満足できる要素があるのか教えてほしい」
 クトュルフが両目を見開いた。
「生ける炎のくせに、なんと冷淡な発言を……」
「前置きはいらん。さっさと話せ」
「相変わらずせっかちじゃのぅ……まあいい。心の広い儂は説明してやる。イエローはトリックスターじゃ。一見すると無様でかっこわるくて悲惨じゃが、底知れぬ能力の持ち主じゃ。戦隊の鍵を握ると言っても過言ではない」
「なるほど。そこまで言うなら、クトュルフ殿がやればいいな」
 クトュグアが言うと、ツァトゥグァとハスターも頷いた。
 しかし、クトュルフは何度も首を横に振る。
「ダメじゃダメじゃ! 儂はリーダー格のレッドじゃなければダメじゃ!」
「リーダーをブルーにすればいいだろう。ハスター殿が無理にブルーに収まる必要はない」
「おお! お主は意外と頭がいいのぅ」
「貴様より愚かだと思われてたのが心外だ」
「せっかく褒めてやったのに……まあよい。クトュグアは邪神レッド、ハスターがカレー食いの邪神イエロー、リーダーにして邪神ブルーは儂。異存はないな?」
 ハスターはカレー食いという言葉に首を傾げたが、抗議はしなかった。大人しい奴である。
 かくてここに邪神戦隊クトュレンジャーが誕生したのである!

 しかし、そこへ恐るべき脅威が姿を現す。

「話は全て聞かせてもらった。邪神戦隊クトュレンジャーなど、ふざけたネーミングだ」
 宇宙空間に朗々とした声が響き渡る。同時に、ガチャンガチャンという鈍い音が急激に近づいてくる。
 音のする方を見れば、貝殻の形をしたチャリオットが猛進していた。チャリオットは怪物が猛然と引っ張っている。
 その怪物は異様な雰囲気を醸し出していた。黒い人の形をしているが、顔に当たる部分に目鼻はない。牛のような角と尻尾を生やし、蝙蝠のような翼で羽ばたいている。夜鬼と呼ばれる化け物だ。
 しかし、それだけならグレート・オールド・ワンが震え上がる事はない。問題は、チャリオットに乗っている存在だ。
 たくましい体つきの老人だ。灰色の髪と、豊かな髭を生やしている。一見するとただの健康的なおじいちゃんなのだが、その正体を知る者に畏怖を抱かせる。
 ノーデンス。偉大なる深淵の主、大帝の異名を持つエルダー・ゴッドだ。
 クトュルフがわめく。
「何故だ!? 何故こんなところに!?」
「儂は全てを知る善なる神。グレート・オールド・ワンが集まる場所を知らないわけがないだろう」
 ノーデンスが豪快に笑いながら、クトュルフに向けてチャリオットを進める。
「手始めにルルイエの主を狩るとしよう」
 ノーデンスの自信に満ちた瞳が、クトュルフをとらえる。
 クトュルフは固まっていた。エルダー・ゴッドが発する圧倒的な威圧感になすすべがない。ノーデンスのチャリオットにひかれ、倒れ伏すルルイエの主が容易に想像された。
 そこへ、事態を変えるべく行動する者がいた。
「危ない!」
 ダゴンだ。全力を振り絞って、クトュルフを突き飛ばす。クトュルフのすぐ横をチャリオットが通り過ぎる。
 クトュルフはすぐに起き上がり、叫ぶ。
「ダゴン、ダゴンは無事か!?」
「無事だ。おまえを突き飛ばすのに精根尽き果てたようだが」
 返事はすぐに来た。ハスターの黄衣が形を変え、気絶しているダゴンを包んでいた。
 クトュルフの両目が輝く。
「でかしたぞ、ハスター! それでこそカレー食いのトリックスターじゃ!」
「……カレーはいらない」
 ハスターの声が沈むのに、クトュルフは全く気づかない。
 その様子を見て、ノーデンスは愉快そうに目を細めた。
「名状しがたきものよ、面白い事をしてくれるな。カレー食いとは奇異なものだ」
「……カレーはいらない」
 ハスターはダゴンを、クトュルフの手前でゆっくりと降ろした。
 チャリオットがハスターへ突撃する。対抗して、ハスターの黄衣は雷に変化した。
 雷に正面から突っ込んだ夜鬼が悲鳴をあげる。夜鬼の全身がしびれ、動かなくなる。
 クトュルフが号令をくだす。
「チャンスじゃ! 一斉攻撃!」
 号令に応じてグレート・オールド・ワンが各々の奥義を繰り出す。
 生ける炎が大爆発し、ツァトゥグァが呼び出した広大な岩と重なり隕石となる。燃える隕石は突風を背にして威力を何百倍にも増大させた。
 その威力をまともに受けた夜鬼はひとたまりもない。断末魔をあげて消滅する。
「やった!」
 クトュルフが歓喜する。ダゴンを愛おしそうに抱きしめながら、小躍りしている。
 しかし、他のグレート・オールド・ワンは喜んでいない。
 クトュルフが首を傾げる。
「どうした?」
「これしきの事で、あのエルダー・ゴッドを倒せるのか?」
 クトュグアが疑問を呈する。
 ハスターが首を横に振る。
「無理だろう。しかし、どこにいる?」
「カレー食いの後ろだ」
 朗々とした声は突然聞こえた。
「カレーはいらな……!」
 ハスターは言いかけて、ノーデンスの拳を背中にくらい、その場にうずくまる。
 ノーデンスが怒りに満ちた瞳で、ハスターを睨む。
「儂の可愛い夜鬼を消滅させた罪は重い」
 ノーデンスのかかと落としは容赦ない。ハスターは無残にも霧散した。
 クトュルフが悲鳴をあげる。
「ハスター! 貴様、大事なカレー食いをよくも!」
「カレー食いはもういい。次はおまえの番だ。神々の意思の前に散るがいい」
 ノーデンスはチャリオットを失っていたが、エルダー・ゴッドの威信を失っていなかった。その姿は宇宙空間で光り輝いている。
 その光に反応して、生ける炎が闘志をみなぎらせた。
「おまえの光量と俺の熱量、どちらが上かな?」
 ノーデンスが口の端を上げる。
「比べるまでもない。偉大なる深淵の主に敗北はない」
「深淵の主のくせに、光量でこの生ける炎に勝つつもりか」
 クトュグアがせせら笑うのを、ノーデンスは受け流していた。
「せっかちなはずの生ける炎が、随分と流暢だな。儂と戦うのが怖いのか」
「じゃあ、始めるか? おっさんの自慢話が長くて退屈していた所だ」
「自慢話? 敗北はない、というのは真実だ。勘違いしてもらっては困る」
「勘違いしているのはおまえだ。おまえの不敗神話はここで終わる!」
 クトュグアの炎が燃え盛り、ノーデンスを包みこむ。
 その場に居合わせるだけで炭と化しそうな熱量だ。しかし、ノーデンスは鼻歌を歌った。
「心地良い加減だ。もっと熱くてもいい」
「……この世界が滅んでもいいのか?」
 クトュグアの発言に、ノーデンスは眉をひそめた。
「ふむ、それは困る。さっさとケリをつけるか」
 ノーデンスは両拳に力を込めて、目にもとまらぬ速さで虚空を何度も殴りつける。ノーデンスの光が強くなり、膨大なエネルギーを発した。
 まぶしい、という次元ではない。
 グレート・オールド・ワンの全身に強烈な熱が降り注ぐ。生ける炎をもってしても、その熱で消滅しかかるほどだ。
「ふざけんな! この俺が熱で滅びるなど。滅ぼされるくらいなら、先に世界を滅ぼしてやる!」
 クトュグアが雄叫びをあげる。生ける炎が大爆発を起こした。ノーデンスの光と合わさって、宇宙空間を崩壊させる。
 宇宙空間の外には、さらに広大な世界が広がっていた。人類が存在する地球や、銀河につながっている。しかし、その暗黒世界はグレート・オールド・ワンやエルダー・ゴッドを同時に抱擁するにはあまりにも脆弱だ。
 ノーデンスが笑う。
「面白い展開だが、世界を滅ぼすわけにはいかんな。偉大なる深淵の主として、本当の力をお見せしよう」
 ノーデンスが深呼吸をすると、空間が急速に凍りついていく。
 そこへ、ダゴンを大事そうに抱えていたクトュルフが高笑いをする。
「愚かじゃのぅ。水や氷の扱いにおいて、儂の右に出るものはおらぬ!」
 クトュルフの高慢さは健在だ。翼と触手の一部が焦げていたが、気にしていないようだ。
 ノーデンスが生み出した氷の切っ先が尖り、ノーデンスに襲い掛かる。クトュルフの業だ。
「ほう!? だが、これで儂を倒せると思ったら大間違いだ」
 氷はノーデンスに叩かれて、尽く潰えていった。
 しかし、クトュルフの強気は消えない。ノーデンスの拳にヒビが入っているのを見逃していなかった。
「今じゃ、クトュグア! そしてハスター!」
 広大な炎と風が、ノーデンスの周囲を駆け巡る。
 ノーデンスから笑顔が消えた。
「ハスターは生きていたのか!?」
「一度死んだが復活した」
 ハスターが淡々と答える。
 クトュルフが得意げに胸を張る。
「カレー食いは不死身じゃ。何度でも蘇る」
「……カレーはいらない」
 ハスターは首を何度も横に振る。
 ノーデンスは右手で炎を、左手で風を防ぐ。下手に拡散させれば世界を滅ぼす。宇宙空間を崩壊させたのは失敗であった。
 そんな彼に追い打ちが掛かる。
 突然降ってきた岩が、ノーデンスの頭を直撃したのだ。
「ぐっ……!」
 ツァトゥグァの呼び出した岩だ。
 クトュルフが両目をパチクリさせる。
「あ、すまん。お主への号令を忘れていた」
「どうでもいい」
 ツァトゥグァに不満はないようだ。
 ノーデンスの表情に苦渋が浮かぶ。ようやくの事で炎と風を消滅させた頃には、ふらふらになっていた。
 クトュルフが翼を広げる。
「行くぞ、邪神戦隊! 一斉攻撃じゃ!」
 一斉にノーデンスを取り囲む。
 
 ボカボカボカボカ!
 ボカボカボカボカ!
 
「ぐああああ!」
 ノーデンスはタコ殴りにされ、消滅した。
 クトュルフが歓喜する。
「エルダー・ゴッド打ちとったりぃぃいい!」
 歓声を耳にして、ダゴンが起き上がった。
「あ、あれ? 私はチャリオットにひかれたはずなのに、生きてます……?」
「うむ! カレー食いに救われたのじゃ」
「カレー食い様! なんて素敵なネーミング。ありがとうございました!」
 ハスターは、カレーはいらないと言おうとしたが、ダゴンがあまりに喜んだので黙っておくことにした。大人しい奴である。
 クトュルフが深々と頷く。
「今夜は皆でカレーを食おう。そして、英気を養ってエルダー・ゴッド狩りをする。異存はないな?」
 ダゴンを初め、その場にいる全員が肯定を示した。
 
 こうして、邪神戦隊クトュレンジャーによる快進撃が始まる。

 その活躍は目覚ましかった。かつて彼らを虐げてきたエルダー・ゴッドをこてんぱんのギッタギタにやっつけたのである!
 チームを組んだ邪神たちはあらゆる神々に脅威となったが、逆らえるものはいなかった。
 こうして邪神戦隊クトュレンジャーは時空を超えたあらゆる世界の頂点に君臨したのである!
 彼らの前に敵はいなくなった。
 
 そして、永遠とも思える月日が経過した――
 
 クトュルフの呼びかけにより、グレート・オールド・ワンが招集された。
 そこは遥かなる宇宙。かつて彼らが集まった場所を再生したものだ。
 クトュグアが言葉を発する。
「ルルイエの主よ、何用か」
 ルルイエの主とはクトュルフの別名だ。
 クトュルフが、永年こらえてきた一言を口にする。
「暇じゃ」
 その言葉を、他のグレート・オールド・ワンも否定できなかった。
 彼らに逆らう者がいないため活躍の場を失ったのである。
「邪神戦隊クトュレンジャーに相応しい場はないかのぅ」
「クトュルフ様、平和が一番です!」
「ダゴンは可愛いいのぅ。儂以外の邪神どもと大違いじゃ」
 フリフリスカートのダゴンが頬を赤らめる。
「そ、そんな……お恥ずかしいです」
「うむうむ、邪神ピンクはアイドルの役目をしっかりと果たして立派じゃのぅ」
 いつからアイドルになった?
 そんな疑問をその場にいるほとんどの者が抱いたが、クトュルフは口を挟ませなかった。
「ところで邪神イエロー、カレーはちゃんと食ってるか?」
「……飽きた」
 邪神イエローこと、黄衣を着たハスターの声はか細かった。心なしかゲッソリしていた。
 クトュルフは眉をひそめる。
「ん? なんじゃと?」
「邪神戦隊を結成してからカレーしか与えられていない。せめて紅ショウガやラッキョウがほしい」
 解説しよう!
 邪神戦隊を結成してから、ハスターはカレー食いを強制されていたのである!
 エルダー・ゴッドが滅んだ後はもっと悲惨だった。ハスターはクトュルフが用意した閉鎖空間に閉じ込められ、来る日も来る日もカレーを与えられていたのである!
 もともとカレー好きではないハスターにとっては拷問だと言えた。今までよく我慢していたものだ。大人しい奴である。
 しかし、クトュルフにはハスターの健気さは分からない。
「なんじゃと!? カレー食いのくせに付け合わせがほしい? 根性を叩きなおしてカレー業者に謝れ!」
「……限界だ。私はもう、カレーを見るのも嫌だ」
 ハスターが声を震わせる。みるみるうちに黄衣が形を変えていく。稲光を思わせるような、名状しがたきものが真の姿を現す。空間中に風が吹きすさび、ダゴンを遥か彼方へ吹き飛ばした。
 クトュルフが絶叫する。
「ダゴンーーーー! ハスター貴様、よくもダゴンを!」
「ダゴンはできるだけ安全な場所に置いた。クトュルフ、私は限界だ。あなたには従えない」
「カレー食いのくせに偉そうに!」
 偉そうなのはどう考えてもクトュルフの方だが、自覚はない。
「邪神戦隊クトュレンジャーのリーダーたる実力を見せつけてやる!」
「おーやれやれー」
 クトュグアが炎をまき散らしながら煽る。ツァトュグァは欠伸をしていた。
 二柱の争いを止めるものはいない。
 宇宙空間に青黒い海が、切り裂くような風が、めちゃくちゃに入り乱れる。かたやカレーを食わせたい者、かたやカレーを見たくない者が睨み合う。
 先に仕掛けたのは、ハスターだった。
 宇宙を渡る風が広大なエネルギー波となって、クトュルフに襲い掛かる。
 クトュルフは翼をはためかせて、いくらか相殺したが鈍い衝撃を受ける。
「さすがに強いのう。じゃが、これしきで引き下がる儂ではない!」
「紅ショウガくらい与えてやれば良いものを」
「いちいちうるさいのぅ、クソ炎!」
 クトュルフからクソ扱いされたクトュグアが、一気に炎を拡散する。怒りを露わにしている。
「そもそも俺は邪神戦隊に気のりしなかった。邪神にとって争いと滅びこそ至高。チームを組む必要などない!」
 クトュグアの炎は、クトュルフの翼の先端を焦がした。
「わーん裏切り者ーー!」
 クトュルフが泣き事を言っている間にも、クトュグアの猛攻は続く。それは、ハスターやツァトュグァも巻き込んだ。
 やがて、生ける炎は全てを燃やす。
 広大な宇宙空間も炭と化し、時空を超えても炎は止まらない。
 彼らが存在しうる世界は滅んでしまった。
 それは、グレート・オールド・ワンの消滅を招く。世界の頂点に立った者たちは、その世界を失い、自らの存在理由も焼きつくしてしまったのだ。
 消滅する寸前にクトュルフが呟く。
「きっとどこかで間違えてしまったのじゃのぅ」
 グレート・オールド・ワンもそれぞれ呟く。
「炎にて消滅するなら本望」
「ヨーグルトも食べたかった……」
「……(zzZZ)」

 クトュルフが呆れ顔になる。

「邪神にはロクな奴がおらんのぅ」
「類は友を呼ぶ」
「げらげらげら」
「……(zzZZ)」
 
 こうして世界は滅んだが、神々の気まぐれにより復活するかもしれないし、しないかもしれない。
 世界の興亡は神のみぞ知る。【完】
ミチル 

2016年04月13日(水)20時45分 公開
■この作品の著作権はミチルさんにあります。無断転載は禁止です。

■作者からのメッセージ
頑張って書きました。読んでもらえると嬉しいです。

5/8追記
 こんばんは、作者のミチルです! 多くの人に読んでいただけて感極まりないです!
 個別の作者レスは少しずつ行いますので、どうぞよろしくおねがいします。
 御覧頂いたすべての皆様に感謝いたします!

2016年05月17日(火)21時25分 ミチル作者レス
たぬきさん 
 ご感想をありがとうございます! ダゴンが気に入っていただけたのは良かったですw しかし拙作は、クトュルフ神話を知らない人にはハードルの高い作品になっていましたね。今後はクトュルフをよく知らない人も楽しめるように頑張ります。
 ご感想をありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。


99kgさん 
 ご感想をありがとうございます! 登場人物の書き分けだけでは面白さにつながらないと勉強になりました。クトュルフと戦隊ものをつなげるなら、もっと面白くできたはずですね。今になって悔やまれます。
 何をしたいのか明確にしなかったのも敗因です。精進します。ご感想をありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。


いりえミトさん
 ご感想をありがとうございます! 投げやりな感じを気に入ってもらえてよかったです。しかし、冒頭のとっつきにくさはなんとかしたいですね。今回は文字数を稼ぐために冒頭をくっつけましたが、読みにくさにつながってしまいました。少しずつキャラを登場させて、少しずつ物語に引きこむのがいいですね。
 ご感想をありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。


茉莉花さん
 ご感想をありがとうございます! 楽しんでいただけたようでホッとしております。冒頭の読みづらさととっつきにくさは拙作の首を締めたようですね。最初からギャグテイストにするのが正解だったかもしれません。
 あとはキャラと設定の出し方ですね。気をつけていきたいです。
 ご感想をありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。


ナマケモノさん
 ご感想をありがとうございます! 素敵なパロディと言ってもらえて有頂天ですw 書いた甲斐がありました。世界が滅んだのはぶっとんだオチにしたかっただけで、深い意味はありませんでした。
 ご感想をありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。
 

nice185
pass
2016年05月13日(金)21時12分 ミチル作者レス
つとむューさん
 ご感想をありがとうございます! カレー推しが案外受けてよかったです。
 しかし、冒頭のとっつきにくさはどうにかしないといけませんね。設定語りを避けたいという意識しかなく、どうすれば冒頭で引き込めるかまで考えが及ばびませんでした。
 あと、合体は素晴らしいですね! 燃える展開にするために、もっと努力するべきでした。
 ご感想をありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。


ハイさん 
 ご感想をありがとうございます! 五人出ている時に混乱を招かなかったのは良かったです。
 冒頭と戦闘描写については、非常に悔しい思いをしております。掌編に振り切るか、短編として描写を増やすかすれば、違った印象になったかもしれません。
 ご感想をありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。


wさん
 ご感想をありがとうございます! ノリの良さをほめていただいたのは幸いです。
 アイディアだけ構築しても、面白さにつなげるまでにはいくつもの壁があると感じました。冒頭を読みやす来る配慮も筆力も、作品をより面白くしようという執念も足りませんでした。今回の企画では足りない部分が浮き彫りになったのが良かったです。
 ご感想をありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。


シュバルツシルトさん
 ご感想をありがとうございます! 神話と戦隊ものをつなげるのはなかなか難しかったです。作者の甘さが作品にも影響してしまったのだと思います。
 より面白くかけていれば、カレー推しも楽しませる事ができたかもしれませんね。
 ご感想をありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。
 

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2016年05月11日(水)19時50分 ミチル作者レス
たてばんさん
 ご感想をありがとうございます! カレーに紅しょうが合うんですかねー。僕にとっても未知です(おぃ
 全体的に文脈が分かりづらかったようで申し訳ありません。文章のつながりを変えるだけで随分と変わりそうですね。今後注意していきます。
 ご感想をありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。


たかセカンドさん
 ご感想をありがとうございます! ギャップ萌えはいいですね(何
 しかし、作者の戦隊に対する情熱が不足していたため、作品コンセプトの魅力が引き出せていませんでした。アイディアを思いついただけではいけませんね。クトュルフがDVDなんて見ていたら、愛おしさ倍増でしたね、惜しい事をしました。
 ご感想をありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。


兵藤晴佳さん
 ご感想をありがとうございます! バカ騒ぎ大好きです。
 ここまでやるなら、もっと盛り立てるべきでしたね。巨大ロボットという発想を執筆中に思いついていれば、拙作はもっと面白くなったと思います。
 貴重なご意見をありがとうございます。
 ご感想をありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。
 

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2016年05月09日(月)19時48分 ナマケモノ
 いつもお世話になっております。ケモノです。
 こちらの作品を読ませていただいたので、感想を残していきたいと思います。
 ミチルさんらしいコメディちっくなお話でした。読んでいる途中、ダゴンが女装している時点で吹いていた自分がいます。クトゥルフ神話はあまり詳しくありませんが、神様たちのキャラクターを魅力的に描いている素敵なパロディだと思いました。
 世界そのものが滅びちゃったのは、やりすぎだと思いますが。
 

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2016年05月08日(日)17時35分 ミチル作者レス
キーゼルバッハさん
 ご感想をありがとうございます! とても丁寧な読み込みに感服いたしました。具体的にどうすればいいのかアドバイスまでいただき、とても参考になります!
 物語の起伏については、本当に申し訳ありません;
 書き上げてから推敲すればもっといろいろな発想を埋め込めたのかもしれませんが、書き上げて満足した自分がいました。過去の自分をぶん殴ってやりたいです(ry
 作品と真剣に向き合う時間も設けなければいけないと思いました。
 ご感想をありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。


志田 新平さん
 ご感想をありがとうございます! 面白かったと言ってもらえてホッとしております。
 しかし、名前が似ていて読みづらいのは盲点でした。調べてみると、邪神の名前は発音が違っていても同じ邪神を指す場合があるようで。クトュグアとクトュバは同じ邪神のようなので、そっちにした方がよかったかもしれません。
 チャリオットについては、おっしゃるとおり描写不足ですね。物語の面白さを伝えるためにも気をつけたいです。
 ご感想をありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。



 

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2016年05月04日(水)11時06分 茉莉花10点
作者の方へ

茉莉花です。
貴作、拝読しました。

冒頭のかたい文体も好みではあったんですが、そこからギャグモノみたいになりましたね。
カレー食いのハスターの「カレーはいらない」というセリフがツボでした。

キャラクターは、このハスターとダゴンが立っていたと感じました。その次がクトュルフ。


いくつか難癖をつけると、冒頭からギャグモノにいくタイミングが個人的に合わなかったこと。
キャラクターを絞り込んで、ハスターとクトュルフの掛け合いを生かしたかたちにした方がいいのでは、ということでした。(ハスターとダゴンでもいいのですが、ダゴンよりもクトュルフの方が大物感がある感じはしますね)

この短さでキャラクターが割と多くいるので、物語がどこに進んでいくのか着地点がうまく予想できずもやもやしてしまった、ということも引っかかってしまいました。

いろいろと言ってしまいましたが、それでも楽しみながら読めたのはキャラクターの良さとギャグとして笑うことができたからです。
いい時間を過ごすことができました。

それでは執筆お疲れ様でした。
 

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2016年04月26日(火)00時18分 いりえミト10点
 『邪神戦隊クトュレンジャー』拝読しました。


 クトゥルフ神話を軸にしたギャグ作品でしたね。
 
 序盤は少し取っつきにくさを感じたのですが、読み進めるごとに笑えました。
 ハスターの「……カレーはいらない」連発が好きでしたw
 また、後半の『ボカボカボカボカ!』、『かつて彼らを虐げてきたエルダー・ゴッドをこてんぱんのギッタギタにやっつけたのである!』や、世界が滅んでしまうラストなどは、いい意味で投げやりな感じで面白かったです。

 序盤で感じた取っつきにくさの理由は、キャラの多さからでした。
 冒頭からキャラが4人も登場し、4人の名前が一斉に書かれ、その後それぞれの別名まで登場するので、把握するのに苦労しました。(そのあたりは、私がクトゥルフ神話に詳しくないから、という部分もあるかとは思いますが)
 いきなり4人登場というのは、やはり多い気がするので、最初は2人だけで、あとから1人ずつ加わるなど、キャラが把握しやすい工夫があると、なおよかったように思います。


 短いですが、以上です。
 執筆おつかれさまでした。

 

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2016年04月24日(日)15時19分 99kg20点
クトゥルフ神話とはまた難しい物を持ってくる。
これをどう表現するのか、と興味津々でしたが、中身はフツーのコント調でしたね。
正直この長さでこのツラさ、かなりツキイというのが感想です。
結局はカレーネタしか頭に残っていません。

誰が何であるのか、というのは割と気をつかってあると思います。
それでもこれだけの登場の必要があるかと言えばそういうわけでもない。
結局の所何をテーマにしたどういうお話だったのかがよく分からない、という所でしょうか。

クトゥルフ神話をモチーフにしてあるというのは合っているのですが、
実際には設定と名前を当てただけ、という感じですね。
それはオリジナル解釈としてよいのですが、それをあまり楽しめなかったという所です。

 

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2016年04月23日(土)23時27分 たぬき nY39lNOBNk0点
壮大すぎる爆発オチ(ではない)
「ギャグに言葉など不要」という熱い意思を感じました。カレーには……福神漬けを是非(ラッキョウも好きだけど)。
(す、すんません。クトゥルフを知らんので、ちょっと難しかったです。半漁人系ヒロインのダゴンは結構好きだった)

 

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2016年04月23日(土)12時48分 シュバルツシルト-30点
クトゥルフ神話と戦隊物の繋がりが感じられない。
クトゥルフ神秘性故に、これでは何でも当てはめられてしまう。
同じギャグをひたすらにしつこく繰り返されている印象。

 

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2016年04月23日(土)11時14分 w0点
読ませていただきました。
正直なところ、そんなに面白くはなかったんですよね。
純粋に筆力の差というか、冒頭からそんなに引き込まれることもなかったし。
今回、ギャグコメディー作品が多いようですが、ギャグコメディーって、作者の提供するギャグが読者の肌に合うか、波長が合うかどうか、という部分にどうしても負ってしまうところがあるのが難しいところで。そしてその合うか合わないかというのは、結局は筆力が高い作品の場合はすっと入ってくるのですが、本作品はなかなか厳しかったです。

とはいえ、悪いところばかりだったというわけではありません。
今回の企画のテーマは神話で、その中にはクトゥルフ神話というのもきっちり入っていて、クトゥルフも神話に入れていいんか?と大いに疑問だったのですが、そのクトゥルフをネタとして使ってきたのは良い試みだったと思います。また、ギャグコメディー作品は企画を盛り上げる重要な要素なので、読者を楽しませるために作者が楽しんで書こう、という姿勢が伝わってくる内容でした。なので、ノリは良かったです。それがあったからこそ、本作品がかなり早い段階から感想を多く集めたのだろうと思います。
けっきょうあれこれキャラが登場するのですが、クトゥルフ神話で名前を聞き覚えがある(ある程度ですが)ので、キャラを覚える苦労がそれほど無かったというのは良かったと思います。また、それらのキャラも戦隊ものレンジャーのパッケージに沿って、イエローはカレー好きなど、ちゃんと味付けされているのも良かったと思います。
簡単ですが感想は以上です。
執筆おつかれさまでした。

 

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2016年04月21日(木)08時43分 ハイ10点
ご苦労様です。
拝見致しましたので感想をば。


ニャル子さん好きなので、まあまあ楽しめました。
特に俗っぽいクトゥルフと、健気なダゴンちゃんが良いですねw
カレー好きのポジを押しつけられたハスターも良かったです。


さて、作品全体としましては、会話パートは楽しめるんですが、戦闘になるとメリハリが足りないのかいまいち……。



また、作品の書き方が掌編的で、短編以上の小説の書き方になってないんじゃないかな、と。
そのため、読後の満足感が薄く、物足りない感じになってます。
なので、この作品は完全に縮めて掌編にしてしまうか、描写とボリュームを一新して完全に短編化する必要があるかな、と感じました。


あ、五人もひとつの場面に出して混乱が無かったのは地味にすごいと思いました。
まあ、ツァトゥグァは基本寝てますがw
あと、人によってはツァトゥグァとクトゥグァは字面が似てるので混乱しやすいかも?


とまれ、そこそこ楽しませてもらいました。


それでは、執筆お疲れさまでした!
 

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2016年04月18日(月)22時08分 つとむュー0点
GW企画の執筆、お疲れ様でした。
御作を拝読いたしましたので、感想を記したいと思います。

五人の邪神が戦隊を組んだところ、
カレーで言い争いになって、世界が滅亡した、というお話でした。
というか、ロボは?
戦隊ものなのに、ロボは出てこないんですかーっ!(笑)

>「イエローはカレー食いだと決まっておる。おまえは全てを炎で飲み込む、食いしん坊じゃ。ピッタリじゃのう」

「イエローのカレー食い」って、
どのくらいの世代まで「常識」(笑)なんでしょう?
とっても興味があります。

個人的には、冒頭がきつかったです。
カタカナの固有名詞がバンバン出て来るので、困惑してしまいました。
自分のような物覚えの悪い読者にとっては、もう少し工夫があると嬉しいです。

戦隊もののパロディーとして、「乾杯戦士アフターV」というドラマがあって、
個人的に大好きです。
なにか、そんな感じの邪神版戦隊ものを目指してもらえると
もっと楽しめたんじゃないかと感じました。

いろいろと書いてしまいましたが、これでもか!というカレー推しが楽しかった作品でした。
拙い感想で申し訳ありません。
今後のご活躍を期待しています。
 

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2016年04月17日(日)09時40分 兵藤晴佳10点
邪神にはロクなやつがいない。
あたりまえです!
ドッグフードが人間の食い物じゃないのと同様に。

永遠ともいえる時間の中で暇を持て余した邪神たちによる、どうでもいいバカ騒ぎ。
そのキーワードは……。

カレー。

なんかどっと力が抜けます。
そもそも自己主張自体意味がないんでは……。

ここまでバカ騒ぎをするんなら、宇宙レベルの巨大ロボットが合体しないと。
惜しい。実に惜しい。

と思いながらも楽しませていただきました。
ありがとうございました。


 

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2016年04月16日(土)10時05分 たかセカンド0点
こんにちは。
「邪神戦隊クトュレンジャー」を読ませていただきました。

感想に関しまして私が思ったことを書かせていただきました。
納得のいく所だけ抜き出し、今後の執筆の糧にしていただけましたら嬉しく思います。

正直、クトゥルフ神話は「這いよれ! ニャル子さん」程度の知識しかありませんので、妙なことを意見してしまったら申し訳ありません。

最初のくだりですが、なんとなく恐ろしいイメージの邪神が戦隊を組みたいと言っている辺りの、ギャップに可愛らしさを感じてしまいました。

ただ、邪神たちが戦隊を組むと言うお話でしたが、全体を通して戦隊感があまりなくちょっと残念に感じてしまいました。
ハスターのカレー食いというエピソードはあったのですが、それだけでは弱いと感じました。

合体技、巨大ロボット等など、いわゆる戦隊者のお約束展開をもう少し入れ込んでほしいと思いました、

バトル展開は、もちろん戦隊物では無くてはならない要素ですが、ノーデンスがそのために用意されたただの舞台装置のような役割に見えて仕方がありませんでした。

ノーデンスが何故現れたのか。何故敵対しているのか。
私はクトゥルフ神話の知識がないためその辺りの説明も少々欲しかったです。

折角恐ろしい邪神が戦隊物をやる、という可愛らしいギャップを表現できる素材ですので、たとえば、日本に行って戦隊物を勉強する。戦隊物のDVDを取り寄せ勉強するなどの展開を読んでみたかったです。

その際、なんとか口先八寸でクトゥルフがみんなを説き伏せ、「よーし! みんなでやるかー」など意識をそちらに向けてほしかったです。

いろいろと意見を言ってしまい申し訳ありません。

以上となります。

このたびは有難うございました。
 

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2016年04月26日(火)22時32分 たてばん L2TtHY/jcg0点
 執筆お疲れ様です。
 拝読しましたので、思ったことや気になったことを残したいと思います。

 《文章》
 > チャリオットがハスターへ突撃する。対抗して、ハスターの黄衣は雷に変化した。
 >雷に正面から突っ込んだ夜鬼が悲鳴をあげる。夜鬼の全身がしびれ、動かなくなる。
 こんな感じで名前と二つ名で物語が進むことがあり、誰が何をしているのか混乱する時がありました。二つ名はキャラの呼び方にして、三人称で物語りの状況説明の時は名前にした方が読みやすいと思います。

 >クトュグアは通常の空間には収まりきらないような、広大な炎だ。
 通常の空間の大きさがわからないので、『太陽系が十個あっても収まらないほどの、とてつもない広大な炎だ』などと、読者がイメージしやすいようにしてあげた方が良いと思います。

 >クトュグアはあらゆる世界を跡形もなく燃やす力がある。灼熱の威力は上限を知らない。
 最初の各キャラ登場にこのような説明がありましたが、正直くどく感じました。
 なんの神話を使ったかわかりませんが、神話の設定をそのまま説明しているように感じ取れます。

 >「おお、ダゴンではないか! よく似あっておるのぅ」
 >いや、ありえない。
 ここは、ダゴンがフリフリのスカートを履いているのがありえないのでしょうか?
 今までいなかった者が現れたので、てっきり死人が生き返ったのかと思いました。
 
 あと、ノーデンスを倒す描写が『ボコボコ』だけだったので、そこを省略したいなら、戦隊物の特権の必殺合体技を使うと一撃で決められると思います。
 地の文も少なく感じました。

 《設定》
 みんなスゴイ力を持っているのに、場所が宇宙の外側のせいで生かし切れていないと思いました。スゴイ力なら、他の星を壊さないように闘わなくてはならないとか、足枷を作ったほうが面白みが出ると思います。
 ダゴンのスカートの必要性も無いと思います。実は、スカートをしてることによって力が倍増するとかならわかるのですが。
 ノーデンスの強さは良かったと思います。みんなで力を合わせて強い敵を倒すのは戦隊物の醍醐味です。

 《構成》
 日常から敵が現れて倒すという、わかりやすい展開で良かったと思います。
 ただ、なんの葛藤も無くて力のゴリ押し展開なので、アイドルのダゴンをノーデンスに捕らえさせて救出劇などの物語性が欲しいと感じました。
 オチも無理矢理辻褄を合わせて終わらせた感じがします。
 世界を滅ぼす必要もなかったと思いますし。
 
 《総評》
 地の文をもう少し足して状況をイメージしやすくするだけで、かなり読みやすくなると思います。
 敵が現れて倒しただけなので、執筆枚数を増やして敵を倒す成り行きの話をつけると今作の魅力も自然と上がると思います。

 まだ試したことがないので、今度カレーに紅ショウガを入れて食べてみたいと思います(笑)

 未熟者の身でいろいろと口出ししてすみません。
 企画参加お疲れ様でした。では、失礼します。
 

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2016年04月15日(金)16時13分 志田 新平 2XEqsKa.CM20点
作品拝読いたしました。

面白かったです。ハスターのカレーネタ、笑えました。
ピンクのダゴンというのもなかなかインパクトありました。「這いよれニャル子さん」という作品でしかクトュルフ神話は知らないのですが、楽しめました。

○少し分かりにくいかなと思った点

クトュグアとツァトゥグァ
名前が似ているので少し分かりにくかったです。

ノーデンスのチャリオット
チャリオットは古代の戦車だったと思いますが、もう少し描写があってもな、と思いました。
「チャリオット」はそこまでメジャーな単語だとは思いませんので…。

色々細かいことなのでスルーしていただいて構いません。
何にしろ笑わせて頂きました。
それでは執筆お疲れ様でした。



 

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2016年04月14日(木)22時59分 キーゼルバッハ10点
 キーゼルバッハと申します。読まさせていただきましたので感想を。


(設定)
 クトゥルフ神話をテーマに、四体のグレート・オールド・ワン
 と呼ばれる邪神たちが繰り広げる、コミカルでどこか憎めない
 やり取りを繰り広げながら、喧嘩したり、協力したり、楽しげ
 な内容で、楽しく読まさせていただきました。
 ただ、最初に一同が会する緊張感のある場面から、クトュルフ
 が突飛なことを言い出して、コミカル調になる場面において、
 そこからテンションが一気に上るにはいいのですが、ギャグ作品
 であるがゆえに、そこから上がったまま物語の起伏が、あまり
 無い一定の調子だったゆえ、読者側からすると、少し疲れて
 しまうかもしれません。  
 

(キャラ)
 
水のクトュルフ
      :大きな翼をもち、巨大な手足にはかぎ爪があり、ヒゲは触手の
       ようにうねっている。
       名状しがたき、グレート・オールド・ワンの一人。
       威厳と貫禄のある風貌でありながら、実はメンバーの中で一番
       おちゃめである。
       邪神戦隊クトュレンジャーを結成した張本人。
       リーダーであるレッドにこだわっていたが、言いくるめられ、
       ブルーでリーダー役をすることになる。物分りは良い方。
       この物語の実質主人公であり、ボケ担当。ダゴンがお気に入り。
       この物語のテンポを引きげてくれる重要なキャラクター。
       しかし、最初から終盤まで同じテンションであるために、
       物語の起伏が少なくなって、少々退屈に感じてしまいました。


火のクトュグア
      :火の邪神で、いける炎である、名状しがたき、グレート・
       オールド・ワン・の一人。
       怒りっぽいし、喧嘩っ早いけど、一番常識人かも。
       水のクトュルフとは犬猿の仲らしいけど、そこそこ中が
       良いときもある。喧嘩する程なんとやら……。
       邪神戦隊クトュレンジャーの結成には、乗り気じゃなかった
       けど、リーダーはともかく自分のパーソナルカラーである
       レッドだけは絶対に譲らなかった。
       コンビネーションで、ノーデンスを倒すなど、何だかんだ
       言っても、やるときはやる奴。でも、すぐカッとなって、
       宇宙壊しちゃうドジっ子。
       クトュルフとの掛け合いは中々面白かったのですが、
       物語の起伏が少ないことも相まって、キャラについて
       まだ物足りない、印象でした。もうひとくせ、ふたくせ
       欲しかったです。
       

地のツァトゥグァ  
      :巨大なヒキガエルらしい。
       名状しがたき、グレート・オールド・ワンの一人。
       終始、寝ていていびきをかいていた。
       でも、ノーデンスと戦った時には、みんなと協力して、
       大きな岩を出して戦った、やるときはやる奴。
       でも、ほとんど寝てる。この物語の中で、一番空気かも。
       怠惰なキャラは良いと思ったのですが、あまり印象に残って
       おらず、キャラが薄いかなといった印象です。
       もっと、このキャラには個性が欲しいと思いました。

風のハスター
      :黄衣を羽織るこの物語の中で、唯一の人型?邪神。
       グレート・オールド・ワンの一人。
       あまり喋らず、くっくっくっとよく笑っているので、
       もしかしたら、かっこ良くなりたいお年ごろなのかも。
       最初、イメージカラーと違うグリーンにさせられそう
       になったけれども、文句も言わなかったくらい、興味が
       無かったけれども、のちにイエローになったあとは、
       イメージだけで、カレー食いとあだ名を付けられ、それ
       からずっとカレーを食べさせ続けられた可哀想な奴。
       しかし、ノーデンス戦では一度死んでも生き返るという
       グレート・オールド・ワンらしい能力も発揮し、強力して
       ノーデンスを倒すことに成功した。でも、カレーを食べ過
       ぎて見るだけでも嫌になっちゃった可哀想な奴。
       この物語のキャラで、一番好きなキャラです。

ダゴン   :クトュルフの下僕? で多分女の子の魚人。
       クトュルフに心酔しているみたいで、体をはって助けようと
       したほど。クトュルフにも可愛がってもらってる。
       設定的には可愛いんだろうなとは思うのですが、いかんせん
       魚人なんでどうにも可愛く思えませんでした。
       実質、この物語のヒロインなのですが、想像すればするほど
       生々しい魚を思い浮かべてしまうほどw
       ただ、クトュルフのことをなぜそんなに信望するのか、過去
       エピソード等を挟めば、もっとこのキャラに感情移入でき
       たのかな? と思いました。まだ物足りなさを感じるキャラです。

ノーデンス :チャリオットに乗っているたくましい体つきの老人。灰色の髪と
       、豊かな髭を生やしている。
       偉大なる深淵の主、大帝の異名を持つエルダー・ゴッドであり、
       実質この物語のラスボスである。
       それゆえ、圧倒的な力でグレート・オールド・ワンたちを圧倒
       するが、邪神戦隊クトュレンジャーとなり、お互い協力し合った
       クトュルフたちには力及ばず、敗北してしまう。
       中々貫禄のあるおじいさんでしたが、ラスボスとしては、まだ
       弱いかな? と思いました。もう少し、苦戦するところや、
       ハラハラ・ドキドキする場面がほしいと感じます。それが、
       この物語の起伏の少なさにも繋がっている気がします。

(世界観)
 
 世界観に関しては、有名なクトゥルフ神話を舞台にしているということで、
 広大な宇宙という舞台ながらも、イメージしやすかった印象です。
 ただ、オリジナリティという意味では、ありきたりであるかもしれません。
 もう少し、作者様のクトゥルフ神話に対するイメージや、個性を感じられ
 るような世界観で、読みたかったなと個人的に思いました。

(文章)

 文章は、読みやすく特に引っかかるところもなくすんなり読めたので、
 最後まで一気に読むことが出来ました。
 しかし、コメディでハイテンションの描写が、起伏無く続いている印象
 だったので、読んでいてやや疲れる気がしました。

(テーマ)

 クトゥルフ神話を舞台にしているとうことで、企画のテーマにちゃんと
 沿っている物語だという印象でした。ただ、スタンダードなクトゥルフ
 神話そのものといった印象で、作者様のオリジナリティはあまり感じられ
 無かったと思います。もう少し、作者様のひねりがほしかったかな、という
 印象であります。
 

(総評)

 ギャグでありながら、ちゃんと起承転結もあり、最後の締め方はやや強引
 ながらも、ちゃんと作品としてまとまっているなという印象でした。
 また、文章についても読みやすく、最後まですんなりと読み進めることが
 出来たという印象です。
 また、キャラについても十分個性的で、この物語をやや強引似ではありま
 すが、ちゃんと引っ張っていっているなと思いました。
 しかし、コメディ作品であるがゆえに、最後までハイテンションで、物語
 の起伏が少なく、読んでいて少々疲れてしまいました。
 また、キャラについても、もう少し個性が欲しいキャラも多々いるという
 ことで、そういった意味でも物足りなさを感じる物語でした。
 

それでは、GW企画お疲れ様でした。また機会がありましたら、読ませていただけると嬉しいです。

キーゼルバッハでした。

 

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