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雪森 愛
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              跡地化しました
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いりえミト 

2015年12月27日(日)21時53分 公開
■この作品の著作権はいりえミトさんにあります。無断転載は禁止です。

■作者からのメッセージ
跡地化しました。

2016年01月24日(日)21時04分 いりえミト作者レス
●とよきちさんへ
 おひさしぶりです。


>まさかいりえさんだったとは予想してませんでした

◆私、企画で作者を当ててもらったことが、ほとんどないんですよね。
 「予想外でした」と言われて喜んでいる人もよくいますけど、私は逆に当ててもらいたいです。
 自分の世界観が確立できていないことが当ててもらえない理由だと思うので、そのあたりも頑張りたいです。

>紙の本で短編集の一つとしてあっても違和感はないと思います
>特に冒頭の文章はいいですね

◆ありがとうございます。
 冒頭の文章については、今回は別に上手く書けたとは思っていませんでしたが、「引き込まれる冒頭にしたい」とは常々思っています。
 
>『雪像』を作る過程、それに漫画家志望の人間の知識とかも散りばめられたりして

◆やはり細かい知識は必要だと思うので。
 雪像は私自身が作ったことがなかったので、ネットで調べました。
 漫画は昔自分が漫画家を目指していたのでその経験、ただ持ち込みなどはしたことがなかったので、そのあたりは漫画の『バクマン。』で得た知識ですね。
 いずれも、実際とは違っている部分もあるとは思いますが。

>ほんのちょっぴりだけファンタジーを入れてみると面白くなるかな、と感じます。

◆最初は雪森愛にしゃべらせる予定だったんですが、いざそのシーンを書いてみたら、どうにも上手く書けなかったので、このような形にしました。
 ただもうひとつ理由があって、以前の作品で後半にファンタジー要素をいれてみたところ、それが不評だったため、今回は取りやめたということもありました。
 作品の内容が違うため単純比較はできないですし、もちろん読者にによって感じ方も違うというのもあるのでしょうが……難しいですね。

>雪森愛の設定があったじゃないですか~あれを使って最後にファンタジックな演出に使えないでしょうか

◆なるほど、それは考えなかったですね。
 「スノーゴーレム」の設定を使えば、動くともしゃべるとも違うファンタジー要素を入れられたかもしれませんね。

>タイトルが雪森愛なのに、彼女の存在感がイマイチ薄く感じたというのもあります

◆そうですね。
 そういえばファンタジー要素を外したことで、結局雪森愛は「ただの雪像」になってしまっていますからね。
 そういう意味では作品のアピールポイントを見失った感もあるので、今後はそのあたりも気をつけたいですね。

>いりえさんともまた戦いたいですメラメラ

◆今回は企画の参加者も少なかったので、特にとよきちさんのような上位の常連者には積極的に参加して企画を盛り上げていただきたいです。
 私ととよきちさんの対戦成績は今のところ私の全敗なので、一度くらいは勝ちたいと思っていますw


 それでは、感想ありがとうございました。
 

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2016年01月23日(土)20時43分 とよきち ox.6AyoUpQ
いりえさんお久しぶりです。
いつもお世話になってます、とよきちです。
やー、蓋を開ければびっくりですね。まさかいりえさんだったとは予想してませんでした。優勝おめでとうございます!
それでは拝読したのでさっそくさっそく。


印象としては、きちんと『小説』になっているな、と思いました。紙の本で短編集の一つとしてあっても違和感はないと思います。文章力、特に冒頭の文章はいいですね。内容的に特に引きつけられるものは(冒頭には)あまりないのですが、文章だけで引っ張られた感があります。今企画で前作品をザッとさわりだけ読んでみた中で、一番トキメキを感じました(あ、ここまでは作者公開される前に書いた感想になります。いりえさんの地力は知っているので逆に失礼に感じてしまうかなと思いまして、一応補足をと)。

さて、内容ですが。
『雪像』を作る過程、それに漫画家志望の人間の知識とかも散りばめられたりして、そういった専門的な知識や巧みな文章が今作を地に足をつけたものにしているのだと思います。

すでに色々感想が出ているのであまり言うことはなさそうですが、個人的にはほんのちょっぴりだけファンタジーを入れてみると面白くなるかな、と感じます。
例えば、主人公が作った雪森愛の設定があったじゃないですか。設定を忘れてしまって具体的な案は言えないのですが、あれを使って最後にファンタジックな演出に使えないでしょうか。
雪像が動き出す、というのはやりすぎにしても、ギリギリリアリティーを壊さない程度にやれたら面白みを作れると思います。タイトルが雪森愛なのに、彼女の存在感がイマイチ薄く感じたというのもあります。御作のように、現代の話にファンタジックな要素があるお話というのは、上に上げたような『ちょっぴりファンタジー』と相性がいいと思うんですよね。入れてみてもあまり浮かないですし、ちょっとしたサプライズにもなると思います。

短いですが、自分からは以上となります。実は最近とんと感想を書いてなかったので、こういった思いつきのアイディアくらいしか書けなくなってるんですよね。ご容赦を(笑)

そして改めまして、企画優勝おめでとうございます! いりえさんともまた戦いたいですメラメラ。
それではいりえさん、ごちそうさまでした!
 

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2016年01月23日(土)14時36分 いりえミト作者レス
●羽田さんへ
 いつもお世話になっています。


>現代劇で、かつ主人公の心情を中心とした物語は小生には苦手でして

◆私の場合は逆にそういうのしか書けなかったりします。

>海洋がヒロインだと思って読みはじめていたら、美少女の雪像がヒロインだったとは

◆海洋を美少女にする案もあったのですが、あえて生身の少女を出さないことで、この作品の特徴が生まれると思い、この形にしました。
 「雪像の少女」というのは、今回の作品の出発点となったアイデアでしたが、概ね好評をいただけたのでよかったです

>雪像の作り方も詳細に書かれており

◆雪像は作ったことなかったんで、ネットで調べました。私は九州在住なので、雪積もること自体が珍しいです。

>海洋との友情が深まっていく所も自然でした
>雪像を壊すか、壊さないかを転にするなど、ストーリーも見事でした

◆ありがとうございます。

>主人公と海洋のキャラクターが似すぎている様にも思えました

◆なるほど、そうですね。
 二人とも大人しい感じなので、どちらかを熱血キャラなどにするとよかったかもしれないですね。
 他の方からご指摘をいただいた「創作論で対立するべき」というのにも通じるところですが、やはり「ストーリーを進めるのに都合のいいキャラ」になってしまっているのは問題ですね。
 私の場合はストーリーから先に考えるため、どうしてもキャラが操り人形になりがちで、そこは弱点だと思っています。
 特にラノベの場合だと魅力的なキャラがいるのが大前提で、キャラを引き立てるストーリーにすることが重要だと思うので、なんとかこの壁を乗り越えられるように頑張りたいです。

>今回は、時間が取れず不参加でしたが、次の機会には共に競いたいと思います

◆ここ2回の企画では入れ違いになってしまったので、次回は競作できるといいですね。


 それでは、感想ありがとうございました。
 

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2016年01月22日(金)21時10分 羽田 YjsWqh8B4w
 企画優勝、おめでとうございます!
 すっかり出おくれました。企画中に読んであったのですが、いりえさんの作品でしたか。
 もう、いらないかも知れませんが記憶を頼りに感想を少々。

 さわやかな青春劇でした。現代劇で、かつ主人公の心情を中心とした物語は小生には苦手でして、とても参考になりました。
 てっきり、お題から海洋がヒロインだと思って読みはじめていたら、美少女の雪像がヒロインだったとは、虚を突かれました。
 文章も読みやすく、雪像の作り方も詳細に書かれており、雪像が小生にも作れる様な気がしてくるほどでした。
 起承の部分で、海洋との友情が深まっていく所も自然でした。
 「この流れで、どうやって転結に持っていくのか」と思っていたら、雪像を壊すか、壊さないかを転にするなど、ストーリーも見事でした。

 後は苦言というほどでもないのですが、主人公と海洋のキャラクターが似すぎている様にも思えました。
 もう少し対比的な、キャラクターでも良かったように思います。

 とは言え、優勝も納得の作品でした。点数が付けられれば20点以上にしていたと思います。
 今回は、時間が取れず不参加でしたが、次の機会には共に競いたいと思います。
 執筆、お疲れ様でした。

 

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2016年01月21日(木)13時24分 いりえミト作者レス
● 天田龍太郎 さんへ
 返信に対する返信があるとは思わなかったので、どうしようかと思ったのですが…既読無視みたいなことするのもアレですので、簡単にではありますが返信します。
 これに対するさらなる返信はご遠慮くださいな。別に嫌ではないんですけど、キリがないので……。


※一部、妙な持論を長々と展開してしまい、恥ずかしくなったので削除しました。

>『バクマン。』

◆結構好きな作品です。単行本までは持ってないですが。(同作者の『DEATH NOTE』は全巻持ってます)
 あの作品の場合は、高校在学中に連載してますから、現実じゃありえないレベルの若さですね。

>「クソ編集って皆こういうコト言いそう(笑)」

◆実際そうだと思いますし、もし公募に出すなら、もっと「ラノベらしさ」を意識しないとダメだなとも確かに思っています。
 ラ研に出すときには「ラ研向け」と割り切って書いていますし。

>『冴えない彼女の作り方』

◆読んだことがないので、チェックしてみます。

>「突き抜けるモノを持っていない」って、実はいりえミトさんの自己評価が反映されているのでは?

◆思いっきりそうですw 自己評価っていうか、ラ研の感想で言われることですけども(本作でも言われてますし)。

>取り合えずラノベや商業を意識せず、とにかくここに向かってボールを投げたんだ! というコトであれば

◆というか、企画に参加したい一心で、とにかく思いついた話を書いただけでした。

>公募用の作品は作品で書いていますよね

◆いや、実はまったく書いていません。公募に出したい気持ちもあるにはあるので、がんばりたいです。


 それでは。
 

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2016年01月19日(火)07時55分 天田龍太郎
 初めまして。いえいえ、俺なんて駆け込み参加で稚拙なモノを晒しただけですのでw あまり作品数を読むことも出来なかったし。そちらこそお疲れ様でした。
 何かこうこっちのレスの末尾でも拙作を褒めていただいて結構救われるモノがあるんですけれど、いりえミトさんは他の参加者の方々にもポジティヴな返信をされている感じで、こういうイケメンには敵わないんだよなあ……と感じました(笑) いや、性格の話です。
 やっぱり色々と楽しんで、繋がりを強化できる人は強いですね。

 24歳でプロデビューって聞くと、何となく最近最後の方だけ再読した『バクマン。』を思い出しますね……あっちはもっと若くからデビューしたんだっけな。
 俺は御作を読んで、そういったクリエイター系物語と、この作品は並び立ち得ると感じましたけれどね……。ただ『あざとさ』と『深刻さ』が足りないかな、とは思いましたが(笑)
 俺の「もっとヒロインを出せよ!」的なアドバイスについては、「クソ編集って皆こういうコト言いそう(笑)」と思いながら書いていましたw でもまあ、真理であるところもあると思うんですけれどね。結局、美少女が出てきた方が皆楽しい感。
 御作を読んで、一番思い出したのが『冴えない彼女の作り方』だったんですよね。まだ読んだことがなかったら、ぜひぜひ読むことをオススメします。『冴えカノ』はアニメは流し見してしまったんですが、原作を読んでみたら夢中になってしまってw
 御作、すげえクオリティ高かったんですよ。でも、ヒロインがいないなあ……と。あと、創作の苦しみはちゃんと伝わってきたんですけれど、もっとなんかこう突き抜けて欲しいんですよね。
 『冴えカノ』を読めば、こうヒロイン&創作的な物語の魅力は伝わると思う! いやなんで俺はこんなに『冴えカノ』を推しているのかなw 角川書店の回し者なのかな(※いいえ違います)。
 リメイクする気はない、公募には出すつもりはないって書いてあって、勿体ないなあ……というのは感じちゃいましたw 俺も創作論めいたモノもネタの一部にして、駄作を書き下ろしたワケですけれど、アレはぜひぜひ書き直して、投稿室にでも上げようかな、と考えています。

 主人公と相方の対立については、「プロ志望だけれど突き抜けるモノを持っていない」主人公が、相方の「高過ぎる理想ゆえの苦しみ」に叩き潰されるといいんじゃないかと思いました。
 相方のキツい指摘を受けて、主人公は編集に食らったダメージよりも強いダメージを受けるワケです。で、一旦死にたくなるくらいになる。でも何とかそれを乗り越えて人間としても創作者としても一段成長する――とかだと面白いかな、と。
 ちなみに「突き抜けるモノを持っていない」って、実はいりえミトさんの自己評価が反映されているのでは? やっぱり創作モノを書くと私情入るよね、とちょっと思いましたw 俺もそうだし。

 現状、ラノベ界を見渡してみると、大体人気を取っているのは『異能バトル』か『ラブコメ』です。前者にはなれないとしたら、後者を目指すのが王道な気はします。ですが、それをしないとしたらもう極限まで創作の苦しみを表現するのがいいんじゃないかな、と思いますね。雪森愛は好感度が高い作品なんですが、好感度が高すぎるんですよねw うまく言えないんですが。創作者として、何か前向きになれるのはいいんだけれど、できればもっと抉って欲しいみたいな感じは受けました。

 俺もラ研目当てのウケ狙いをして、その上で大失敗しているので、俺よりは全然マシじゃないかと。

 最後に喋ってもヒロインになるかなあ……。ライトノベルのヒロインって、主人公と行動して、日常的に影響を与える存在のコトを指すので、象徴じゃないと思うんですけれど。いや、ノンヒロイン小説をある意味では目指していて、リメイク予定もないならまあいいんですけれど。

 恋愛モノかつ創作論のシリアスさを出したらグッと良くなると思うなあ……まぁ、確かにテンプレにハマる感もあって、それがイヤなのはわかるんですが、商業でやるってどこか積極的にテンプレにハマらないとやっていられないところがあって、それを作者が楽しく思えるかどうかが大事なのかも。

 取り合えずラノベや商業を意識せず、とにかくここに向かってボールを投げたんだ! というコトであれば、御作は評価されたワケですし大成功という感じじゃないでしょうか。

 というワケで返信でした。
 まあ、いりえミトさんも公募用の作品は作品で書いていますよね。俺はどっちかっていうと創作よりも批評寄りで生きてきてしまった凡人なので、あとちょっと方向性をいじれば商業でも十分通用する創作能力はホント羨ましく、色々書いてしまってすいません。初めましてなのに……。
 

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2016年01月18日(月)19時31分 いりえミト作者レス
●モンハンほもさんへ 
 バンジーほもさんと同一人物ですよね? おひさしぶりです。企画参加、おつかれさまでした。


>「雪の美少女」という発想、創作をしている人間なら誰しも共感できる内容

◆このあたりは、期待を遥かに超える高評価をいただけました。

>やっぱり動く雪森愛が見たかったな
>命が吹きこまれた雪森愛の物語が読みたかったです

◆なるほど。
 動くことは考えていませんでしたが、最初はしゃべらせる予定ではありました。
 しかしいざそのシーンを書いてみたら、どうにも上手く書けなかったので、このような形にしました。そのへんは、もうちょっと頑張ったほうがよかったかもしれないですね。

>海洋君の造型についてはイマイチ掘り下げが足りなかったと思いました

◆私自身がフィギュアに詳しくないため、海洋の悩みは深く掘り下げることができなかったと自分でも思います(青島の方は、私自身が漫画を描いたことがあるので、わりとすんなり書くことができたんですが)。
 また、「雪像作り」のほうばかりに気を取られ、「フィギュア制作」についてはほとんど調べものをしなかったので、そのあたりは失敗したと思っています。
 『SHIROBAKO』のことはよく知らないので、チェックしてみます。

>自分としては別にホモ成分はいらないですけど

◆じゃあ、その名前はなんなんですかね…(困惑)

>楽しんで読了した

◆ありがとうございます。


 それでは、感想ありがとうございました。
 『ドジッ子サンタの服部さん』は服部さんの設定が面白く、とにかく笑える作品でした。個人的に一番ツボだったのはオルフェーヴルでしたがw
 モンハンほもさんの作品はヒロインが魅力的なので、次回も期待しています。

 

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2016年01月18日(月)19時29分 いりえミト作者レス
●青出さんへ
 おひさしぶりです。企画参加、おつかれさまでした。


>明確なテーマ設定

◆ありがとうございます。登場人物の成長、というのは重視している要素なので、伝わったのであれば幸いです。

>情報の出し方
>雪像の作り方

◆チキンゆえに細かいツッコミを恐れてしまうたちなので、細かい情報も書くように気を付けています。上手くできていたならよかったです。
 雪像の作り方については、私自身よく知らなかったので、ネットで調べました。わからなかったところは想像で補っているので、違う部分もあるかもしれませんが。

>雪森愛という少女

◆今回の作品の出発点となったアイデアでしたが、概ね好評をいただけたのでよかったです。

>破壊力のある山場があるといいかもしれません

◆これですよねぇ。
 「小さくまとまってる」ってやつですね。毎回言われるんですよ。自分では頑張っているつもりなんですが、どうしても殻を破れない感じがあります。
 皆さんの作品やプロの作品を参考にして、山場を盛り上げる方法を模索していきたいです。 

>たとえばこの季節を春にするということも考えられるかなあと思います

◆なるほどです。
 舞台を雪国にすればそれも可能でしょうか。当方雪がほとんど積もらない地方に住んでいて、雪国の暮らしがイメージしにくく、その点が難しいかなとは思いますが。
 ただ、ご提案の展開は面白いですね。そういう展開を思いつかないのが私の弱いところですが、克服できるように頑張りたいです。

>青島に挫折を与えるといいのかなと思います

◆うーん、持ちこみの件で十分かとも思っていましたが、普通でしたか。
 より大きな「ドラマ性」というものを意識しながらストーリーを練ることを心がけたいですね。

>→“海洋と顔を合わせ、あの雪像と対面した、~”

◆あ、なるほど。自分でも対峙はなんか違和感があると思っていたんですが、確かに対面のほうがしっくりきますね。

>もう少しここでもがいてもらいたかった気もします

◆そうですね。このあたりは上手く表現できなかったです。
 とにかく全体として、話を盛り上げるのが苦手なので、少しでも上達できるように頑張りたいですね。


 それでは、感想ありがとうございました。
 『リゲル、夜明け前が一番暗いんだ』は、設定や世界観が独特な作品でしたね。企画参加作の中でも異彩を放っていたと思いますが、そこが魅力的でした。


 

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2016年01月18日(月)19時28分 いりえミト作者レス
●wさんへ
 はじめまして。感想での企画参加、おつかれさまでした。
 私はラ研暦が長いのでよく存じています。ラ研のレジェンドから感想をいただけてうれしいです。昔高得点にあった作品をいくつか読んだのですが、『青春ツンデレデレデレ』が特に好きでした。
 

>海洋堂のフィギュア

◆そういえばこの前(この作品を書いたあとですが)買い物中に、ガチャの『恐竜発掘紀 白亜紀 最強恐竜の時代』というのを見かけまして。「おお、これがあの海洋堂の」と思い、ひとつ買ってみたところ、トリケラトプスが出ました。ガチャのカプセルに入るくらいなんで小さいんですが、クオリティには目を見張るものがありますね。ちなみに、それ以外にフィギュアの類はひとつも持っていません。

>結論からいうと、ラストで二人が大成功、というのが大きすぎるのではないかと。
>オレたちの本当の戦いはこれからだエンドだったら、もっとすんなり受け容れることができていたと感じます。

◆うーむ、なるほど。
 他の方からも指摘をいただいている部分なので、確かに問題だったようです。
 実は、最初に考えたときは『やりたいことがない主人公が、フィギュア制作という目標を見つける』みたいなラストにする予定でした。
 でも、「そんな終わり方じゃ面白くないんじゃないか?」と考え(以前別の作品で「オチは極端にしたほうがいい」という指摘をいただいたことがあったので)、主人公を漫画化志望者に変更し、このような終わり方にしてみました。
 それが裏目に出た感じでしょうか。難しいですね。

>「これって単なる傷のなめ合いじゃね?」というものでした。
>そこからプラスへ持っていくには、単なる傷のなめ合いだけではない何かが無いと物足りないと思いました。

◆そうですね、確かにそうかもしれません。そのあたりは正直作りこみが足りませんでした。

>自分の長所はキャラだ、と気付く部分が納得できませんでした。
>特に努力したという部分も描かれていないため、雪森愛のマンガがヒットするというのに結びつきませんでした。

◆申し訳ない、このあたりも完全に話の都合でした。
 ご都合主義は毎回指摘を受けるので、自分の悪いところだなぁと思います。
 「わかってるなら投稿前に修正しろよ」と言われたら返す言葉はないんですが……次回は克服できるように頑張ります。 

>二人がぶつかり合う場面にしても、創作のことについてぶつかり合うべきところ

◆なるほどです。
 これは他の方からも指摘をいただいた部分ですが、自分では気づかなかったので、大変参考になりました。
 うーん、創作論の対立を書けなかったのは、私自身がロクな創作論を持っていないからかもしれません。そういう意味でも、もっと勉強しなくちゃなとは思いますね。

>もっともっと主人公や海洋の努力する場面や創作についてぶつかり合う場面を書き込まないと不足だと思います。

◆そうですねぇ。確かにこのラストだと、簡単にプロになって成功しているように見えるので、クリエイターの世界の厳しさを表現できていませんでした。
 私自身は努力なんぞまったくしていない奴なので、そのせいでそのあたりの作りこみが甘くなってしまったのかもしれないです。


 それでは、感想ありがとうございました。

 

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2016年01月18日(月)19時26分 いりえミト作者レス
●タカテンさんへ
 いつもお世話になっています。企画参加、おつかれさまでした。


>今回の企画テーマに真っ向勝負している

◆これまでの企画ではテーマがおざなりになりがちだったので、そう言っていただけるだけでも、よかったです。

>改善点がブレている

◆申し訳ない、これは書き方が悪かったです。
 「オリジナリティがない」というより、「特筆すべき長所がないために平凡な作品にしか見えない」ということを言いたかったんです。
 編集者の「真似っこにすぎない」という言葉は余計でしたね。
 それに、ご指摘の通り最初から「キャラが弱い」という指摘にしておいたほうが、話の流れも自然になりますし、よりわかりやすくなりますね。

>海洋に創作者としてのこだわりが感じられない

◆このあたりは、そうですね。他の方からも指摘をいただいていますし、確かに問題だったと思います。
 海洋のキャラは完全に操り人形でした。毎度のことなので、正直もう改善の見込みはないと思いますが、少しでもごまかせるような技術を身に着けたいです。
 また、最初の予定では、二人であれこれ話し合いながら雪森愛のキャラを作りこんでいく、という流れにするつもりだったのですが、主人公一人でキャラを作る流れのほうが書きやすいと思い、変更しました。
 そういうふうに甘えてしまうのがイカンなと自分でも思います。精進します。

>衝突するのならば、雪森愛を壊す、壊さないではなくて、先述したように雪森愛の設定そのものじゃないでしょうか。

◆なるほどです。
 確かに、そのほうが「お互いの長所に気づく」という流れが自然になりますね。長所に気づく流れは強引だなと自分でも思っていたので、目からうろこが落ちた気分です。
 それに、「意見のぶつかり合い」という展開は、確かに面白いですよね。私も、ハンターハンターで幻影旅団員が団長を助けるか助けないかでもめるシーンなんか、すごく好きです。
 それを自分で書けないのは、私自身が臆病な平和主義者なせいかもしれませんが、とにかく少しでもマシなものを書けるように頑張りたいです。

 
 それでは、感想ありがとうございました。
 『ヒロインになんか絶対にならないっ!』は、別の意味でぱんつが足りないエロコメでしたが、とにかく笑わせていただきました。タカテンさんの本領発揮という感じで、「書いていて楽しかった」というのもうなずけます。作者?もちろんすぐに分かりましたw
 それから『本編』、読ませていただきました。(前回勝手に最終回扱いしてごめんなさい)
 いやはや、思わず「どういう親子だよwwww」と画面に向かってツッコんでしまいましたわw
 お父さん面白すぎですねw というか、年を取ってもアニメに偏見を持たず、自分が興味を持ったことに積極的に取り組む姿勢が素晴らしいと思います。
 ともかく、タカテンさんの面白さのルーツがわかった気がします。やはり血筋か……。
 次回の『本編』も楽しみにしていますw

 

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2016年01月18日(月)19時19分 いりえミト作者レス
●テレグノシスさんへ
 はじめまして。企画参加、おつかれさまでした。
 競馬好きの私としては、ニヤリとするお名前ですw


>創作に悩む二人の男子を、美少女の雪像が繋ぎ合わせるという設定は見事です

◆ありがとうございます。
 この設定は最初はギャグとして思いついたものでしたが、話を作りこんでいく過程でシリアスに変化していき、このような形になりました。
 そのほか、いろいろと褒めていただいてありがとうございます。あまりに褒め一辺倒だとどのように返信すればいいのかわからなくなってしまいますがw とにかくうれしいです。

>石像を作るための詳細なプロセス

◆実は私は雪がほとんど積もらない地域に住んでいるので、雪像はおろか雪だるまさえほとんど作ったことがありません。雪像の作り方については、ネットで調べました。わからなかったところは想像で補っているので、違う部分もあるかもしれませんが。


 それでは、感想ありがとうございました。
 『人恋し幼雪女』は、暑がりなヨウイチと寒がりなゆきみの組み合わせが面白かったです。あの設定だともうちょっと長い枚数の方がよかったのかなとも感じましたが、充分に楽しめたことも確かです。

 

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2016年01月18日(月)19時18分 いりえミト作者レス
●タイヤサドルさんへ
 はじめまして。企画参加、おつかれさまでした。


>共感は得やすいテーマだと思います

◆そのあたりがあってか、皆さまから想像外に高い評価をいただけました。
 狙ってやったわけじゃなく、「雪像」という題材を軸に話を肉付けしたらこうなったのですが、まあ結果オーライという感じですね。

>雪森愛を登場させてそれを主人達の葛藤に絡めるという点で、オリジナリティを出すことに成功していて

◆ありがとうございます。
 上に書いたように雪像という題材が先にあったのですが、ともかく上手くいていたなら、よかったです。

>雪森愛のキャラクター設定が割りとテンプレのロボット、人造人間キャラの域を出ないものだというところ
>キャラクターイメージを肉付けしていくプロセスも、ラノベの書き方入門書にいかにも書いてそうなものだった

◆申し訳ない、そのあたりは分かりやすさを重視した部分もあるのですが、正直「所詮作中作」と考え、あまり作りこんでいませんでした。
 細かい部分にも手を抜かずに作りこんでいけるように、意識づけていきたいですね。

>この辺でもっと才能バキバキで、将来プロデビューの片鱗を見せつけてくれると

◆それが書けたら、私自身がプロになれてしまう(笑)
 いや、笑ってないで、それを目指さなくちゃいけないんですけどね……とにかく精進します。

>文章とか構成とか技術力は参加者の中でトップクラスで上手いと思います

◆ありがとうございます。


 それでは、感想ありがとうございました。
 『クリスマス、サンタさんはロリコンにも優しい』は、私の感想で唯一の40点をつけたように、大変楽しませていただきました。文章、キャラ、ストーリーのどれもが素晴らしく、とにかく面白かったです。

 

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2016年01月18日(月)19時17分 いりえミト作者レス
●99kgさんへ 
 おひさしぶりです。企画参加、おつかれさまでした。


>男同士の友情っていうのはどうにもピンと来ない

◆いや、私もそう思います。やっぱり女の子が登場しないとって。
 でも、あえてこういう形に挑戦してみたのが本作でした。

>ちょっと二人仲が良すぎるという所でしょうか

◆そうですね。他の方からも似たようなご意見をいただいていますが、そこは失敗したと思っています。
 もっと対立する場面などがあったほうが、面白くなったかもしれないですね。

>森 雪の方が――(オイ

◆分からなかったのでググりましたw 『宇宙戦艦ヤマト』のキャラだったんですね。

>生身の女の子が出ない話とはやられたな、という感じです

◆ありがとうございます。
 「美少女を雪像にする」というアイデアが本作の出発点でしたが、概ね好評をいただけたのでよかったです。

>バットで壊そうとするシーンよりも雪森をクローズアップするシーンがほしかった

◆そうですね。そのあたりは自分でも物足りなく感じていましたが、尺が足りなかったというのが正直なところです。
 もちろん、そんな言い訳してるようじゃだめなんで、精進します。 

>それを置いてもクオリティは高かったです

◆ありがとうございます。


 それでは、感想ありがとうございました。
 『雨は夜に雪になる』は、ごめんなさい、私はあの作品の本質を読み取ることはできなかったのかもしれませんね。(wさんの感想を読むと、かなり感心させられたので)
 でも、文章や構成などに上手さを感じたことは確かでした。

 

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2016年01月18日(月)19時15分 いりえミト作者レス
●つとむューさんへ 
 おひさしぶりです。企画参加、おつかれさまでした。


>爽やかな青春ドラマでした

◆ラノベである以上(まあ本作は内容的にはあまりラノベっぽくないかもしれませんが)、「青春」という要素にはこだわっていきたいので、そう言っていただけるとほっとします。

>企画が終わるたびに、自分は作者レスでこんなことを書いているような気がします

◆実は私もですw
 今回もそうでしたが、私はキャラのプロフィールなど作ったことがないですし。そのせいで、「キャラが弱い」とよく指摘されます。

>企画だとついおろそかにしてしまいますが

◆それはありますね。私は最近は企画用の作品しか書いていないのですが、企画は執筆のモチベーションは上げられるのですが、締切があるために、どうしても作品を完成させることを優先してしまいます(そんな言い訳してるようじゃだめなんでしょうけど)。
 なので、よりレベルアップするためには、一作腰を据えて作る必要があるのかなとも思います。

>創作に携わる人たち(特に企画参加者?)の心に訴える内容でした

◆そのあたりがラ研的に共感を得やすかったおかげか、皆さまから想像外に高い評価をいただけました。
 狙ってやったわけじゃなく、「雪像」という題材を軸に話を肉付けしたらこうなったのですが、まあ結果オーライという感じですね。

>外見に関する描写はほとんど無く、かなりおざなりにされていますが

◆外見描写については、すっかり忘れていましたね。
 一人称だと主人公の外見が描写しにくいというのはあるのですが……海洋に関しては「小柄で眼鏡をかけている」というイメージがあったのにもかかわらず、そのあたりの描写がまるでなかったですね。
 本当に完全に失念していたので、これからは気をつけます。

>内面的なキャラの魅力で

◆他の方からはキャラに関する指摘をいただいているように、キャラを上手く書けたとは思っていませんが、そういうご意見もいただけると励みになります。
 キャラの作りこみについては、もっと意識したいですね。

>一般的なラノベ読者が本作にどのような印象を持つかという点は、個人的に興味があるところです

◆どうでしょう。「ラ研だからこそ」の内容なので、正直一般読者には厳しんじゃないかなと思いますが。

>よき友人がいて、お互いに切磋琢磨する成長物語は普遍的なものだと思うので、企画ではなく一般の方に読んでもらう場合は、この部分の方が武器になるんじゃないかと感じました

◆そうですね。特に「成長」という要素は重視しているので、これからも意識していきたいです。


 それでは、感想ありがとうございました。
 『くるりのアクセル』はフィギュアスケートの解説が分かりやすく、好印象でした。冒頭の愛犬の死がクライマックスシーンに絡んでくるなど構成も上手く、素晴らしい作品だったと思います。
 次回作にも期待しています。

 

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2016年01月18日(月)19時13分 いりえミト作者レス
●あまくささんへ 
 おひさしぶりです。感想での企画参加、おつかれさまでした。


>文章もストーリーも遊びやけれんのない、生真面目な作品でした

◆私自身が生真面目な人間(と周囲には思われてそう。実態は「真面目系クズ」かもしれませんがw)なので、作風もそうなる傾向にある気がしますね。
 私自身の好みとしては、ケレン味たっぷりなはっちゃけた作品が好きなんですがw なかなか自分では書けません。

>クリエイターの道を目指す二人の背景はこういうサイトに参加させて頂いている身としては興味深い話題ですし

◆そのあたりがラ研的に共感を得やすかったおかげか、皆さまから想像外に高い評価をいただけました。
 狙ってやったわけじゃなく、「雪像」という題材を軸に話を肉付けしたらこうなったのですが、まあ結果オーライという感じですね。

>それだけの話なのに、なぜか登場人物の一つ一つの行動に惹き込まれ、先へ先へと読まされる力がありました
>どうしてこの話が面白かったのかよく判らないのですが、面白かったんです

◆なんだかうれしいご意見ですw
 私自身、商業作品を読んで、同じような感覚を得たことがあります。
 派手なアクションや笑えるギャグ、驚きのある展開があるわけではない。それなのに、読んでいると自然と物語に引き込まれ、「面白い」と感じてしまう。
 今でも、私がこれまで読んだ小説の中で1,2を争うくらいに好きなその作品は、奥田英朗の『邪魔』なんですが、「本当に面白いものは説明することができないんだな」と感じたんです。
 まさかこの作品がそのレベルに到達しているとは思いませんが、とにかくそう言っていただけてうれしかったです。
 裏を返せば「分かりやすい面白さがない」ということだとも思うので、「分かりやすい面白さ」も書けるように頑張りたいですね。ラノベには特に、そういうものが必要だと思うので。

>こういうのも小説を読む楽しみの一つだなと。何か、思いださせて頂いたような作品でした。とても良かったと思います。

◆ありがとうございます。


 それでは、感想ありがとうございました。
 秋企画の作品がまだ残っているようですので、のちほど感想を書きに伺います。

 

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2016年01月18日(月)19時11分 いりえミト作者レス
●まつげぱちおさんへ 
 はじめまして。企画参加、おつかれさまでした。というか、感想書かれたのこの作品だけだったんですね。ありがとうございます。


>この文の意味がわかりかねました
>冒頭の文章ですが、少し白が多すぎる気がします

◆冒頭の文章は、確かに上手く書けなかったと思っていました。
 読み返してみて「なんか読みづらいな」とは思っていたのですが、なるほど、白が多すぎでしたか。
 文章の読みやすさにはこだわっていきたいので、気を抜かずに推敲をすることを心がけたいですね。

>雪像の説明がとても丁寧で、いいなと思いました

◆ありがとうございます。

>2章冒頭の入りは、さすがについていけませんでした

◆あ、すみません。実はこれ、あえてこう書いたんですよ。あえて分かりずらい書き方をすることで、「なんだこれ?」という感じで先が気になる形になるかなと思って。
 うーん、それが逆効果でしたかね。
 提示していただいた改稿案のほうが、確かに分かりやすいと思うので、そのように書けばよかったです。

>雪像が溶ける際の一悶着は、たしかにどうするんだろう、と二人の葛藤に注目してしまいました

◆あの場面がクライマックスですので、楽しんでいただけたなら幸いです。

>名を雪森愛とするのならば、もう少し何かメッセージがほしかったかな、と思ってしまいます

◆そうですね。メッセージ性のあるタイトルが理想なんですが、何も思いつかなかったので、シンプルに名前だけにしました。ドラマの『半沢直樹』を思いだし、それもありかなと。

>雪像は動かないのかぁー

◆動くことは考えていませんでしたが、しゃべらせる予定ではありました。
 しかしいざそのシーンを書いてみたら、どうにも上手く書けなかったので、このような形にしました。そのへんは、もうちょっと頑張ったほうがよかったかもしれないですね。
 
>小畑健の読み切りマンガで、『はじめ』というのがありました

◆乙一が原作のやつですね。乙一のファンなので(小畑健のファンでもあります)、『はじめ』は結構意識しました。
 最初は『はじめ』のように、「2人で雪森愛の設定を考える」という展開にしようと思っていたのですが、主人公が1人で考える方が書きやすいと思い、このような形にしました。そのほうが『はじめ』との差別化もできると思いましたし。


 それでは、感想ありがとうございました。

 

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2016年01月18日(月)19時09分 いりえミト作者レス
●天田龍太郎さんへ 
 はじめまして。企画参加、おつかれさまでした。


>に、24歳かあ……い、いえ、何でもありません

◆私はもうおっさんなので、「24歳」と聞くと「若っ!」と思ってしまいますね。24歳でプロのクリエイターとして活躍なんて、羨ましすぎます。

>この作品の読みやすさは商業作品にもひけを取らないと感じました
>読みやすさを裏付けていたのは、高い描写能力と、あとは創作の世界に対する、わかりやすい説明だったと感じます

◆ありがとうございます。
 読みやすさと分かりやすさにはこだわっているので、これからも意識していきたいですね。

>主人公と相方を少しばかり対立させてもよかったんじゃないでしょうか

◆そうですね。確かに対立させたほうが、より面白くなる気がします。
 他の方からも似たような指摘をいただいているので、失敗したなと思っている部分です。

>回の一件で、主人公が得た大きな武器とは一体なんだったのか、明確化すると、より面白くなるかもしれません

◆このあたりも、確かに上手く書けなかったと思います。
 もっと説得力のある展開や描写が書けるように頑張りたいです。

>この作品におけるヒロインにはなりえているかな
>この作品がライトノベルとして致命的なのは、『ヒロインの不在』ではないでしょうか

◆そうですね。そのあたりは自覚しています。
 ただ、「ラ研ならこれもありかな」と思っていて、実際にある程度の効果があったんじゃないかなとは思っています。(逆に言えば、あくまで「ラ研でのウケ狙い」の設定でしかなかったことも確かです)

>俺がこの作品をリメイクするとしたら、雪森愛には喋ってもらいます

◆実は最初は、クライマックスのシーンで雪森愛にしゃべらせる予定でした。
 しかしいざそのシーンを書いてみたら、どうにも上手く書けなかったので、このような形にしました。そのへんは、もうちょっと頑張ったほうがよかったかもしれないですね。

>彼は美少女にすべきでしょう

◆これ実は、非常に迷ったところです。
 確かに海洋をヒロインしたほうが、物語としてのバランスはよくなると思うんですよね。
 実際に執筆に移る直前まで、海洋を男にするか女にするかは迷っていました。
 ただ、女にするとただの「恋愛物語」と捉えられてしまいそうで……それが嫌だったので、このような形にしました。
 また、「美少女企画でありながら生身の美少女が登場しない」というのが、この作品の特徴になるかなと考えたということもあります。
 しかし、提示していただいた改稿案は、確かに面白そうですね。その内容でも書いてみたくなりました。

>ここにライトノベル的ノリを加えるといいのかな

◆公募を意識するなら、やはりよりラノベ的な作風を意識しなくちゃいけないなとは思いますね。
 私としては、本作を長編化および公募に出すつもりはありませんが。(ラ研に短編を出すときは、初めから「短編を書く」という意気込みで臨んでいるので、長編化のイメージがいまいち湧かないのです)


 それでは、感想ありがとうございました。
 『※この物語はフィクションです。』は文章にパワーを感じる作品でした。私としては「物語に引き込まれた」という点では一番でしたね。

 

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2016年01月18日(月)19時08分 いりえミト作者レス
●ミチルさんへ 
 おひさしぶりです。感想での企画参加、おつかれさまでした。


>テーマの消化の仕方にうなりました

◆ありがとうございます。
 「美少女を雪像にする」というアイデアが本作の出発点でしたが、概ね好評をいただけたのでよかったです。

>青島が彼女を必死に守ろうとする姿には涙腺が反応しました
>海洋が懸命に青島を説得しようとする場面は泣けました

◆最初はこのシーンをギャグとして書こうと思っていたこともあり(方向転換してシリアスにしました)、そこまで感動していただけたことには驚きも感じてしまいますが、とにかくうれしいです。ありがとうございます。
 東野圭吾の『毒笑小説』の巻末に京極夏彦との対談が載っているんですが、そこで「笑うスイッチと泣くスイッチは近所にある」という話が出ているんですよ。そういうことなんでしょうかね。

>ハッピーエンドで終わって本当に良かったです

◆私自身は、ホラーやミステリをよく読むこともあって、バッドエンドが好きだったりもするんですが、ラノベを書く際にはやはりハッピーエンドにすることを心がけています。


 それでは、感想ありがとうございました。

 

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2016年01月18日(月)19時06分 いりえミト作者レス
●筋肉バッカさんへ 
 はじめまして。感想での企画参加、おつかれさまでした。


>物言わぬ雪像を美少女としているにも関わらず、その存在感の大きさ、重要性が伝わってきました

◆ありがとうございます。
 「美少女を雪像にする」というアイデアが本作の出発点でしたが、概ね好評をいただけたのでよかったです。

>青島、海洋が雪像に向き合う姿も青春を感じられ

◆ラノベである以上(まあ本作は内容的にはあまりラノベっぽくないかもしれませんが)、「青春」という要素にはこだわっていきたいので、そう言っていただけるとほっとします。

>海洋くんの方は物語を通して割と淡々としてたのでそのあたりがあまり見えなかったかもです

◆私自身がフィギュアに詳しくないため、海洋の悩みは深く掘り下げることができなかったと自分でも思います(青島の方は、私自身が漫画を描いたことがあるので、わりとすんなり書くことができたんですが)。
 また、「雪像作り」のほうばかりに気を取られ、「フィギュア制作」についてはほとんど調べものをしなかったので、そのあたりは失敗したと思っています。

>個人的にはすごく面白かったです

◆ありがとうございます。


 それでは、感想ありがとうございました。
 のちほど、短編の間の作品に感想を書きに伺います。

 

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2016年01月18日(月)18時48分 いりえミト作者レス
●おとぎの国のアリスさんへ 
 はじめまして。企画参加、おつかれさまでした。


>終始安定した語り口で、無事にエンディングへと着地できていたように思います

◆ありがとうございます。

>安全運転のジェットコースターのようなイメージでしょうか

◆「小さくまとまってる」ってやつですね。毎回言われるんですよ。自分では頑張っているつもりなんですが、どうしても殻を破れない感じがあります。
 皆さんの作品やプロの作品を参考にして、山場を盛り上げる方法を模索していきたいです。 

>動かそうにも、動かせない。この縛りには、作者様も悩まれたのではないでしょうか

◆ストーリーの進め方が難しかったのは確かですね。でも、「この設定なら他の人と被らないだろう」と思えたので、それが原動力になってなんとか書きあげることができました。

>動かないものをどうにかして動かしてほしい。こんな期待もあるんですよね
>動かすポイントは「心」です

◆なるほどです。
 改稿案読ませていただきましたが、確かにこの展開のほうが面白くなりそうです。
 「嫉妬」という要素は、やはり必要だったのかなと思います。
 他の方からも似たような指摘をいただいているのですが、確かに青島と海洋がスムーズに仲良くなりすぎている感があり、そのあたりは面白みが薄かったですね。

>本当に雪像を動かしてみるのもアリかもしれませんね。

◆そうですね。実は最初は、クライマックスのシーンで雪森愛にしゃべらせる予定でした。
 しかしいざそのシーンを書いてみたら、どうにも上手く書けなかったので、このような形にしました。そのへんは、もうちょっと頑張ったほうがよかったかもしれないですね。

>思わず、雪像の映像が見たくなるような

◆実は私自身、雪像を作ったことがないどころか見たこともないので、一度見てみたいです。さっぽろ雪まつりに行ってみたいですね。


 それでは、感想ありがとうございました。
 『。。で始まる恋もある』は、さまざまな要素が交錯して謎が作りあげられている点が上手かったですね。普段ミステリを好んで読むものの、自分ではなかなか書けない私としては、あの謎の作り方は参考にしたいと思いました。

 

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2016年01月18日(月)18時47分 いりえミト作者レス
●馬さんへ 
 はじめまして。企画参加、おつかれさまでした。


>設定を盛り込んで行く部分、物の構成方法をまるで観察しているかのようで

◆指南書などではよく「キャラはこういうふうに作ろう」みたいに書いてあるんですが、実は私自身はこういう作り方はしたことないです。私の場合は「アイデアを思いつく→頭の中で練り上げる→執筆」という感じですね。キャラのプロフィールなどは作ったことがありません。そのせいか、「キャラが弱い」とよく指摘されるんですが。

>描写が丁寧だったのでよく浮びました

◆ありがとうございます。

>雪像作りのプロ意識があって、作り方まで分かってなるほどと思いました

◆私自身は雪像を作ったことがなかったので、ネットで調べました。わからなかったところは想像で補っているので、違う部分もあるかもしれませんが。

>構成としてはやはり作品でも見られたように作者様が実際にかなり構成を練ってから本番に取り掛かるのでしょう、整っていて段階も分かり易かったです。

◆ありがとうございます。
 プロットなどは文章にせず、頭の中だけで考える派ですが、確かにストーリーの終わりまでしっかりと考えてから執筆に取りかかりますね。

>作品に作品を二つも三つも入れると楽しいですよね

◆私としては初の試みでしたが、確かに楽しかったですね。

>本文と混合する事も無く読めました

◆すこし心配していた部分だったので、そう言っていただけるとほっとします。


 それでは、感想ありがとうございました。
 『蒼い月影』は、感想で書いたように私にはちょっと難しく感じてしまいましたが、文章や世界観が非常に濃厚で、筆力の高さが感じられる作品だったのは間違いないです。

 

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2016年01月18日(月)18時46分 いりえミト作者レス
●ウサリアスさんへ 
 はじめまして。感想での企画参加、おつかれさまでした。


>シンプルながら、引き込まれる内容で良かったです。

◆ありがとうございます。あまり自信のない作品だっただけに、予想外の高評価に驚いていますが、うれしいです。

>文章も読みやすく、登場人物の悩み等もちゃんと書かれていて良かったです。

◆文章の読みやすさにはこだわっているので、これからも意識していきたいですね。
 悩みについては実体験的な要素が含まれていたので、それがよかったのかもしれません。


 それでは、感想ありがとうございました。

 

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2016年01月18日(月)18時46分 いりえミト作者レス
●ピューレラさんへ
 おひさしぶりです。企画参加、おつかれさまでした。


>ダークな部分の心理描写をもう少しだけ掘り下げて書いてほしかったというところです

◆なるほど。他の方からも似たようなご指摘をいただいていますか、確かに全体的に明るすぎた感もありますね。青島が海洋の才能に嫉妬するなどのくだりがあるとよかったかもしれないですね。
 エヴァンゲリオンは漫画版の1巻を読んだことがあるだけなので詳しくないですが、確か私が中学生のころに大ブームになりましたね。(私、結構いい歳なんです)

>夢に向かう二人の物語であるところがとても良かったです。

◆そのあたりがラ研的に共感を得やすかったおかげか、皆さまから想像外に高い評価をいただけました。
 狙ってやったわけじゃなく、「雪像」という題材を軸に話を肉付けしたらこうなったのですが、まあ結果オーライという感じですね。

>雪森愛でどんどん設定を考えていくところが良かったです

◆ありがとうございます。
 自分の作品には出したことのないタイプのキャラだったので、私自身も考えていて新鮮な楽しさがありました。

>美少女がテーマでありながら、美少女が一言も発しなかったところ

◆今回の作品の出発点となったアイデアでしたが、概ね好評をいただけたのでよかったです。

>海洋くんは海洋堂からきているのでしょうか

◆そうです。ちなみに青島の方もフィギュアメーカーから取ってます。(「青島文化教材社」というところです。名前を調べただけなので詳しくは知りませんが)


 それでは、感想ありがとうございました。
 『勇者様はテレビショッピングがお好き』は、勇者とテレビショッピングという組み合わせが面白い作品でした。サチとエレナの両ヒロインもよかったです。
 『青春なんちゃらきっぷの旅』は、ほのぼのゆるふわな部活ものでしたね。この作品単体ではやや弱かったと思いますが、魔法部メンバーの他のエピソードも読んでみたいと感じさせるものはありました。
 どちらも、ピューレラさんらしい、優しさのある作品だったと思います。

 

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2016年01月18日(月)18時43分 いりえミト作者レス
●ハイさんへ
 いつもお世話になっています。企画参加、おつかれさまでした。


>丁寧に調べた上に丁寧に書かれたんだな、という描写でした

◆ありがとうございます。
 私自身は雪像を作ったことがないので、ネットで調べました。わからなかったところは想像で補っているので、違う部分もあるかもしれませんが。

>そうですね、私もそうでした

◆おや、漫画もしくはイラストの経験アリですか? 私も大昔は漫画家を目指していました。でも私の場合は、いきなり服を着た状態で描くことが多かったですね。
 ただ、人体の骨格や筋肉のつき方を勉強したらかなりスキルアップしたのを覚えています。今となってはどうでもいいことですが。

>この展開燃えました

◆強引な展開かもと思っていたのですが、肯定的に捉えていただいてありがとうございます。

>いや、それはする必要ないんじゃないかな

◆笑いましたw

>オリジナリティばかりの私には耳が痛い話でした

◆創作において、非常に難しい問題だと思うんですよ。斬新なだけの作品を作るのはそれほど難しくないかもしれないけど、それを「面白い」と思えってもらえるかどうかが問題なんですよね。

>この作品、作者さんの魂が宿ってましたよ

◆ありがとうございます。特別気合を入れて書いたわけじゃなかったのですが、多少実体験的な要素が含まれていたのがよかったのかもしれません。(どのへんが実体験かというと「おれには才能がないのか」あたりですw 持ち込みなどはしたことがありません)

>ですよね。私も基本そういう構成にしています

◆ラノベや少年漫画だと王道的な流れだと思います。

>すべてが意外性に満ちた結末でした

◆自分としては「こういう終わらせ方しかない」と思っていました。そのため「終わり方が普通すぎ」と言われるかと思っていたので意外なご意見ですね。
 ともかく、ありがとうございます。

>なんかもう、卑怯なぐらい巧かったです

◆ありがとうございます。
 私は三人称が苦手で、どうしても一人称に偏ってしまうので、三人称も上達させたいなという思いもあります。

>人間として存在していると思わせるだけのものを感じました

◆ありがとうございます。他の方からは若干否定的なご意見もありますし、いつもより上手く書けたとは思っていませんが、これも実体験的な要素がよかったのかもしれませんね。

>エピローグがうまく行き過ぎているかな、と思いました

◆他の方からも指摘をいただいた部分ですが、確かにこのラストだと、簡単にプロになって成功しているように見えるので、うまく行きすぎに感じてしまいますね。
 私自身は努力なんぞまったくしていない奴なので、そのせいでそのあたりの作りこみが甘くなってしまったのかもしれないです。

>オススメ掲示板では、過剰に煽るような書き込みをしてしまい申し訳ありませんでした

◆いえ、オススメしていただけるのはありがたいので、謝られる理由が分かりませんw
 むしろ、こちらからお礼を申し上げます。ありがとうございました。


 それでは、感想ありがとうございました。
 『魔法少女は未完成』は、ミカンと幼女にこだわった(?)素晴らしい作品でした。前半のコメディ路線と後半のシリアスで印象が変わるのがポイントだと思うのですが、個人的には両方とも面白かったです。
 ハイさんの短編を読むのは『夏到来、ムラムラしはじめました』以来でしたが、流石だと思いましたね。

 

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2016年01月17日(日)19時13分 モンハンほも20点
拝読いたしました。

オススメ掲示板やSNSで評価が高かったので期待して読ませていただきました。
結果――なるほど、たしかに面白かったです。「雪の美少女」という発想、創作をしている人間なら誰しも共感できる内容。面白いだけではなく上手いと思わせる作品でした。
……ですが。ラノベ脳の自分としては、やっぱり動く雪森愛が見たかったな、というのが正直なところです。言い方が悪いですが、スタミナ丼を食いたかったのに懐石料理を出された気分とでもいいましょうか。たしかに良いもので美味しいけどそうじゃないんだと。
「何言ってんだ、あれはあくまで雪の像で終わったから良かったんだ」という意見も当然あるでしょうが、個人的にはご都合主義でもいいですから命が吹きこまれた雪森愛の物語が読みたかったです。
あとは、主人公側のマンガを描くことについてはよく調べられている、と感じたのですが、海洋君の造型についてはイマイチ掘り下げが足りなかったと思いました。某妖精さんが「SHIROBAKOみたいなクリエイター同士の衝突が足りん! あとホモ成分が足りん!」と熱弁していてさもありなんと感じたのですが、前述の要素が原因だったのかなと思いました。自分としては別にホモ成分はいらないですけど。
いろいろ書いてきましたが、楽しんで読了した、ということをお伝えできれば幸いです。ありがとうございました。作者様の今後のご活躍に期待しております。

拙い感想で申し訳ございません。
以上、失礼いたしました。

 

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2016年01月15日(金)01時17分 青出20点
 こんにちは。感想を書かせていただきます。創作の壁にぶつかる2人の若者と、雪像の少女の心の交流が美しいストーリーでした。

ここが好きです
○明確なテーマ設定
 青島と海洋という2人の若者が、少女の雪像を共同製作することを通して創作者としての成長を遂げていく物語、と解釈しました。文章が読みやすく、筋立ては大変明快で、読み惑うことがありませんでした。おそらく作者さまの意図したテーマは、あますところなく読者に伝わっているのではないかと思います。創作を目指していない人であっても、自分の身近な問題と照らし合わせて共感できるのではないでしょうか。
○情報の出し方
 たとえば、“ちなみに、海洋の家は公園のすぐ近くらしい。ただ、おれとは中学校が違っていた。あの公園は、ちょうど学区の境目にあるのだ。”の部分が、とても上手い!と思いました。ストーリーには必ずしも必要のない情報ですが、気になる人はいるかもしれない、といったレベルの情報は、いったいどう書けばいいか私はいつも迷うので、参考にさせていただきたいと思いました。
○雪森愛という少女
 まったくしゃべらないのに、非常に魅力的な美少女でした。それは少年の夢が投影された偶像だからなのかもしれません。ファンタジーではないのに、とてもロマンチックです。青島の考えたスノー・ゴーレムという設定も、少し悲しいもので、後に溶けてしまうという設定と関連していて、よかったと思います。
○雪像の作り方
 この説明の部分で現実味がグッと出て、興味深かったです。こういった薀蓄があると、作品が引き締まりますね。

ここが気になりました
○破壊力のある山場があるといいかもしれません。
 全体として破綻なく高いレベルにある作品なので、こちらはただの私の好みなのですが、大きな山場があるともっと面白くなりそうだと思いました。雪森愛が溶け出してしまうところが、本作の「転」に当たる部分だったかと思いますが、たとえばこの季節を春にするということも考えられるかなあと思います。
 冬の間、青島と海洋は雪森愛を通して交流を保ち続けるが、2人とも春が来れば雪森愛と別れなければならないと知っている。そうならないために創作の分野で何らかの対応策(この対応策が思いつかないのですが……)を練る2人。しかしついに春の雪解けが来て、雪森愛は溶けて、それと同時に創作の分野での吉報が入ってくる。というようなことを妄想しました。
 それから、青島に挫折を与えるといいのかなと思います。編集者にダメ出しを受けるだけだと、少し普通かな?と思ってしまいました。もう少しドラマがあると読者としては楽しいです。
○気になった文です。
“海洋と顔を合わせ、あの雪像と対峙した、~”→“海洋と顔を合わせ、あの雪像と対面した、~”
“「それでもまだ、僕は壁を越えることができていない。この雪像は、これまでの最高傑作ではあると思う。でも、魂が宿るには至っていないんだ」”
 ↑ここが2人の最も克服すべき課題だったと思うのですが、もう少しここでもがいてもらいたかった気もします。

 楽しませていただきました。これからも頑張ってください!

 

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2016年01月10日(日)21時37分 w0点
こんにちは。wと申します。
『雪森 愛』読みましたので、感想を書きます。
海洋堂のフィギュア良いですねー。かなり以前になりますが、滋賀県長浜市にある海洋堂フィギュアミュージアムに行ったことあります。ひとつひとつは小さなフィギュアでもあれだけ集まると壮観で、すごい情熱で作られているものなんだなあと感じます。

作品の方ですが、全体としては面白かったと思います。
それぞれ別ジャンルではあるけど創作をしていて壁にぶつかっている二人が、出会い意気投合し、時にはぶつかり合いながら壁をのりこえ、最終的に大成功にいたる。作者的に書きたかったことの筋としては悪くないと思います。
しかしその書きたかったことがちゃんと過不足無く書けているかというと、かなり疑問ではないかと。
結論からいうと、ラストで二人が大成功、というのが大きすぎるのではないかと。ラストが、「海洋と出会って刺激を受けた。マンガ家への道を諦めかけていたけど、もう一度がんばってみよう」という、オレたちの本当の戦いはこれからだエンドだったら、もっとすんなり受け容れることができていたと感じます。途中の展開からラストへが、あまりにも一足飛びすぎたということです。
その途中の展開について、率直に思ったのが、「これって単なる傷のなめ合いじゃね?」というものでした。傷のなめ合いは、マイナスだったものをゼロまで回復させることはできるかもしれませんが、そこからプラスへ持っていくには、単なる傷のなめ合いだけではない何かが無いと物足りないと思いました。
創作している同志と出会って刺激を受けた、というのはいいのですが。そこから主人公が、自分の長所はキャラだ、と気付く部分が納得できませんでした。海洋はともかく、主人公にはこれといった才能もないし、特に努力したという部分も描かれていないため、雪森愛のマンガがヒットするというのに結びつきませんでした。これが、ネームバリューと実力のあるマンガ家が描いたならヒットさせることもできるでしょうけど。
また、二人がぶつかり合う場面にしても、創作のことについてぶつかり合うべきところ、それとはややズレた部分でぶつかり合っていたので、ちょっと違うなと思いました。
ということで、結局のところ、作品の尺に対してラストが大きすぎたように感じます。大成功エンドにするなら、もっともっと主人公や海洋の努力する場面や創作についてぶつかり合う場面を書き込まないと不足だと思います。
感想は以上です。
執筆おつかれさまでした。


 

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2016年01月10日(日)20時35分 タカテン yRNUcsqs0o10点
冬企画への参加、お疲れ様です。
拝読いたしましたので、感想を送らせていただきます。

(良かった点)
・ 今回の企画テーマに真っ向勝負している
『美少女と冬にまつわる○○』というテーマに真摯に取り組み、それでいて単なる美少女にせず、雪像の美少女を題材にしたあたり、技あり一本の感がありました。お見事です。

・ 二人の若きクリエイターの姿
それぞれが自分たちの夢に向かって本気になって取り組んでいる姿が良かったです。若さゆえのひたむきさ、とでも言うのでしょうか。ふたりの夢への本気度を感じ取ることが出来ました。

(気になった点)
・ 改善点がブレている
編集者から指摘された点が「オリジナリティの欠如」だったのに対して、海洋との交流で青島の得た結論が「キャラが疎かになっていた」というのは、個人的にはイマイチぴんと来ませんでした。
たとえば「キャラがストーリーのための作り物になってしまっている」という指摘であれば、雪森愛というキャラを深く考えるという行為が「そうか、こうしてキャラクターを考えなくちゃいけなかったのか」という答えに結びついて問題解決って流れに納得できたのではないかと思います。

・ 海洋に創作者としてのこだわりが感じられない
海洋が青島のアイデアを全面的に受け入れるのが気になりました。
 自分は造形師でもありませんし、絵も描けませんから詳しいことは分かりませんが、でも、既存のキャラの二次製作ならばともかく、自分オリジナルキャラなのに姿だけで設定を何も考えずに作ったりするものなのでしょうかね。
 多少なりともそのキャラの背景とか考えたりするんじゃないかなぁ。
 そこへ衣装だけならばともかく、「このキャラはこういう子で~」と勝手に設定まで盛り込まれてきたら、「おいおい、ちょっと待ってくれ」ってなりそうなものです。
 柔軟な考えの持ち主とも言えますが、逆に言えば、こだわりがない。まさにそれこそがキャラに魂がこもらないことの一番の理由だよって言ってやりたくなりました。

(自分ならこうするという無責任なアドバイス)
 奇麗に纏まっていますが、逆に奇麗な内容すぎて物足りない印象を受けました。
 衝突するのならば、雪森愛を壊す、壊さないではなくて、先述したように雪森愛の設定そのものじゃないでしょうか。
 衣装だけじゃなくて、設定まで考えてきた青島に「この子はそんな子じゃない」と突っ張る海洋。お互いに納得できず、どちらの雪森愛がより魅力的かを競いあううちに、どんどんお互いの中で雪森愛がリアルになっていって、それぞれが自分に足りていなかった部分を理解するという流れだと、クリエイターの持つ熱いこだわりなんかも表現出来たかもしれません。

それでは失礼いたします。
執筆お疲れ様でした。

 

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2016年01月10日(日)17時22分 テレグノシス20点

まさに青春、という一言につきる冬のストーリーでした。
創作に悩む二人の男子を、美少女の雪像が繋ぎ合わせるという設定は見事です。
二人が雪森愛のために全力を尽くす。
やはり青春ものはこの「全力」が心地いいんですよね。
一人はまるで生きている人間のように雪像を掘る。
そしてもう一人はその雪像に命を吹き込む。
この凸凹の関係が雪森愛によって堅く結ばれます。
終盤の雪森愛との別れ、そして改心。

特に引かれたのが、石像を作るための詳細なプロセス。
作者さんの実体験が反映されているのかな、と思うほどに、真にせまる描写。
情熱に命を燃やす二人の青年の心意気に、感服!





 

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2016年01月10日(日)17時15分 タイヤサドル20点
 読ませていただいたので感想を残します。
 クリエイターワナビーの内なる葛藤をテーマにした作品でした。才能って何なんだろう、俺に足りないものは何なんだ、俺オリジナルの魅力的なキャラクター設定、とかそういうことで頭の中をいっぱいにした経験はたぶんこの投稿版に集まってくるような人の多くが一度は経験してるものじゃないかと思います。そういう意味では共感は得やすいテーマだと思います。ただクリエイターなら誰しも考えてることですから、そういう意味では手を付けやすいところで、相当奥深くまで掘り下げるなり尖らせていくなりしないと、なかなかオリジナリティのある内容にはなりにくいと思います。
 御作の場合だと、スノーゴーレム、雪森愛を登場させてそれを主人達の葛藤に絡めるという点で、オリジナリティを出すことに成功していて、そこが上手いもんだなと感心させられたところです。ただ残念なのが、雪森愛のキャラクター設定が割りとテンプレのロボット、人造人間キャラの域を出ないものだというところ、青島が雪森愛のキャラクターイメージを肉付けしていくプロセスも、ラノベの書き方入門書にいかにも書いてそうなものだったというところです。この辺でもっと才能バキバキで、将来プロデビューの片鱗を見せつけてくれると相当説得力も増して、とんでもない作品になったかと思います。……まあ、完全に言うは易しなんですけどね。
 あと、文章とか構成とか技術力は参加者の中でトップクラスで上手いと思います。
 以上、執筆ご苦労様でした。
 

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2016年01月08日(金)02時16分 99kg mXR.nLqpUY30点
男同士の友情っていうのはどうにもピンと来ない、青臭いものを感じてしまうんですよね。
理想と言えばそうなんですが、どうにもしっくりこないというか共感できない。
要はかわいい女の子と突然出合って不自然に仲良くなる――というのしどんなにリアリティがなくても願望はありますからね。
男の子同士となると自分の中にそういう需要がない。
かと言って一人だと話が膨らまない。
ちょっと二人仲が良すぎるという所でしょうか。

愛と名付ける所も、男しか出ない話にしては……。
森 雪の方が――(オイ

しっくり来なかったのはそのくらいで、生身の女の子が出ない話とはやられたな、という感じです。
普通の話ならヒロインはやっぱり肉でないと、とか台詞がないと、とか出そうですが、
これは雪と美少女ですからね。
美少女の使い方に捻りを入れるという点では秀逸です。

そしてそれを作中作に組み込む事でちゃんと命を吹き込む。
欲を言えばそこでの活躍や生きている感がでるともっとよかったですね。
バットで壊そうとするシーンよりも雪森をクローズアップするシーンがほしかった。

それを置いてもクオリティは高かったです。

 

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2016年01月04日(月)19時37分 つとむュー30点
冬企画の執筆、お疲れ様でした。
御作を拝読いたしましたので、感想を記したいと思います。

>あふれ出る涙を止めることができず、おれは数年ぶりに大泣きした。
>となりで、海洋も号泣していた。

爽やかな青春ドラマでした。
感想を書くために再読しましたが、
初読と同じように爽やかさを感じることができて良かったと思います。


>特定の人に似合う服をデザインするためには、その人の外見だけじゃなく、内面までよく知る必要がある。そう思ったのだ。

企画が終わるたびに、自分は作者レスでこんなことを書いているような気がします。
ストーリーには出てこないキャラの内面をちゃんと作り込むことは、大事ですよね。
企画だとついおろそかにしてしまいますが。

>これまでのおれは、ストーリーを作ろうとするあまり、キャラクターがおろそかになってしまっていた。

グサリ!
今回の企画でも、ストーリー重視でキャラをおろそかにしてしまい、
自作は失敗してしまったようです(泣)

という風に、創作に携わる人たち(特に企画参加者?)の心に訴える内容でした。
かくいう本作では、主人公青島くんのキャラをどこまで作り込んでいるかというと、
身長や体型、顔つきなどの外見に関する描写はほとんど無く、かなりおざなりにされていますが、
失敗談や創作に関する考えなど、内面的なキャラの魅力で、
読者の共感を呼んでいるんじゃないかと感じました。

ということで、企画参加者の自分は、すっかり共感してしまったのですが、
一般的なラノベ読者が本作にどのような印象を持つかという点は、個人的に興味があるところです。


>「雪像が美しい理由をは短命だからなんだよ。長くもたない部分もふくめて、雪像なんだ。いつまでも形を保とうとするなんて、雪像に対する冒涜だ」

いいセリフですね。
よき友人がいて、お互いに切磋琢磨する成長物語は普遍的なものだと思うので、
企画ではなく一般の方に読んでもらう場合は、この部分の方が武器になるんじゃないかと感じました。


いろいろ書いてしまいましたが、とても爽やかな作品でした。
拙い感想で申し訳ありません。
今後のご活躍に期待しています。
 

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2016年01月18日(月)06時20分 あまくさ
失礼しました。今回、作品を投稿できなかったので、新ルールを十分に把握できていません。感想も匿名にするのですか?
では。
すでに私のHNをご覧になった方がいらっしゃったら、忘れてください(笑

 文章もストーリーも遊びやけれんのない、生真面目な作品でした。
 内容も言ってしまえば、二人で雪像を作り、いつの間にか熱中し、やがて雪像が溶ける。それだけと言えばそれだけの話です。
 それぞれにクリエイターの道を目指す二人の背景はこういうサイトに参加させて頂いている身としては興味深い話題ですし、二人の雪像に託した想いの強さも伝わってきました。
 しかし、小説は具体的に登場人物が何をして、その結果、どうなったのか。それを軸として書くものだと、個人的には思っているんですね。キャラの背景は重要ですけれど、あくまで背景。心情描写も大切でしょうが、それは行動の結果として描かれるべきだと考えています。
 そういう観点から見ると、本作は、二人が雪像を作り、熱中し、やがて雪像が溶けた。そういう話でしかありません。

 ただ。

 本作の場合は、そこが良かったんです。

 それだけの話なのに、なぜか登場人物の一つ一つの行動に惹き込まれ、先へ先へと読まされる力がありました。
 どうしてこの話が面白かったのかよく判らないのですが、面白かったんです。

 淡々と真面目に書かれたけれんのない物語に、いつのまにか惹き込まれてしまうという。こういうのも小説を読む楽しみの一つだなと。何か、思いださせて頂いたような作品でした。とても良かったと思います。


 それでは、企画参加お疲れさまでした。
 

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2016年01月03日(日)20時34分 まつげぱちお10点
こんにちわ、ぱちおです。
読ませて頂いたので、簡単ですが感想などを。

題名に名前だけ、というのは、なかなか大胆だなと思い、読ませて頂きました。

【文章】
>吐息が白ければ、風景も白一色だった。

この文の意味がわかりかねました。冒頭なので、もう少しわかりやすくしてほしい。
冒頭の文章ですが、少し白が多すぎる気がします。ここで表現したいのは冬であり、あたり一面雪化粧であることだと思うのですが、それを白かった、で表現するのはいささか言葉足らずかな、と。

雪像の説明がとても丁寧で、いいなと思いました。
ここまで雪像を事細かに説明されているのを私は見たことがないです。

その他、文章は読みづらいこともなく、さらっと読めました。

【構成】
>「それじゃあ、読ませてもらうね」

2章冒頭の入りは、さすがについていけませんでした。
枚数も限られているので、強引な場面展開になるのはわかりますが、別視点の話なのかなと思っちゃいます。

過去のトラウマという点を印象づけたいならば、

>全体として大きな魅力を感じないんだよね

この一文だけパッと出して青島の起床、それから2ヶ月前の出来事の説明、という流れもありかなと。

【全体】
おもしろかったです。
雪像が溶ける際の一悶着は、たしかにどうするんだろう、と二人の葛藤に注目してしまいました。
文章でも書きましたが、雪像の表現がとても印象的でした。

題名を雪森愛とするのならば、もう少し何かメッセージがほしかったかな、と思ってしまいます。
ただの雪像の名前と終わらせてしまうのでは、寂しい。これは少し難しい要求のような気もしますが。

雪像は動かないのかぁー。
中盤できっと動くと勝手に思っていただけです。
昔、小畑健の読み切りマンガで、『はじめ』というのがありました。ひとりごとです。

つらつらと言葉を連ねましたが、独断と偏見に基づいた意見ですので、適当に読み流しください。
では、再びお会いできるときまで。

 

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2016年01月03日(日)08時59分 天田龍太郎40点
に、24歳かあ……い、いえ、何でもありません。

この作品を読んだのは、オススメ掲示板で勧められていたからですが、たいへんクオリティが高い作品でしたね。
プロ作品に必要なのは、たとえ読者の好みと合致しないとしても、最後まで読んでもらえる『読みやすさ』だと思うんですけれど、この作品の読みやすさは商業作品にもひけを取らないと感じました。
俺だったら、このテーマで長編に仕立て直して、公募に送ります。
読みやすさを裏付けていたのは、高い描写能力と、あとは創作の世界に対する、わかりやすい説明だったと感じます。
楽しませていただきました。

少しばかり言うことがあるとすれば、創作についてテーマにするなら、主人公と相方を少しばかり対立させてもよかったんじゃないでしょうか。
今回の件を機に、二人には順風満帆な日々が訪れるワケですけれど、もうちょっと山を大きくし、二人を創作論の上でも対立させ、その問題をクリアすることによって成長し、編集者の言っていた壁を具体的に乗り越える。
つまり、今回の一件で、主人公が得た大きな武器とは一体なんだったのか、明確化すると、より面白くなるかもしれません。

また、雪森愛は作品的には重要なキャラですが、この作品におけるヒロインにはなりえているかな、と感じました。
これまで創作論においては、分野の違いもあり、お互いにイエスマンであった二人が、雪森愛の扱いを巡り対立する、というのが物語のムーヴになっていますが、しかし、二人にとって雪森愛が重要だということは伝わってきても、読者にとってはそこまで感情移入できる対象でしょうか。
個人的な意見ですが、キャラクターを立たせるのは姿形の造形ではなく、セリフとモノローグだと思います。
商業作品と同列に扱うことを考えるなら、この作品がライトノベルとして致命的なのは、『ヒロインの不在』ではないでしょうか。
もし仮にですが、俺がこの作品をリメイクするとしたら、雪森愛には喋ってもらいます。
主人公が妄想野郎なのか、ファンタジー設定をもちこむのかはわかりませんが。
あと、海洋くんのネーミングは海洋堂から取ったのだと思いますが、彼が男である必然性はありますか?
そこに強いこだわりがないのであれば、彼は美少女にすべきでしょう。
俺だったら、ですが、漫画の持ち込みに終わった主人公が公園に行くと、めちゃくちゃ彼好みの雪像があったと。創作意欲を凄まじく掻き立てられた彼は、雪像の設定やセリフを妄想して、一人盛り上がっていた。すると、登場するのが、雪像とはまた違う味わいを持ったツンデレ美少女海洋ちゃんで、彼女は主人公の妄想に気持ち悪いとケチをつけてくる。彼女は主人公よりも高いプロ意識を持っており、フィギュア業界では期待の新星として扱われていた。しかし、その高過ぎるプロ意識が、彼女の創作を邪魔し、スランプに陥っていた……的な。
ジャンルとしては、創作論込みの異種格闘技風三角関係ラブコメ、プロとして尊敬できる彼女と、めちゃくちゃ俺好みな雪像のあの娘、という感じでしょうか。
創作論関連としては、主人公と相方のプロ度を別に設定し、違う問題を抱えている感じにすると、対立もうまく表現できて、より興味深いでしょう。

いずれにせよ、文章力・構成力共に素晴らしかったですから、ここにライトノベル的ノリを加えるといいのかな、と感じました。
俺だったら、上記のようなラブコメに改変して新人賞に出しますかね。差し出がましいことを言っているようでしたら、申し訳ありませんが。

それでは、これからの躍進を期待しております。
 

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2015年12月31日(木)10時12分 ミチル40点
 おはようございます、御作を読了いたしました。拙い感想になりますが、参考になる部分があると幸いです。

・テーマの消化の仕方にうなりました。思いつきそうで思いつかない、素晴らしい題材でした。まさに、儚い冬の乙女でした。

・題材の活かし方も群を抜いていると思います。青島が彼女を必死に守ろうとする姿には涙腺が反応しました。悲壮感が漂っていました。

・雪森愛を壊そうという瞬間に、海洋が懸命に青島を説得しようとする場面は泣けました。二人で最期まで見守ろうと決断してホッとしました。

・しんみりとした雰囲気でしたが、ハッピーエンドで終わって本当に良かったです。


 感動しました。指摘ができなくて申し訳ありません。これからも執筆を頑張ってください!
 

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2015年12月30日(水)21時55分 筋肉バッカ 9.WICozezU30点
こんにちわ。読ませていただきました。

いやーおもしろかった!物言わぬ雪像を美少女としているにも関わらず、その存在感の大きさ、重要性が伝わってきました。青島、海洋が雪像に向き合う姿も青春を感じられ、しみじみとした気分になりました。

非常に楽しませていただいたので正直あまりないのですが、以下、気になった点です。
青島くんの悩みっていうのはよくよく伝わったのですが、海洋くんの方は物語を通して割と淡々としてたのでそのあたりがあまり見えなかったかもです。ただ、二人の悩みは創作に関することで、言わばベクトルが同じというか、似たようなというと乱暴ですが、そういった悩みであるので、重ねて描くとくどいかもしれませんね。

以上です。
個人的にはすごく面白かったです。
執筆おつかれさまでした。
 

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2015年12月30日(水)19時12分 おとぎの国のアリス20点
拝読いたしました。
読後の率直な感想といたしましては――
「うん、いいお話だね」
このような感じでした。
途中で大道芸人が登場したときには、「うはっ!」そっち系へもっていくのか!?などと、不安になったりもしました。終わってみれば終始安定した語り口で、無事にエンディングへと着地できていたように思います。

そうですねぇ。あえて注文めいたものをつけるとすれば、まとまり過ぎていたかもしれません。綺麗にまとまり過ぎて、ハラハラもなければドキドキもない。安全運転のジェットコースターのようなイメージでしょうか。

今企画のテーマである、「美少女」そのものを雪像としてテーマに取り上げておられたのには、好印象を受けました。ただ、雪像だけに動きがない。動かそうにも、動かせない。この縛りには、作者様も悩まれたのではないでしょうか?
読者目線では、動かないものをどうにかして動かしてほしい。こんな期待もあるんですよね。
そこで、勝手に設定をお借りして、私なりに動かしてみようと思います。
動かすポイントは「心」です。

対立軸が欲しいので、海洋はそのままに、青島の設定を「挫折して腐った漫画家志望者」にしてみましょうか。
海洋と出会うところまでは同じ。ただし協力するどころか罵倒し、海洋の才能に嫉妬します。
難しいのはここからですね。腐った青島の心を、どう前向きに向けていくか。ここは、青島をどんどんイジメていいと思います。
気がつけば、こっそりと海洋をのぞき見していたり。夜中に、雪像を眺めに行ってたり。持ち込んだ原稿を、ゴミ扱いされてみたり。
海洋が雪像を作る動機にも、もう少しだけパンチが欲しいところ。解けてなくなるのではなく、完成の一歩手前で海洋自身に破壊させてしまいましょう。
それを止める青島。なにかが足りない。なにが足りないのかが、海洋にはわからない。そのヒントを、青島のなにげない一言が与えます。
以後は、雪像の完成までを描いてEND。
小説ならではの強みを生かして、最後くらい夢なり幻想なりを発生させて、本当に雪像を動かしてみるのもアリかもしれませんね。
こんな感じですと、雪像そのものは動いていませんが、明らかに登場する人物たちの「心」は動いているように感じられる…かなw?

思い付いたままに、勝手に動かしてしまいまして申し訳ありません。
以上が、私からの感想となります。
執筆お疲れ様でした。
思わず、雪像の映像が見たくなるような作品でしたね。ありがとうございました。

 

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2015年12月30日(水)17時57分 馬 SGA7bLSsMA10点
拝読致しました。
凄い勢いですね。特に設定を盛り込んで行く部分、物の構成方法をまるで観察しているかのようで、驚きました。それは自分が物語をいきなり最後まで書き連ねる作り方だからであって、もしかしてみんなはこうやって作品の素を創り上げていってから、製作に取り掛かるのかと。
雪で出来上がった美少女、さぞ純白で美しかったことでしょう。描写が丁寧だったのでよく浮びました。それが出来上がって行く毎に雪像作りのプロ意識があって、作り方まで分かってなるほどと思いました。
構成としてはやはり作品でも見られたように作者様が実際にかなり構成を練ってから本番に取り掛かるのでしょう、整っていて段階も分かり易かったです。作品に作品を二つも三つも入れると楽しいですよね。そこから本当に新しい作品を考えて行く作業。それもしっかりと作品から独立してまとめあっれて書いてあったので本文と混合する事も無く読めました。
臨場感のある作品でした。
執筆お疲れ様です。
 

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2015年12月29日(火)18時40分 ウサリアス20点
 どうも、感想専門のウサリアスです。

 シンプルながら、引き込まれる内容で良かったです。
 文章も読みやすく、登場人物の悩み等もちゃんと書かれていて良かったです。
 

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2015年12月29日(火)13時13分 ピューレラ40点
指摘する部分がほとんど無いほど良い作品でした。
けれど素晴らしい作品だったからこそ
一つだけあえてするとすれば、ダークな部分の心理描写をもう少しだけ掘り下げて書いてほしかったというところです。
エヴァンゲリオンのような感じに。

この物語は笑える明るい“陽”の作品ではありませんが
物語に惹きつける面白さはあります。

企画の規定枚数が少ないので難しいところではありますが
数行分でいいので、ダークな心理面を言葉として表したものが追加されたら
もっと心に残り読み終わった後に感嘆する作品になるんじゃないかと感じました。

【好きだった点その1】
全体的なストーリー。

もっとファンタジーなものになるのかと思いきや、夢に向かう二人の物語であるところが
とても良かったです。

【好きだった点その2】
青島くんが、雪森愛でどんどん設定を考えていくところが良かったです。

やはり小説を書いているものとしては、このキャラクター設定やプロットを考えているところは
自分にもおぼえがあるところなので惹きこまれて読みました。

【好きだった点その3】
美少女がテーマでありながら、美少女が一言も発しなかったところ。

このアイディアはいいですね。
それでありながら、物足りなさも感じることなく読み進めたくなるのは素晴らしいです。


海洋くんは海洋堂からきているのでしょうか。
いい物語に出会えたなと思いました。
ありがとうございました。
 

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2016年01月17日(日)23時33分 ハイ s7d/2ml3o.30点
まず十八作品の冒頭に一通り目を通しました。
その中から一定のしきい値を満たすと思われる作品を四つほど選びました。
その中において今作は、とりたててずば抜けたものをもっていたわけではありませんでした。
けれど読み終えて感じたのは、これが一位だという迷いのない気持ちで。
……まあ、三つ目に読んでの話なので、暫定となりますが上位三位には入っている……と思うんですよね。ええ、多分ですけどね。ね。
迷いまくりですいません。


●では、気になったところと良かったところから行きます。


>まずは、丈夫な板を使って枠を作り、その中に雪を詰める。このとき、像の中心を通る『芯材』と呼ばれる角材を埋めこんでおく。芯材があることで、像の安定性が増すのだ。
 踏みつけるなどして雪をガチガチに固めたら、枠を外す。こうして、雪の立方体ができる。
 次に、カラースプレーを使って、雪塊の面に大まかな形を描く。
 描いた形を元に、いよいよ雪を削っていく。初めはスコップやノコギリを用いて大まかに削り、徐々に細かい作業に入っていく。
 最後に、きれいな雪に水を混ぜた『化粧雪』というものを、像の表面に貼りつけていく。そしてゴム手袋をはめた手で表面を撫で、なめらかにする。
 これで完成だ。

●丁寧に調べた上に丁寧に書かれたんだな、という描写でした。
それだけでもう、好感が持てました。

>でもそういえば、漫画で人物画を描くとき、まずは服をきていない状態の身体を描く、という手法がある。裸の絵で身体のバランスを確認してから、服を書きこんでいくわけだ。

●そうですね、私もそうでした。
それを知っていただけに、ここにも作者さんの本気を感じました。
雪の話なのに、熱い、ですね。

>「そこでだ。おれが服のデザインをする」

●この展開燃えました。そう来るか、と。
ここから一気にのめりこまされたと思います。

>ネットからダウンロードした画像も、すべて削除する。

●いや、それはする必要ないんじゃないかな、と思いました。
あとから資料として必要になってくる場合もあると思うので私はおすすめしません。

>だめだ。いくらオリジナリティがあっても、クオリティが高くなければ意味がない。

●オリジナリティばかりの私には耳が痛い話でしたw
いや、わかってるんですよ。わかってますって。

>「いいフィギュアには、魂が宿るんだ。僕は、まだその感覚をつかむことができていない。いまのままじゃ、プロとして活躍するのはおそらく無理だ」

●この作品、作者さんの魂が宿ってましたよ。

>前半はコメディ調で進め、後半はシリアスな展開になるという構成にした。

●ですよね。私も基本そういう構成にしています。

>「見守ろう」
 おれは振り向き、雪森愛と正対した。
「雪森愛は、まだ生きている。彼女の姿を見届けよう、最期まで」
「そうだね」

●話の展開上、最後または後半に壊されるとかそういう危機に陥ると思っていましたが、
天候によるものの上に、見守るという選択をとるとは思っていなかったためにすべてが意外性に満ちた結末でした。この作品としての最高のラストシーンだったのではないでしょうか。
ちなみに、私は主人公が泣き出す前にもう泣きそうでしたw


●文章
なんかもう、卑怯なぐらい巧かったです。
過不足無いどころか、文章が頭の中に流れ込んでくるような感じがあって主人公とのシンクロ感が半端なかったです。
とにかくすごく臨場感がありました。一人称の強みですね。
今まで一人称を低く見ていましたが、これからは見方を変えることにします。

●キャラ
主人公と海洋、どちらも等身大のキャラ……いえ、人間として存在していると思わせるだけのものを感じました。
ジャンルは違いますが、漫画とフィギュアという創作物を扱っているあたり、その苦悩がすごく伝わってきて良かったです。
個人的に、フィギュアで「海洋」というのはちょっとツボでしたw

●テーマ
単純に「雪」だけで言い表せない使い方がよかったと思いました。

●ストーリー
他の文章、ストーリー、キャラだけでも相当なレベルなのに、ストーリーまでもがハイエンド級。出会い、協力、熱中、終わり。その全てに緻密さが感じられる素晴らしい作りでした。
一つだけ難点をあげるなら、エピローグがうまく行き過ぎているかな、と思いました。
翌年ぐらいの、まだ二人ともデビューできたばかりのエンディングで読者にこれからの明るい未来を見せるというのもありかな、と。
いや、これは無粋かもしれませんね、申し訳ありません。
どうも、うまく行き過ぎる展開にはひっかかりを覚えるもので。



大変素晴らしい作品を読ませていただきました。ありがとうございました。
それでは、共に上げていきましょう!



●追記


オススメ掲示板では、過剰に煽るような書き込みをしてしまい申し訳ありませんでした。
また、気をつけて書いたものの、ネタバレにあたるような書き込みも一部あり、慌てて修正したりなど多分にご迷惑をかけてしまったと思います。
謝ることしか出来ませんが、真に申し訳ありませんでした。
 

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合計 18人 390点

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