ヒロインになんか絶対にならないっ! |
一、 「お前がヒロインになるのだよ!」 突然すっぽんぽんになって慌てふためく私に、男はそんなことを言った。 ほんの数分前。 クリスマスイブにもかかわらず部屋のベッドに寝転びながら、私はのんびり漫画なんぞを読んでいた。 平和。実に平和だ。 そうだよ、クリスマスイブだからって別に恋人とイチャイチャしなくてもいいじゃん。こうやって自分の好きなことをやっていれば、楽しむことはできるんだ! と思いつつも、頭の中にぼんやり、この前まで恋焦がれていたセンパイの顔が浮かぶ。笑顔がステキで、優しくて、この人とならと勇気を出して告白したのに……。 まさか十歳以上お断りだなんて。 って、ああ、ダメだダメだ。 私は頭をぶんぶんと振ってロリコン野郎の顔を追い払うと、弟の部屋から持って来た漫画の山を見つめた。 漫画なら私の部屋にもいっぱいあるけれど、どれも典型的な恋愛モノ。幸せなヒロインになれなかった今夜は、そんなのよりも弟が持っている熱い少年漫画の方が読みたかった。 てなわけで、今夜は徹夜で読破するぞ。それ、まっくのうちーまっくのうちー、おおう、デンプシーロールきたーっ、うひょー! ……ヤケになんてなってないぞ、ホントだぞ。 「ふっ、ウソだな」 ほへ? なんかいきなり声が聞こえた。 上半身を起こして、きょろきょろと辺りを見渡す。誰もいない。当然だ。弟はデートで外出してるし、両親は海外へ出張中だもん(お約束)。 「お前はなりたいはずだ」 気のせいかなと思ったのに、また聞こえた。 なんぞこれ? それに「なりたい」って一体なんのことだ? 意味が分からないし、気味が悪い。クリスマスイブに怪奇現象って、どんな組み合わせだよ、それ!? しかもこっちがパニくっているのもお構いなしに 「本当によろしいのですか?」 「構わぬ。やれ」 「はっ! ではシステム作動します!」 なんかよく分からないやりとりをオバケたちがやってるし! なんだよ、システムって……って、うええええええええっ!? 不安になってベッドから降りた私の目の前に、アニメやゲームなんかで見かける魔法陣みたいなものが突如浮き上がった。 「召還ゲートオープン。いつでも行けます!」 来る!? なんか来ちゃううううぅぅぅ!? 「よし。では行ってくる」 来ちゃらめぇぇぇぇぇ!! と、その瞬間。 何の前触れもなく、突如として私の服が消え失せた! うわわわわわわ、なんだ、なんなんだこれ!? 思わぬ展開に慌てて私は右腕で胸を、左手で股間を隠す。 「ちっ!」 そして舌打ちが聞こえた方を見てみると、そこには長身痩躯、髪を短く切り揃え、赤を基調としたタキシードという派手な衣装もセンスよく着こなしているイケメンが、渋い表情をして立っていた。 「だ、だ、だ、誰だー、あんたーっ!?」 思わず右手で指差す。 すると男は途端に満面の笑みを浮かべて、ぐっと親指を突きたてた。 なんだよ、その「GJ!」みたいな仕草は……って、はっ!? 私はおそるおそる自分の胸元を見下ろす。 たわわに実った私のぱいぱいが、あろうことか丸出しだった。 「いやーーーーーーーーーー!」 自分の身体を抱きかかえるようにして、その場にしゃがみ込む。そんな私に男は笑顔のまま 「余はラノベ・サンタクロース。お前をこの世界のメインヒロインとするためやってきた」 と、ワケノワカラナイ自己紹介をしたのだった。 二、 バカな展開についていけない。 サンタクロース? 私をヒロインにする? 意味が分からない。 でも、差し当たってまず問いたださなきゃいけないことは……。 「なんで私、すっぽんぽんなんだーっ!?」 コレだ。間違いなくコレだ。ツッコミ所は色々あるけれど、まずは私が引ん剥かれた原因を追求せねばっ。 「うむ。単なる読者サービスである」 「ふざけんなっ!」 なんだよ、読者サービスって、イミワカンナイよっ! しかし、男はしごく真面目な顔で、もっと意味不明なことを言い始めた。 「ふざけてなどおらぬ。よいか、読者とは神なのだ。その神に見捨てられては、世界は存在できぬ」 「はぁ? あんた、一体何を言って」 「これまで神の支持を得られず、一体どれだけの世界が消滅したことか。しかし、喜べ、娘よ。この世界は余が守る!」 「いや、だから」 「その為にも昨今の神々に覚えもめでたい手法をまずは取ってみた」 「人の話を」 「その名も『冒頭でヒロインが脱ぐメソッド』だ」 「聞け……って、なん……だと……!?」 「ふふふ。多くの世界では主人公が偶然ヒロインの着替えシーンに立ち会ってしまうのだが、余はテンプレこそ守れどマンネリは好かぬ。故にテンプレを進化させ、余がこちらの世界に具現化する際、その代償としてお前の服を生贄にするという画期的なシステムをぶほっ!」 偉そうにのたまう男のどてっぱらに、体当たりをかましてやった。 こいつの言うことはどうにもよく分からない。読者が神? 神の支持を得られずに世界が消滅? なんのこっちゃ。 でもひとつだけ分かったことがある。 私が今全裸になっているのは、全てこの男が仕組んだってことだ! 許せない。 乙女の秘密を覗いた代償、きっちりと払ってもらおうじゃないか。 男が肩膝つけて苦しんでいるのをチャンスとばかりに、私は再度タックルを仕掛けて床に押し倒すと馬乗りになった。 安心してください、穿いてないけどちゃんと大切なところは両手で隠していますよ? 「くっ。いきなり何をするのだ、お前は?」 「それはこっちのセリフだーっ。私をヒロインにするとか、読者サービスとかわけわかんないこと言って、本音は単に乙女の裸を見たいだけでしょーがっ!」 「うむ。神(読者)の中にはそういう者もいると聞く」 「他人のせいにするなーっ! あんたが見たいんでしょうが!?」 「余が?」 私に馬乗りにされながら、男がぽかんとした表情で見上げてくる。 なんだ、その「考えてもいなかった」みたいな顔は? これはこれでムカつくぞって、おい!? すると突然あろうことか、男は両手で私のおしりをぐっと鷲掴みしてきた! 「なっ!?」 ぎゃー、こいつ、開き直って、さらなるエロース行為に及ぶつもりか!? 堕ちない! 堕ちないぞ! 私を快楽の虜にしようったってそうはいくかっ! 「いや、まぁ、たしかにお前はなかなか男が好む体つきをしておる。胸は大きく形も良いし、やや無駄な肉がついているものの腰周りも悪くない。尻のこの弾力、揉み具合もかなりの心地よさだ」 もみもみ。 「ななっ!?」 「顔つきは童顔で、おせじにも完璧に整っているとは言いがたいが、宇宙に瞬く星々のように輝きを放つ瞳、新雪のような穢れなき唇に加え、喜怒哀楽が分かりやすく万人に好まれる愛嬌のある作りだ。まさに内角高めぎりぎり、ちょっとでもバランスを崩せばデッドボールというデンジャーゾーンへ絶妙にコントロールされた、まさに神の悪戯が生み出し美少女と言えよう」 もみもみもみ。 「なななっ!?」 「しかしだな、本音のところを言うと、余は幼女の方が」 「お前もロリコンかーっ!!!!」 咆えた。 快楽責めかと思いきや、まさかの失礼極まりない品評会。しかもまたしても幼女に完敗したし! これが咆えずにいられるかってんだ。 ただ、殴りつけるのはぐっと我慢した。 ここで殴りつけたら、また私のぱいぱいやらもっと危ないところが「こんにちは」してしまう。さっきの悲劇を繰り返してはいけない。人は過去の過ちから学ぶ生き物なのだ。 でも、殴りたい。殴り殺してやりたい。 何が腰に贅肉が付いてるだ、何が内角高めぎりぎりデッドボール寸前の、神の悪戯が生み出し美少女だ、好き勝手に言いやがってぇぇ。 もみもみもみもみ。 それにいつまでおしりを揉むつもりだー、お前はーっ!? その罪、万死に値する! ……んだけど。 ううっ、悲しいかな、私には攻撃する手段がない。 マウントポジションで圧倒的に有利な体勢とは言え、両手で大切なところを隠していては文字通り手も足も出ないのだった。 「うるさいヤツだな。せっかく褒めておるというのに」 もみもみもみもみもみもみ。 「どこがだっ!? てか、いい加減おしりから手を離せ!」 「あまりこういうことは言いたくないが、女の子ならもっとおしとやかに……おっと、ちょっと待て」 男がおもむろに私のおしりから手を離した。 ようやく言うことを聞いたかと思ったら、どうやらそういうわけではないらしい。男は手を虚空に伸ばすと、まるでスマホでも操作するかのように人差し指を動かし始める。 「な、なにをやってる?」 「絵師から先ほどのシーンの挿絵が早速描きあがったと連絡があった。どれどれ……」 男が何もない空間をタップする。 何もない、はずなのに、まるでそこにスクリーンがあるかのように突如として現れたその画像は……。 「ななななっ、なにィィー!?」 偉そうにふんぞり返る男を、ぱいぱい丸出しで指差す私……だけではなく、さらには背後の姿見におしりまでばっちり映っているいう衝撃的な一枚だった! 「素晴らしい。これならば神々もさぞ満足されるに違いない」 「満足させてたまるかーっ!」 なんだこれ、なんだこれ、なんなんだこれェェェェ!? さっきのシーンを描いたのは私にも分かる。でも、その場にいたのは私とこの不審者だけ。誰もいなかったはずなのに、なんでこんな絵が!? それに鏡ってあんなところにあったっけ!? 「だから先ほど説明しようとしたであろう? 世界は神々の支持を得なくては存えぬ。その為には世界を神々が閲覧できる形へと変換する必要があるのだ。そう、アニメ、ドラマ、映画、演劇、オペラ、小説……そしてラノベである」 「ラノベ……」 「余はラノベ・サンタクロース。世界をラノベにして存続させる者。余の行動が文字となり、ラノベになる。しかし、だからと言って、余ひとりの力で刊行出来るものでもない。一冊のラノベが生まれる影には数多くの助けが必要であり、故にこの世界は常にそのような関係者たちの監視下に置かれておる」 「関係者たち……」 相変わらずこいつの言っていることは無茶苦茶だ。ラノベにして世界を存続させるとか、その発想こそがラノベ脳、うさんくさいことこのうえない。 でも、事実として私の服は突然消えたし、こいつは忽然と現れたし、宙にぼわっと浮かび上がる画像とその内容には騒然とさせられたし……。 こいつの言っていること、もしかして本当なのか? だとしたら……。 「ねぇ、ちょっと。ちなみにその関係者とやらは一体何人ほどいるのさ?」 「機密事項ゆえ正確な人数を教えるわけにはいかぬが、後書きのスペシャルサンクスでざっと一冊分が書けるほどであると言っておこうか」 ぬおー!? もし男の言っていることが本当なら、乙女の秘密があの一瞬でそんな大勢の人に知れ渡ってしまったことになる。 あははは、やっぱり信じない。 信じないぞ、コンチクショウ! 「しかもただ量を集めただけではないぞ。その質も最高峰だ。それはこの挿絵を見ても明らかであろう」 ウソだ、ウソだ、こんなのありえないと呟く私に、男が「ここに注目だ」と虚空に浮かぶ画像を指差す。 ……鏡に映った私のおしりだった。 おい、殺すぞ、マジで。 しかし、そんな私の殺気なんてどこ吹く風とばかりに、男が自慢げに続ける。 「本来の姿見はもう少しズレた位置にあった。が、挿絵のインパクトを上げる為に、スタッフがわざわざこちらの世界に干渉して姿見をあの位置へと瞬時に移動させたのだ。こんな細かな仕事が出来るのはぐはぁ!」 気がついたら頭突きをかましていた。 咄嗟の行動だった。 でも、攻撃手段がないと思っていたけれど、まさかこんな凶悪な最終兵器が残っていたなんて。人間、追い込まれると何が飛び出すか分からないものだ。 感謝。読者とかいう胡散臭い神じゃなくて、ホンモノの神様に心から感謝! 「おい、こら、ヒロインが頭突きなんてするものではない」 「うるさい! 誰がヒロインだ!? 私はそんなのやらないぞ!」 「何を言っている? ここまで来てヒロイン辞退などとどわっ!」 ガツン。 さらにもう一発お見舞いしてやった。 「だからヒロインが頭突きなどやめろと言っておるであろうが」 「だからやらないって言ってるでしょーが!」 「ならば」 もう一度頭突きをお見舞いしてやろうかと振りかぶった時だった。 「この世界は終わってしまうぞ?」 「……え?」 身体が止まった。 男の言葉に心を動かされたわけじゃない。 こいつの言っていることは全部でたらめだ。色々とありえないものを見せられたけれど、断固として信じるわけにはいかない。特に大勢の関係者に私の生まれたままの姿をみられたと言うくだりは絶対に信じない。 だけど、「世界が終わってしまう」と言い放つ男の表情はとても寂しげで。 言葉よりもずっと心に訴えるものがあって、それはちょっと信じてもいいんじゃないかと一瞬思えたんだ。 三、 かみさまたちの寵愛を受けるには、ラノベにおいてヒロインの存在は絶対だそうで。 故にヒロインがいなくなれば、その世界は神々から見放されて滅びる。 男の話によるとなんでも赤い雨が降り続き、多くの世界は耐え切れずに消滅してしまうのだそうだ。 「おお、考えるだけでも恐ろしい話だ」 「そうかなぁ?」 イマイチよく分かんない。なんだよ、赤い雨って? 「愚かな。お前は赤の恐怖を知らぬから、そんなことが言えるのだ」 「さいですか。てか、なんで私がヒロインなのさ? 別に他の人でもいいじゃん。だいたいあんた、ちっちゃい女の子が好きなんでしょ?」 ロリコンはロリコンらしく、幼女ときゃっきゃうふふすればいいんだ。 そして大人しく逮捕されてしまえ、この犯罪者予備軍め。 「ふ。余も出来ればそうしたかった……が、幼女ではダメなのだ」 「なんで? あんたが言う神様にはロリスキーな人も多いでしょ」 そうでなきゃ小学生とバスケする話があんなに売れるわけが……。 「そういう問題ではない。よいか、幼女たちに相応しいヒロイン像はプリキュアなのだ」 「……はい?」 「プリキュア、つまりはバトルものだ。残念ながら余の専門外である」 「専門外?」 「我等『世界を存続させる者』たちは、ラノベや漫画といったフィールドとは別に、専門とするジャンルがあるのだ。バトルもの、恋愛もの、SF、ホラーと言った具合にな」 ああ、なるほど。なんとなく意味が分かった。 つまりこいつ、バトルものは苦手なんだ。 「ったく、情けないなー。そんなの、専門じゃなくてもなんとかするのがプロでしょうに」 「無理を言うでない。余の専門はラブコメ、しかもエロ方面寄りなのだぞ。コメディならば鬼哭拳や核ミサイルでも耐えてみせる自信はあるが、マジな戦闘なぞこなせるわけがなかろう」 「ふーん、そういうもんなの……って、オイ!」 「ゆえに余の専門と、ラブいヒロインに夢見る乙女、それでいて神々が食いつきそうなエロ展開にも耐え得る体つきを考慮して見つけ出したのがお前だったのだ!」 「最低! あんた、マジで最低だーっ!」 エロっぽいラブコメが専門ってことは、なに、これからもこんな恥ずかしいめにあうのか、私はっ!? てか、思い出した。いまだに私、すっぽんぽんで馬乗りじゃないか! 「そうだ。そして余の左手はいつの間にか再びお前の尻に添えておる」 「ぎゃー!」 「さらにもしこれ以上ヒロイン辞退を訴えるのなら、この左手が更なる禁忌へと導かれることもあるかもしれぬと助言しておく」 禁忌? 禁忌って何だ? 花園は死守して……なっ!? 男の左手がわさわさとおしりのある一点へと移動していくのに気付いて、私は慌てて男の上から飛び退った。 「あ、あ、あ、あんたって人はーっ!?」 「ふっ、たわいもない」 悠然と立ち上がる男に、これまで以上に怒りがこみ上げてくる。 乙女のおしりに触れるだけでも万死に値するというのに、あろうことかあんなところにまで指を伸ばそうとするなんて! 殺す殺す殺す殺す殺す殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺こいつは絶対に殺すーっ! ああ、誰か、こいつを殺す武器をくれいいいいいいいい! すると。 「お呼びでっか?」 突如として壁からにょきっと顔が飛び出してきた! 四、 さわやかさ、とは正反対にあるような顔だった。 具体的に言うと、大きな目は細くアーチを描き、これまた大きな口をめいっぱいに広げ歯を見せたその顔は、とても強欲そうだった。 そんなのが壁から、文字通り顔を出している。ああ、もう今度は一体なんなんだよ……。 「あ、ワテはこういうモンですわ」 驚く私に、顔が名刺を歯から差し出してくる。 「えーと、まっぱな女性の味方企業・株式会社謎の光……?」 壁から顔を出してくるだけでも十分怪しいのに、会社名がさらに輪をかけている。なんだよ、謎の光って、新興宗教か? 「なにっ!?」 でも、何気に読み上げた会社名を聞いて、自称・ラノベ男に動揺が走った。 「いかん! そいつの口車に乗ってはいかんぞ!」 おっ、なんだ、男のこの慌てよう。これはもしかしてこいつをぎゃふんと言わせるチャンス到来か? 「あー、男の人はみんなそう言いますねん。女性の味方、イコール男の夢にとっては敵やさかいなぁ」 「男の夢の敵……それは一体どういう?」 「まぁ、それは見てもらったほうが分かりやすいでんなー」 そう言うと顔はガバッと目を大きく見開いた。 「……おおっ!?」 一瞬何も起きてないように思えた。が、何気に視線を降ろしてみると、どこからか私の胸と腰まわりに強烈な光が浴びせられ、眩しくて見えなくなっている! 「これぞ業界初、異次元からの光の照射で乙女の大切な部分を完璧にガードする『謎の光』ですわ」 顔に促され、私は恐る恐る胸を隠していた右手を離してみる。 おおっ! 素晴らしい! 光のおかげでぱいぱいが見えない! 「ああ、なんてことを……!」 男の嘆きをよそに、私は股間からも手を離す。やはり胸同様、花園の様子は微塵も窺い知ることは出来なかった。 「異次元からの照射やから光源を隠される心配もありまへんねや。もちろん被写体の動きにリアルタイムで反応しますさかい、どんなに動き回っても」 とりゃー。おりゃー。あちょー。 おおっ、すごい、暴れまくっても光のおかげで全然見えない! 「しかも今なら本契約の前に、お得なお値段で五分ほど謎の光を体験できる『謎の光お試し価格キャンペーン』を実施中ですねん」 なんとっ、そんな心憎いサービスまで! 素晴らしい、素晴らしいですぞ、株式会社謎の光。 「くっくっく。イケる! これはイケるぞ!」 私は光の鎧を身に纏い、両手を腰にあてて男の前に立ち塞がる。 「なんてことだ、そんなポーズを取っているのに何も見えないとは……」 「わはは。さて、神への祈りは捧げたか? 辞世の句の準備は? 遺産相続で揉めないための遺書はOK?」 「どれもまだ済ませてない。ちょっと時間をくれないか、なに、四十分もあれば」 「四十秒で支度しな! てか、お前は今すぐ死ねぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」 きっちり五分後。 謎の光のお試し期間も終わり、再び両手で股間と胸を隠す私の前に、男がボロ雑巾のような有様で打ち倒れていた。 「はぁ、スッキリした!」 「うわー、あんさん、エゲつないでんなぁ。死んだんちゃいますか、これ」 「大丈夫だって。こいつ、さっきコメディならどんな攻撃にも耐えるって言ってたもん」 「怖っ! そんな言葉を信じて、ここまでやったんでっか?」 「何言ってんのさ。私にやったことを思えば、これぐらいで終わったのはむしろ感謝して……おっ!?」 意識を取り戻したらしく、男が仰向けのまま、私に震える手を伸ばしてくる。 「もう少し死んでろ!」 「ぐはっ!」 そんな男のどてっぱらにヤクザキックをお見舞いする。 だって、もう少し気絶してもらわないと着替えられないじゃないか。 「鬼や! あんさん、鬼の子や!」 「うっさいなぁ。それより助けてもらっておいて悪いんだけど、もういいよ」 私は腕で胸を隠しながら、顔に向かって手をひらひらと振る。 「は? それはどういう意味でっしゃろ?」 「悪は滅びた。だからもう謎の光はいらないじゃん?」 「はぁ、つまりはお試しだけで終わりってことでっか?」 「そゆこと」 満面の笑みで頷いてみせた。 ……再び気絶した男の顔を足の裏でぐりぐりと踏みながら。 うだうだしつこいようなら、お前もこんな目にあわせるぞと言わんばかりに。 「そうでっか。じゃあ仕方ありまへんな」 おっ? 意外とあっさり引き下がるじゃないか。 「んじゃ、また何かあったら呼んでくださいや」 「そんなのないない」 「まぁ、そんなつれないことおっしゃらんと。ああ、それからお試しキャンペーンの請求書は後ほど送りますさかい、よろしゅうお願いしますわ」 そして顔はほなさいならーと、あっさり消えていった。 また部屋には私と男だけ。でも、男は気絶していて、久しぶりに静寂が戻る。 よしよし、これで邪魔者はいなくなったぞ。では今のうちに着替えを済まして、男を燃えるゴミに捨てに行こう! まったくクリスマスイブだってのにえらいめにあった。この世界をラノベにするだの、世界が終わるだの、そんなのより私の純潔のほうがよっぽど大事だってんだ。 「てことで、とりあえず着る物を……うおぅ!?」 不意に目の前で空間がうにょりと歪んだ。 今度はなんだ!? と思わず身構えるも、ただ一枚の紙が現れて、ひらひらと床に落ちるだけ。 拾い上げて見てみると、それは株式会社謎の光からの請求書だった。 「なんだよー、びっくりさせるなよーってうえぇぇぇぇ!?」 安堵したのも束の間、そこに書かれた金額につい変な声が出る。 「一、十、百、千、万……」 数字の位を読み上げていく。 「い、い、い、一千万エーーーーーーーン!?」 驚きの請求金額に思わず口からエクトプラズムが出た。 五、 「んな、バカなーーーーーーーっ!」 だってお試し価格でしょ。それが一千万円ってそんなバカな話ってあるかっ! ぼったくりだ! JAROに相談だ! 「JAROはウソや紛らわしい広告の審査だけだ。ぼったくりには応対してくれないぞ」 「な、なにー!? だったらどこに相談すれば?」 「だから言ったのだ、口車に乗ってはいかん、と」 いつの間に復活したのか、ラノベ男が溜息をついた。 男によると株式会社謎の光はその業界では有名らしく、法律の穴を突いた手口で被害者が後を絶たないとか。 なんでも地上波では謎の光によってクリティカルポイントを隠しているアニメが、円盤では丸見えになっているのも、実はそのぼったくり金額を支払う為に泣く泣く取られた手段なのだそうだ。 「なんてこったーっ!」 私は請求書をぐしゃりと丸めて床に叩きつけると、両手で頭をかきむしる。 そんな、一千万円なんて、普通の高校生な私が支払える額じゃないよーっ どうすればいい? どうすればこのピンチから脱することが……。 「って、そうか、分かった。コレ全部夢なんだ。あんたも、この一千万円も全部うにゃあ、とつじぇんにゃにをふるーっ!?」 男がむぎゅうと私の左右のほっぺたを引っ張ってきた。 「痛いか?」 「いひゃいいひゃい、やめれー」 「ならばこれが夢ではないと分かったのではないか?」 「わひゃった、わひゃったから、手をはにゃせー」 夢じゃないわ、痛いわで、悲惨すぎるわっ、私。 「まったく一千万ぐらいで取り乱しよって。安心するがよい。それぐらい、はした金である」 「え、ホントに?」 「余は本当のことしか言わぬ」 マ、マジで!? だって一千万だよ、一千万。それをはした金だなんて……こいつ、もしかしたらすんごいお金持ちなのかも。 おおう、あれほどまでに忌々しかった男が、急に頼れるイケメンに見えてきた! 「えっと……あはは、さっきは本気で殺そうとしてごめんね?」 「うむ、死ぬかと思った」 「でも、ほら、神々(読者)も困惑してるんじゃないかと心配になるぐらい、まるで何事もなかったかのごとく復活してるじゃん? よっ、さすがはラブコメのプロ。ダメージを引き摺らないその神秘の肉体に痺れる、憧れるぅ~」 「ふふふ、まぁ余にかかれば造作もないことだ」 男が自慢げに微笑む……こいつ案外ちょろいな。 「それでそのぉ、一千万円の件なのですが……」 「任せるがよい」 おおう、やったー。ピンチ脱出だーっ。 「なに、一千万ぐらい印税ですぐに入ってくるであろう」 「……は? 印税?」 「うむ。そうだな、タイトルは『全裸のヒロインがモロ手を上げて喜んでいるんだが、俺はどうすればいい?』とかどうであろうか?」 「は? モロ手?」 ふと、姿見に映る私の姿が見えた。 すっぽんぽんの私が諸手を上げて喜んでいた……。 「ちなみに『諸手』を『モロ手』と表現したのは、つまりはぐはっ!」 「死ね! 死んでしまえーっ!」 私はやけくそになって、封印されし黄金のハイキックを男の側頭部めがけて思い切り叩き込んでやった。 「ああ、もうヒロインになるしかないのか……」 男を再度失神KOした後、冷静になって考えてみた。 どうすれば一千万円なんて金額を捻出できるのか……人生オワタな方法しか思いつかない。 だったらまだ男が言うところのヒロインになって、印税を支払いに回すのが一番現実的なような気がする。 「ようやく分かったようだな」 「ちっ。もう復活しやがったか」 またまたいつの間に蘇ったのか、気がつけば男がケロっとした表情でうんうんと頷いていた。 さすがはコメディキャラ、ゴキブリ並みのしぶとさだ。 「……ホントに印税でなんとかなるんでしょうね?」 「うむ、余の見立てでは全十巻、全世界で大ヒットの予定だからな。造作もない」 十巻も出せるかぁ? 現時点で既にかなりグダグダだぞ。 「もっとも、そのためにはまず今回のコンペで良い成績を残さなくてはならぬ」 「コンペ?」 「そうだ。お前は知らぬだろうが、世界がラノベとして出版されるには様々な過程がある。その最たるのがコンペだ」 「はぁ」 「大きなコンペにもなると、成績上位は大々的に世へ売り出される。まぁ今回我等が挑戦するコンペはそういった類ではないが、ここで神々の支持を得られれば今後の展開にも弾みがでるというもの」 男が「モチベーションは世界の発展と継続にとても大切なのだ」と力説した。 「ふーん。で、大丈夫なの? そのコンペとやらに勝てそう?」 「ぬかりない。お題は『○○と美少女』で、○○には冬にまつわるものを出さなければいけないのだが」 「美少女は楽々クリアだね」 「……お前、結構図々しいな。まぁ、それはともかく、○○も余が『サンタクロース』ということでしっかり条件を満たしておる」 「……は?」 「加えてヒロインが全裸なのだ。負ける要素が見当たらない」 「おい、ちょっと待て」 私がすっぽんぽんなのもアレだけど、それ以上にさっきの言葉は見過ごせないぞ。 「あんたがサンタクロース、だと?」 「そうだ、余の名はラノベ・サンタクロースであるからな」 「名前だけでサンタクロースらしいところがまったくないじゃん!」 「何を言っておる。ちゃんと赤を基調とした服を着ているではないか」 「それ、サンタクロースのつもりだったの!? 私はてっきり一般人より三倍早い人のコスプレだとばかり思ってた!」 「さすがの余でも三倍早くは無理だが、三割うまい話なら作れるかもしれん」 三割ってしょぼっ! おまけにそのネタは全国では通用しないぞ。 「ダメだー、こんなの絶対お題のやっつけ感にダメ出しされるー」 私はしゃがみ込んで頭を抱えた。 ああ、美少女の私がまさに文字通り体を張って頑張っているというのに、アホが足を引っ張るよーっ! ええい、こうなったらお題の○○を『雪崩』に変更して、今からこのアホをベッドからの雪崩式バックドロップで永眠させるしかない! 「それもかなり苦しくはないか?」 それからバックドロップじゃなくてフランケンシュタイナーがいいって、そんなのまっぱで出来るか! HGにでもやってもらえ。 「だったらどうすればいいんだよーっ!?」 「慌てるでない。こういうこともあろうかと既に策は取ってある」 「どこに? こう言っちゃなんだけど、ここまで冬らしい要素なんてこれっぽっちもないぞ」 それどころか私、ずっとすっぽんぽんだからな。エアコンで適温に暖められているとはいえ、絶対おかしいって思ってた神様もいたはずだぞ。 「くっくっく、何も正攻法だけが全てではあるまい」 「と言うと?」 「各章の最初の一文字に細工をしておいた。なんと、それを読み綴ると『く・り・す・ま・す』になる!」 「おおっ! って、なってないじゃん!!!」 「なっ!? 神でもないお前が何故読める!?」 「それどころか、真面目に読み返してみたらひどい屈辱を味わったぞ!」 「バカモノ! そう言っておけば、面倒くさくて確認しない神々をまんまと騙しおおせたのになんてことをしてくれたのだ」 「あんた、マジでサイテーだな!」 ホント、こんなヤツ絶対サンタクロースじゃない。 「てか、サンタクロースならプレゼントぐらい持ってこいよぅ」 そうすれば多少はサンタっぽくなるのに。 「あるぞ、プレゼント」 「ホントに? いや、ちょっと待って。もしかして『この物語が神々への最高のクリスマスプレゼントだ』なんて寒いことを言うつもりじゃ……」 「は……はは、な、なにを馬鹿なことを」 「どうだか」 だったらその図星とばかりにダラダラ流れる汗をなんとかしろよ、おい。 「それよりもプレゼントはいるのか? いらないのか?」 「あんたのことだから、どうせしょーもないものなんでしょ」 「それはどうかな?」 男がパチンと指を鳴らした。 するとどこからともなくシャンシャンと音が聞こえてくる。 あ、目の前の空間がまた歪んだ! 「さぁ、これがお前へのクリスマスプレゼントだ」 偉そうに両手を広げてみせる男の足元に、いかにもプレゼントとばかりに包装された大きな箱が現れた。 「……結構大きい」 「うむ。当初はもっと小さなプレゼントであったのだが、事情が事情ゆえに急遽変更させたのだ」 「事情で急遽変更?」 「うむ。余はその時一番欲しいと思われるものを贈ってこそ最高のプレゼントだと思っておるからな」 「一番欲しいもの……はっ!?」 それってまさか……。 「当初予定していたものも素晴らしいものであった。が、今となってはむしろこっちであろうと自負しておる」 私が今一番欲しいもの……突然の変更……そして、このジェラルミンケースのような大きさの箱……。 「さぁ、どうか受け取って欲しい」 間違いない、一千万円だ! 「あ、あんたって本当はいいヤツだったんだ……」 う、不覚。なんだかホッとしたら涙が出てきた。 でもしょうがないじゃないか。やっぱり一千万円の負債という心的負担は大きかったんだ。 「ふ、泣くでない。これぐらいは当然のことだ」 男は頬の涙を優しく拭き取ってくれると、それよりもプレゼントを開けてみるがいいと促してくる。 「……うんっ!」 私は笑顔で頷いた。 エンディング たしかにそれは欲しいものではあった。 が。 「ふざけんなーっ!」 私は出てきたプレゼントの正体を前に叫んだ。 「ふざけてなどおらぬ。それこそお前や神々が今一番欲しいと思っているものだ」 「神々なんて知るかーっ! 私が今一番欲しいのはお金、一千万円なの!」 「それは神々には人気が無くてな。お前と神々の欲しいものリスト上位を照らし合わせた結果、これになった」 男が大袈裟な箱に入れられたプレゼントを指差す。 セーターだった。 セーターだけだった。 「ちなみにお前が着用できるのは、これからは余からプレゼントされた衣服だけになっておる」 「ええっ!? なによそれ!」 私は慌ててクローゼットに駆け寄る。 ぐぐぐ、あ、開かない……。 「そういう仕様なのだ。まぁ安心するがよい。プレゼントは今日だけでなく、一日一回ガチャれるようになっておる」 なお必ず下着が当たる十連ガチャには、これまた一千万円が必要な模様。お前らもぼったくりじゃないかっ!? 「なお今日は初ログインでありクリスマスイブという特別な日でもあることから、本当はURパンツをプレゼントするつもりであった。が、一部の神々から『穿いてないこそ至高』という強烈な思念を受け取ってな。シミュレーションの結果、なるほどその通りとなった次第だ」 「なにが『なるほどその通り』だ!」 ふざけるなぁ。一千万円じゃないなら、せめてパンツだろォォォ! それになんでセーターなんだよ! 「さて、では余の見立てが正しかったことを証明してみせよう」 男がまたパチンと指を鳴らすと、箱の中のセーターが消え失せた。 「わぷ!」 そして私はいつの間にか素っ裸にセーターだけという姿に。 「って、なんだこれーっ!」 「ほほう。さすがは『あのセーター』。素晴らしい!」 箱に入っている時は、単なるタートルネックのセーターに見えた。 が、実際に着て(着せられて)みると、何故か胸元がぱっくりと開いて、ぱいぱいの谷間がこれでもかとばかりに自己主張するエロセーターだと分かった! 「あのセーター? なんだよ、それ?」 「『あのセーター』は、『あのセーター』である。女の子のファッションに疎い神々でも、かく言えば「ああ、あれか」と瞬時に思い浮かぶことが出来る、まさにエロキャラには欠かせないマストアイテムだ」 「誰がエロキャラだーっ!」 私はワナワナと震えながら右拳を固める。 左手はセーターを引っ張って股間を隠すのに必要だけど、右手は自由だ。そう、この右手はまさに男と、ろくでもない神々への反逆の鉄槌。 「さぁ、これから忙しくなるぞ。まずは冬休みも終わり、学校への登校初日、なんとか制服はゲットしたものの、下着を手に入れられなかったお前はまさに穿いてない状態のまま学校へ……」 自慢げにプロットを語り始める男に、私は正義の拳を大きく振りかぶる。 「そこへ超絶イケメンの余が転校してくるのだ。おおっ、なんと今後を期待させる展開であろうか」 「なにが今後への期待だ、この、お、ば、か、サ、ン、タ、めぇぇぇぇぇぇ!」 そして私は男の顔面めがけて抉りこむように拳を打ち込む! 「ヒロインになんか絶対にならないからなーーーーっ!」 おわり? |
タカテン yRNUcsqs0o 2015年12月22日(火)19時48分 公開 ■この作品の著作権はタカテンさんにあります。無断転載は禁止です。 |
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2016年03月05日(土)20時47分 | タカテン yRNUcsqs0o | 作者レス | ||||
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>モンハンほも様 いつもお世話になっております。感想をありがとうございます。 レスが遅くなりましたが、もうレスをする気もないであろう、どこぞのヒゲよりかはマシだと思ってくださいw 感想について →よし、キミがあの人の後を受け継いで、明日から二郎レビューをしまくりたまえw てか、もうちょっとまともな感想を書けよ、オイ。 それではネタ感想をありがとうございましたw モンハンほもさんの「ドジっ子サンタの服部さん」は感想にも書いたように、作品そのものよりも執筆へのルーティンを(ry ではでは。
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2016年03月05日(土)20時38分 | タカテン yRNUcsqs0o | 作者レス | ||||
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>作手 善夫様 はじめまして。感想をありがとうございます。 レスが壮大に遅れてしまい、申し訳ありません。 楽しんでいただけたようでなによりです。ネタ感スピード感アリ、というか、ネタしかないからね、これw もうちょっとストーリーを考えればよかったと思いましたが、とにかく「ヤラれた」と思ってもらえたのならば幸いです。 それでは感想をありがとうございました。 作手 善夫さんの「博士と助手と美少女」は感想にも書いたように、あそこで終わるのではなくてもうひとふん張りして欲しかったですね。もっとはっちゃけていいんですよ? ではでは。
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2016年03月05日(土)20時32分 | タカテン yRNUcsqs0o | 作者レス | ||||
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>99kg様 感想をありがとうございます。 レスが壮大に遅れてしまい、申し訳ございません。 十歳以下お断りについて →誤植です。最近、歳のせいか、この手のミスが頻発しております。 本当に申し訳ありません。 冒頭でヒロインが脱ぐメソッドについて →これについては時間軸とかどうでもいいのです。 とにかく冒頭でヒロインが脱ぐのが大事、なのだそうですよ(実を言うと自分もよく分かってない) 面倒くさくて見に行かない、について →ですよねーw オチがない、について →確かにオチが行方不明です。一体どこに行ったんだ、ヤツは(ぁ 主人公に成り切って読む、について →あー、確かに主人公に成り切って読むと「なんだこれは?」ってなりますね。 すみません、自分は全くそういう読み方を想定せずに書いておりました。 以前にも同じく小説を書く友人たちと話したことがあるのですが、自分が女主人公視点の話を書くのはひとえにその女の子キャラを魅力的に描きたいが為なんです。 なんというか、女主人公の視点で書かれているんだけど、読者はそれを俯瞰的に眺めてニヤニヤするとでもいうか。 ただ、小説とはそもそも99kgさんのような読み方をするのが正しいと思います。 そのあたりをもう少し自分も意識して、今後の執筆活動に役立てていきます。 このエロにそこまでの恩恵を感じない、について →そりゃそうだ、だってここはラ研だもん。 それでは感想をありがとうございました。 99kgさんの「雨は夜に雪になる」ですが、wさんの感想で二度楽しめる作品でした。なるほどなーと色々勉強になりました。 ではでは。
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2016年03月04日(金)20時22分 | タカテン yRNUcsqs0o | 作者レス | ||||
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>いりえミト様 いつもお世話になっております。感想をありがとうございます。 レスが大変遅くなってしまい申し訳ありません。 それというのもいりえさんに負けたのが悔しく、こうなれば特訓しかあるまいと血も滲むような鍛錬の日々を過ごしておりました。 かくしてパワーアップした私から言えることはただひとつだけ。 「ガルパンはいいぞ」 ……はい、なんだかどんどん自分が堕落していくのが自分でも分かりますw ぱいぱいについて →かつてパンツの表記を敢えて「ぱんつ」にこだわったように、今回はおっぱいでも乳でもなく「ぱいぱい」にこだわってみました。 いいですよね、ぱいぱい。ビバ、ぱいぱい。 でも、何度もぱいぱいと書いているとたわわな果実よりも胸に「殺」の字が書かれた衣装を身に纏う殺し屋の姿を思い出すあたり、最大の弱点のような気がします。 いい意味でのバカバカらしさについて →お褒めいただき光栄です。 てか、作品全体のバカバカらしさとエロしかないですからね、これw 全裸にセーター一枚は裸よりエロい、について →いりえさんとはうまい酒を呑めそうですw それでは感想をありがとうございました。 そして今さらですが、企画優勝おめでとうございます。 なんだかここ一、二年、いりえさんは執筆に悩んでいる様子でしたが、それが今回こういう形になって報われたのではないでしょうか。 個人的に自分は今回の「雪森愛」のような作品がいりえさんの真骨頂だと思っています。 以前に従来のような作品ではダメだとか、そのようなことを言っておられたように思いますが、自分は決してそのようなことはなく、仮に従来の作品がダメだったとしても作風をがらっと変えるのではなく、これまでのものをさらにパワーアップさせたような作品を目指して欲しいと思っていました。 ですので、今回の優勝がいりえさんの今後の執筆活動の大きな心の拠り所になってほしいなと願います。 ただ、だからと言って、個人的には「雪森愛」はいりえさんの力を存分に発揮した作品だったとは思ってないですよ、自分w いりえさんならもっと読者の心を震わせる作品が書けるはずだと思っております。 お互いにこれからも頑張っていきましょう。 ではでは。
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2016年03月04日(金)20時02分 | タカテン yRNUcsqs0o | 作者レス | ||||
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>つとむュー様 いつもお世話になっております。感想をありがとうございます。 そしてレスが大変遅くなってしまい、申し訳ありません。 でも、ツイッターで自分をフォローしてくれている貴兄なら、自分がここのところどれだけ忙しかったかご存知でしょう。 SHIROBAKOを全話見るわ、ガルパンにハマるわで、ホント、レスどころでは……。 本当に申し訳ございませんでした。 すっぽんぽんで寒くないのかなと心配、について →そんなご心配もあろうかと、物語終盤に実は部屋の中は暖房が効いていて快適そのものと表記しております。なので大丈夫なのです、よかったよかった。 各章の最初の一文字について →この手のお遊びが好きで、自分が初めて企画に参加した時にもノーヒントでぶっこみました。 当然誰も気付いてくれませんでした(ぁ 今回はこんなスタイルの話なので敢えて暴露しつつ、でも実際は違うよーという、実に神々たる読者を舐めきったことをしております。好評でよかったよかった。 十歳以下お断りについて →こんなミスをするのはタカテンぐらいしかおるまい、という作者当てを楽しみにしている読者へのサービスですよ、ええ。 高校生について →いやちょっと待てい。あんな立派なぱいぱいをおもちのヒロインが十歳以下なわけがなかろう! 作者が十歳以下とか書いても読者は素直にそれを信じちゃいけな……あ、違います、これ、実は叙述トリックです、やーい、ひっかかったひっかかった(ナイス言い訳 鏡に映った私のおしり、について →鏡におしりが映っているイラスト、と考えてください。これも叙述トリックです(どう考えても叙述トリックの意味を取り間違えているタカテン氏 あのセーター、について →勉強になったでしょう? タカテン印のラノベは読者の知的好奇心を擽ると自分の中で評判でございます(ぇ それでは感想をありがとうございました。 つとむューさんの「くるりのアクセル」はフィギュアスケートの題材を分かりやすく書いていて好感が持てる反面、タイトルにもなっている「くるり」の扱いが軽くて、そこが本当に勿体無い作品でした。影の薄い主人公の変わりにくるりを主役に抜擢すれば、もっと素敵な話になると思いますぜ。レッツ改稿! ではでは。
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2016年03月04日(金)19時41分 | タカテン yRNUcsqs0o | 作者レス | ||||
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>ウサリアス様 はじめまして。このたびは感想をありがとうございます。 そして盛大にレスが遅れてしまい申し訳ありませんでした。 焼き土下座で許してください。 サンタのセクハラ、について →やりすぎました。多分自分がキャバクラとかでウザがられるのも、こういうのが原因かと反省です(キャバクラとかもう何年も行ってませんが) 読者という神の逆鱗、について →前回の秋企画では作品の一部によろしくないヘイト表現があり、多くの方からお叱りを受けたので、今回は出来る限り神々へのサービスを念頭に置いて執筆したのですが、よくよく考えるとこれ、女の人が読んだら甚だ不快ですよねw ええ、執筆中はまったく気がつきませんでした。 というか、なんだかんだでやっぱり自分が書きたいものしか書いてなかったような気がします。ごめんなさい。 それでは感想をありがとうございました。
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2016年03月04日(金)19時35分 | タカテン yRNUcsqs0o | 作者レス | ||||
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>筋肉バッカ様 はじめまして。このたびは感想をありがとうございます。 そして盛大にレスが遅れたことをお詫び申し上げます。 色々ありまして、なかなか時間が取れませんでした。 ぶっちぎりでエロい作品について →個人的には少年漫画雑誌に掲載できる程度のエロだと思うのですが、おっしゃるように今回の企画の中では一番ヒドかったですねw んー、でも、昔はさらにヒドい作品が多かったんですけどねぇ。あの紳士たちは一体どこに行ってしまったの、とちょっと寂しいです、はい。 潔いエロさだけ、について →何も足さない、何もやらない、ただエロいだけ(ちょっといい感じのナレーション風に)。 ええ、ぶっちゃけ、それしか考えていませんでした。壮大な設定だけ考えて、ストーリーは何も考えないと言う、ある意味、妄想を反射的にタイピングしただけというのが今作の製作コンセプトでございます(モノは言い様) 三割うまい、について →ここに注目してくれたのは嬉しいです。ええ、自分でもこりゃうまいこと言ったと思いました。褒めてくだちい。 それでは感想をありがとうございました。 筋肉バッカさんも企画に作品を投稿しようぜ!
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2016年03月04日(金)19時26分 | タカテン yRNUcsqs0o | 作者レス | ||||
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>ミチル様 このたびは感想をありがとうございました。 レスが洒落にならないぐらい遅れて申し訳ございません。 いえ、本当はもっと早くにレスするつもりだったのです。 が、ミチルさんからもらった点数が実際のところは-20点になるとかならないとかそんな話を耳にして、傷心のあまりレスをすることもままならず、その悔しさを長編にぶつける日々を送ってしまいました。 おかげでもう少しで長編がきりのいいところまで書ききれそうです。本当にありがとうございました(ぇ 画期的な女の子が裸になる必然性、について →ただいま特許申請中です。 尻を揉むシーンにドン引き、について →やー、おしりぐらいいいじゃん、と思ったのですが、よくよく考えると私たちの世界には昔からこのような格言がございます。 「いえす、ロリコン! のー、タッチ」と。 そうです、見るのは別にいいのです。が、触ってはいけなかった。 仮に触るにしても不可抗力でなければならず、自ら積極的に揉みにいったラノベ・サンタクロースは確かにラノベの世界ではドン引きな存在でした。 これは肝に銘じなければ。 今後はガン見するだけにします(ぁ それに見合うだけの幸福について →最終的にはこの物語のヒロインがどこかの邪神に代わって世界の覇権を握る予定です。 尻切れトンボについて →ああいう終わり方をした作品で、かつての企画で好評だった作品があったので真似をしてみたのですが、その作者にこのことを伝えると「全然違う!」と言われてしまいました。むぅ、難しいのう。 それでは感想をありがとうございました。 GW企画では久々にミチルさんの参加を楽しみにしております(なお、自分はカクヨムの連載に力を入れる為、見送る可能性が高いです) ではでは。
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2016年01月26日(火)21時00分 | タカテン yRNUcsqs0o | 作者レス | ||||
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>おとぎの国のアリス様 このたびは感想をいただきありがとうございます。 レスが遅くなって申し訳ありません。 神の一柱としてニヤニヤが止まらないについて →ありがとうございます。 神様に楽しんでいただき恐悦至極でございます。 長編の冒頭のような印象について →構想はあっても書くつもりはないという……。 というか、ぶっちゃけ今回と同じようなことが延々と続くだけですよ、きっとw エロ要素は適正か、について →ラ研基準で見ても問題ないかな、と。もっとヒドいエロ描写のラノベなんて世間にはいっぱいありますし、過去のラ研にも結構ありましたからね(ぁ 大丈夫じょぶ。 まさか十歳以下お断りだなんて、の一文について →変な話、脳内編集者のチェックミスです。間違いありません。自分は悪くありません、だって自分がこの手のミスをするのはいつものことですもん(ぇ 過去にもサッカーの一チームが12人だと表記したり(小、中学とサッカーをしていたにもかかわらず!)、「結婚しよう」を「結構しよう」に誤字ったり、ここぞというところでキャラクターの名前を間違えたり、ホントこの手のミスが多く、脳内編集者にはしっかりチェックしてほしいですよ、変な話。 ……あ、真面目な話をすると、このご指摘を見て思わずツイッターで「やらかしたーっ!」と叫びました。結婚、いや、結構ショックだったです。 ここからつまづくとマズい、について →ですよねー(まるで他人事のように振る舞うも、心の中では土下座しまくりです、ホント) それでは感想をありがとうございました。 おとぎの国のアリスさんの『。。で始まる恋もある』は、感想にも書いたように自分には「。。」の正体はともかく、その意味は分からなかったので、そこはとても楽しませていただきました。作者レスを読ませていただきましたが、このからくりだけでは自信がなかったようですね。ならば、さらに大きなからくりを用意してみるといいかもしれません。とあるネタを思いついた場合、それを最後に持ってくるのではなくて、冒頭や中盤に持ってくるように考えていくといいと聞いたことがあります。ひとつのネタに満足するのではなく、それをむしろ踏み台にしてさらに大きなネタを捻り出す……まぁ、自分もこんな作品を書いておいてアレですけどねw ではでは、お互いに頑張っていきましょう。
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2016年01月25日(月)20時30分 | タカテン yRNUcsqs0o | 作者レス | ||||
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>青出様 このたびは感想をありがとうございます。 レスが遅くなってしまって申し訳ありません。 メタ的題材について →お褒めいただいてありがとうございます。個人的にメタなネタは大好きなのですが、ご指摘いただいたようにやりすぎるとウンザリするというか、ぶっちゃけ外すと凄い寒いというか(ぁ 正直なところ、メタ題材の小説は掌編ぐらいのボリュームがちょうどいいと思うのです。が、企画ではそういうわけにもいかないので、だったらそういうメタなネタをやりたい放題にぶっこめる世界観にしてしまおうということで今回の話が生まれました。 ええ、そこさえしっかりと決まれば、あとはやりたい放題にやったので楽しかったですw 読者サービスについて →ラノベ・サンタクロースは「読者サービスだ」と言ってますが、すみません、本当のところは「作者サービス」です。自分が書いていて楽しいシチュエーションをそのままに書きました。全裸の女の子、いいよネ! 冒頭について →すみません、自分的には冒頭の「お前がヒロインになるのだよっ!」のセリフで満足してしまいました(ぁ うーん、冒頭にはこだわるタイプなのですが、最近はどうにもキャッチーさが足りないようです。 去年のバレンタイン企画で某氏が描いた冒頭の一文「カレーが逃げたぞ!」のインパクトを変に意識しちゃってるのが問題なのかなぁw 全裸の連続について →寒そうですよね、ええ、自分もずっとそう思っていました(ぁ でも、ごめん、かわいそうとは思わなかった。むしろずっと見ていたかった。ホントひどい作者でごめんよ、ヒロインよ(なお、名前なしw)。 ちなみにミニスカサンタはこの作品でなければ大いにアリなんですが、今作においてはやはり何も穿かせたくないって気持ちが本音です。ホントひどい作者でごめんorz それでは感想をありがとうございました。 青出さんの『リゲル、夜明け前が一番暗いんだ』は、まずタイトルが本当に秀逸でした。自分は2011年の夏から企画には全て参加させてもらっているのですが、それら全てを並べても目を引くタイトルだと思います。 またSFってジャンルも企画では珍しいように感じます。色々と新鮮で楽しませていただきました。 ではでは。
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2016年01月23日(土)22時34分 | 肉球 | |||||
タコテン様 お世話になっております。肉球です。 御作を拝読しましたので、感想を残していこうと思います。 まず、全裸ヒロインで優勝すれば全裸イラストを見れるという逆転の発想、恐れ入ります。 考えたこともありませんでした。感服しました。 エンタメ小説の大部分が、読者目線を意識し、読者サービスを徹底する昨今、自分の欲望にここまで忠実な作品はあまりありません。 自分の書きたいように書いても読者を楽しませられるという自信、自分のスケベっぷりに開き直れる度量、そしてネジの吹き飛んだ発想力があるイカテン様だからこそ、この作品は生まれたのでしょう。 で、作品の評価に移らせていただこうと思うのですが…… んー、何でしょう。自分には合いませんでした。 理由はいくつかありまして、以下になります。 ①主人公の一人称があまり女っぽく見えない 何よりもこれが大きかったのですが、少女の一人称というより、少女が主人公の漫画や小説を書いている作者の一人称という感じでした。 つまり、タコチンさんの自分語りのように見えてしまう部分が多かった気がします。 自分の乳をぱいぱいと呼ぶ女性っているんでしょうか。コミカルさを意識してそう書かれたのかもしれないのですが、逆に下品な感じになってしまっている気がしました。 それ以外にも、全体的に全裸の割に恥じらいに乏しく、状況をやけに俯瞰的に見ている感じがしました。 そして、全裸の女性を俯瞰的に見ている作者(チンタコさん)の存在が感じ取られると、少し萎えてしまう感があります。 あれです。すごく可愛い女の子のイラストに萌えていたら、アブラギッシュな大人のお友達(別にティンティンさんがアブラギッシュと言っているわけではありません)が書いているところを見せられてしまったような、あるいは可愛らしいマスコットの着ぐるみの中の人を見せられてしまったような、そういうテンションの下がる感じです。 ②ノリが悪い 上述したのですが、キャラは割と高いテンションでドタバタやっているのに、地の文(ヒロインの語り口)が波に乗ってない気がします。 なので、常にハイテンション一歩手前という感じで、途中から読むのが辛くなりました。 実はこの傾向は、タカテーテルさんの過去作品の時にも感じていました。 妹が兄を覗く話も、少年がぱんつを穿かせる話の時もそうだったと思います。 キャラの飛び具合、テンションの高さに地の文が追い付いておらず、ちぐはぐになっているような。 >偉そうにふんぞり返る男を、ぱいぱい丸出しで指差す私……だけではなく、さらには背後の姿見におしりまでばっちり映っているいう衝撃的な一枚だった! こことか >う、不覚。なんだかホッとしたら涙が出てきた。 でもしょうがないじゃないか。やっぱり一千万円の負債という心的負担は大きかったんだ。 こことか 感情の動きがあるシーンほど、文章の硬さ(巧拙のことではありません)や重さが目立つ気がしました。 なので、高飛びさん本来のギャグの質やキレの良さほど、小説全体が楽しくないという。 何度か高見盛さんへの感想で書いたと思うのですが『もっと突き抜けてほしい』という、物足りなさに繋がっていたのではないかと思います。 逆に、妖精の話では、地の文が落ち着いた物語にすごくマッチしており、高評価も頷ける内容となっていた気がします。 ③ストーリーの緩急 他の方も指摘されていますが、基本一方調子の一本槍で、伏線や謎と言った要素もあまりなく、最初から最後まで特に場面も変わらずにドタバタして終わってしまいました。 自分は、コメディ作品ってコントの脚本に近いと思っているのですが、御作は内容的には漫才に近く、それ故ハードルはよりシビアになります。 実際の漫才と違って、テンポやタイミングで笑わせるのが難しいですからね。 それを踏まえて言えば、面白かったのですが、読後に内容があんまり残ってませんでした。どこで笑ったかも覚えてません。 全裸の少女が何か騒いで終わった。本当にこんな感じです。 コメディ作品、ギャグ作品にそれ以上を求めるのは、しかもこの尺では大変だというのは、同じ書き手として十二分に分かった上で、それでも高床式倉庫さんならできる!と無茶な要求を突き付けたいと思います。 以上です。 若干酷評気味になってしまい、申し訳ございません。 また、コメディに対する評価は笑いの評価が大部分を占めており、楽しめるか楽しめないかは個人の好みが大きいです。 なので、自分の感覚がおかしいのかもしれません。 いずれにせよ、作品としては大変楽しく読ませていただきました。 たのしんごさんの次回作も楽しみにしております。 ではでは~ ФωФ)ノシ
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2016年01月22日(金)19時09分 | 水守中也 | |||||
いつもお世話になっております。 企画後ですが、拝読させてもらいました。 優勝イラストを前提に全裸を描くという考え方が、へんたいだとおもいました。 大変失礼ながら、匿名中に読んでも、作者特定が余裕だった気がします。 全裸だけでは物足りないと思っていたら、しっかりと着エロもカバーしているあたりはさすがでしたw ただ気になったのは、肝心の「美少女」の部分でした。 いちおうセンパイという単語が出てくるので学生でしょうが、アラサーくらいのイメージでした。主人公が美少女というのもサンタクロースがロリコンということで、あまり興味なさそうに言っただけなので、ぱっとこなかったです。 もっと主人公がサンタの趣向に、どストライクだったら、美少女描写が増えて、より主人公の魅力が増えたかなと思いました。 ともあれ、全体的なノリが楽しい私好みの作品で、たいへん楽しませていただきました。 それでは。 お疲れさまでした。
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2016年01月20日(水)21時58分 | とよきち ox.6AyoUpQ | |||||
どうもです、タカテンさん。いつもお世話になっておりますとよきちでっす。 それでは拝読したのでさっそくさっそく。 まさかの本人出演にめっちゃ笑いました。いや、企画の最初の時はさわりだけ全部の作品目を通していたのですが、『謎の光』まで行ってなかったので作者確定はできなかったんですよね(言い訳) 内容ですが、色々粗さはありましたが総じて楽しめました。何というか、タカテンさん、読者の転がし方が上手くなったように感じます(『本編』含めてw) あれでしょうか、大人の余裕というものでしょうか。ああいうのをもっと尖らせていけば西尾維新とまでいかないまでも、優れた武器にはなりそうな気がします。 で、気になった点について。 ひたすらコミカルな感じで、面白く読めたのはよかったのですが、もう少し緩急が欲しかったです。 例えば、章の合間合間にちょっとだけシリアス成文を含んだ謎を提示するのはどうでしょうか。や、これまた西尾維新さんの作品でよく使われている手法ではあるのですが、若干作品の毛色が変わってしまうと思いますが、効果的だとは思います。 後気になる点といえば、恐らく他の方からも指摘があったと思いますが、面白いネタに対してその活用の仕方が薄く少し不完全燃焼気味というところでしょうか。『謎の光』とかは面白かったんですけども、いや、それってもうラノベじゃなくてアニメですよね、というか最後のほうとか完全にラノベ離れてアニメネタですよね、というツッコミは不可避だと思われます(笑) だからとてももったいないです。このネタを真面目に面白可笑しく広げていけばもっと面白い作品にもできたのに、と思ってしまいます。……や、すみません、真面目な感想になってしまって(汗) 自分からはそれくらいです。いつもの通り生意気言ってすみません。 ごちそう様でした! で、茶番が終わってここからが本番(※雑談に入ります) んー、と言いつつ、タカテンさんに対抗して例のごとく妹話に花咲かせようと思ってはいたのですが、妹ネタはいつも呟いてしまってるのでネタがないんですよね。他のネタといったらテイルズくらいですし。 ……あ、そうでした。そういえば例の件の続きみたいなものがありましたね。 我が宿敵ともいってもいい、妹の彼氏の件です。 どうも妹はあっちの両親に挨拶してきたみたいなんですよ。曰く、『借りてきた猫のような気分だった』(本人談)らしいです。もう少ししたら妹が大学を卒業するみたいなんですが、その時に改めて自分に彼氏を会わせる作戦のようです。うちの両親もここにきて急に家中を小綺麗にし始めました。 ……もうあれですよ、嫌な予感しかしないわけですよ。 兄としての試練が眼前まで迫っているような気がします。どう対処すればいいか見当もつきません。どんな人間を連れてくるにしろ、必ず自分の中で拒絶反応が出るのは間違いないのですから。ちゃぶ台を目の前に置かれたらオペラント条件付けよろしくひっくり返すことでしょう。幼い頃からテイルズによって築かれた兄妹の絆が、こんな風に裏目に出るとは思いもしませんでした。兄妹の絆はまさに『テイルズに始まり、テイルズに終わる』ですね(終わりませんが) そしてそのテイルズはこの前妹にすべて送ってしまったので、彼氏と一緒にテイルズをプレイすることでしょう。敵に塩を送ったも同然です。ああ、テイルズがやりたい。エターニアめっちゃやりたい(現実逃避) そんなわけで今回は『兄の苦悩、さらばテイルズ』でした。果たして兄の命運はいかに。 次回、『兄の絶望、そしてダークサイドの彼方へ』もお楽しみに!←
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2016年01月19日(火)21時12分 | タカテン yRNUcsqs0o | 作者レス | ||||
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>ハイ様 いつもお世話になっております。 感想をありがとうございます。 まぁ、その人だろうなと思いつつ、について →すみません、タカテンさんでした。ごめんなさいね、普段は頭悪っな話なんて書かな……え、最初からタカテンだろうと思ってた? ですよねぇ(知ってた ひどいアイロニーについて →落ち込んだ時って、何か頭をからっぽにして、それでいて終わった後に何か心が熱くなる様なものを見たり、読んだり、遊んだりしたくなりませんか? そんなわけで『はじめの一歩』で攻めてみました。『グラップラー刃牙』あたりも考えましたが、それだと作者がバレるだろうなぁと思って敢えて『一歩』をチョイス。まったくの無駄骨でしたが褒めてくだちい(ぁ ご奉仕はお舐めにならないほうが喜ばれる、について →自分はむしろ舐めてもらえたほうが悦……げふんげふん、そうですよね、読者サービスを舐めてはいけませんよね勉強になります。 ニャル子さんの作者が、について →なんと、自分と同じ発想に至るとは、やるな、ニャル子さんの作者さん(偉そう まぁ、変態について →読者サービスでわざわざ言い直す貴方に言われたくないwww 株式会社謎の光について →アレです。前から一度ネタにしてみたいなと思ってました。今回このネタをぶっこめただけで満足です。 ヘルシ○グネタについて →結構ラ研で見ますよね、ヘルシン○ネタ。そのうち「(感想はいらないから)得点置いてけ」のドリフタ○ズネタも使ってみたいです(ぁ 馬鹿馬鹿しさの中にもリアリティについて →そういうのを考えるのが楽しくて執筆してますから(キリッ ダメ出しは無粋について →つっこんだら負けってヤツですねw いきなり全裸少女について →昨今のラノベ事情において冒頭にヒロインを脱がすのはもはや鉄板だそうで、「この流れ……ようやく時代が俺に追いついたかっ!」とばかりにやってみました。きっと今作がこれからのスタンダードになりますよ、ふっふっふ。 動機が不純について →そんな! むしろ絵師さんのことも配慮した素晴らしい心遣いだと思うのですが(ぇ テーマについて →誰にも触れてもらえませんでしたが、各章冒頭の一文字、たしかにラノベサンタクロースがネタバレした際には「お・ば・か・さ・ん」でテーマとは何の関係もないのですが、エピソードの一文字も合わせると「お・ば・か・サ・ン・タ」でそれなりにお題に関わってくるんです。 ええ、自分も書き終えた際に偶然発見しましたw ストーリーについて →個人的に今作、そして前回の秋企画に出した作品は、昨年のバレンタイン企画に投稿されていた某氏の『ヴァルキリー風呂入る』を参考にしたものであり、思えばあの作品も起伏は乏しい印象でした。 というわけで、この点については自分より某氏が悪いと思います(ぇぇ それでは感想をありがとうございました。 ハイさんの『魔法少女は未完成』は個人的に今回の企画で一番楽しませていただいた作品でした。くそう、ミカンと未完成を掛けるとは、やられたわ。 そう言えばAQUAさんが前半と後半の空気感の違いを嘆いておられましたが、単純に映画『ホームアローン』みたいな感じにしても良かったかもしれませんね。 ではでは。
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2016年01月18日(月)00時42分 | タカテン yRNUcsqs0o | 作者レス | ||||
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どうも、作者のタカテンです。 まずはこれを見て欲しい。 12/28 0:20 ヒロインになんか絶対にならない!――ふーん 同 0:29 あ。早くもタカテンさんの特定したわw 同 13:02 こんなん書きそうなのはステルス無しならTさんあたりかな? 同 18:22 なんか知っている方な気がしますが。 12/29 8:36 この作者、間違いなく変態です。作者様はたぶんタka(ry これはツイッターで今作に関する呟きを拾ったものなのですが……。 うん、作品公開からわずか二日間で五人の方にバレてるwww しかも一番早いのは公開してたった20分だよ。ステルスしてないとは言えひどいよ。 そしてひどいと言えば、例の十歳以下お断りのミス。 脳内編集者、何やってんの!? こんな致命的なミス、なんで気が付かないのっ!? アホなの!? ……うん、アホです。ごめんなさい。 そんなわけであっさり作者特定されるわ(しかも特定した人のうち、三人が感想をくれないというねw)、冒頭に致命的なミスをやらかしてるわで、色々と散々だったわけですが、これだけは言っておこう。 今作は書いていて楽しかった(ぁ まぁぶっちゃけ構成は秋企画に出したものとほとんど変わりませんが、そこは企画の合間が短かったので仕方ないとして。 「最近のラノベは冒頭にヒロインが脱ぐ。なぜなら脱ぐことによって読者に『この子がヒロインなんだな』と認識させるためだ」という『石鹸枠理論』から得た発想をもとに、ただひたすらすっぽんぽんの女の子をイジり倒すと言う、実に自分の欲望の忠実な……。 ……まぁ、アレだよね、なんで自分が結婚出来ないのかよく理解出来る作品だよねって感じですね、はい← なお長編化するつもりはありませんが、色々とそのあたりを考えるのも楽しい作品でした。 ただ、基本的にヒロイン(名前決めてない)をイジるだけの話なので、仮に長編化しても出てくるキャラが概ねイケメンになってしまうという問題があるんですよねぇ。 ラノベ・サンタクロース以外にも、エーヴイ・バレンタインとか、ウスイホン・サマーカーニバルとかが「お前をヒロインにしてやろう!」と次々にやってくるって言うねw ただ、ユーリィ・ヒナマツリとの百合展開はちょっと書いてみたいです、はい。 そんなわけで今回も多くの感想をありがとうございました。 前回のレスで「次の企画はいつになるか分からないし、自分も出れるかどうか分からない」と書いたのに、まさかこんなに早く企画が開催されるとは思ってもいませんでした。 その為、かなり手癖で書いた作品になってしまいましたが、こういうストレス発散的な作品も書けるのが企画のいいところ(そうか? 次の企画にどのような作品を出すかはまったく分かりませんが、また参加できたらいいなと思います。 それではまた。 あ、なお今回は『本編』なしです。 だってほら、前の企画から全然時間が経ってないし、報告できるようなことはこれといってないです。 まぁμ’sがミュージックステーションに出たり、紅白に出たり、今年の春に東京ドームでのファイナルコンサートが発表になって悶絶したり(なお自分的には最高の終わり方だと思います。まぁ解散するわけではないそうですが)、相変わらずでした。 そう言えば聖地・神田明神に初詣に行って、おみくじ代わりにフィギュアストラップ(全十種)をひとつ購入しましたよ。穂乃果でした。小吉だなw そんなわけで何もないです。最近はお正月に録っておいた『SHIROBAKO』を毎日一話ずつ見るのがささやかな楽しみ……だったのですが。 きたよ! 唐突に親父から電話が! マジか!? マジなのか!? てことで急遽やります。 『前回までのタカテンさん』 両親が企てたお見合いの話に、ちょっと乗る気だったタカテンさん。言われるがままにお見合い写真を撮り、両親に送るもまったく返事が帰ってこない。 どうやらお見合い作戦は失敗に終わったように思われたが……。 『タカテン近況報告第四話:愛に生きるタカテン親子』 「おい、タカテン。お前、『ラブライブ!』って知っているか?」 2016年初めての親父からの電話。なのに年始の挨拶もなく、いきなり言われた言葉がこれでした(ぁ 「いいぞ、ラブライブは!」 戸惑う自分の返事も待たず、親父が電話の向こうで『ラブライブ!』の魅力を語ってくれます。 どうやら紅白でμ’sの存在を知り「なんだこれは?」と思いつつも「天下のNHKさんがこれだけ推すんだから面白いんだろう」と1/2から始まった再放送を見たそうです。 そして1/9放送の三話でハマり、それ以降の話をレンタルしてきて一気見したそうな。 「特に二期十一話がいいんだ」 「ああ、海に行く話な。ぱなよがいい仕事したな」 「そうなんだよ。駅でのかよちん、いいよな」 親父よ、還暦を迎えているのに、かよちんとか言うな。 ただ、どうやら親父は花陽推しらしく、そのあともひたすらかよちんかよちんと連呼します。 しまいには。 「お前もかよちんみたいな子を嫁さんに貰え」 とか言ってくる始末。まったく新年早々何を言っているんだか。親父よ、もっと現実を見ろ。 「バカ言うな。俺の嫁は海未ちゃんに決まってるだろうが!」 「なんだと! そんなの父さんは許さんぞ!」 「なんでだよ!? うみみさん、最高やろうが!」 「海未ちゃんなんて劇場版のライブでスタッフにも忘れられてたやんけ!」 こ、こいつ、そんなところまでチェックしていやがるとは……。どんだけハマってんだ、お前は(ブーメラン そんなわけで還暦を数年前に迎えたおじいちゃんと、いい歳したおっさんが新年からラブライブの話題で長電話をするという、色々とヒドイ話でした。 え、お見合い? そんなの「お」の字も出てこなかったわwww それでは今度こそ。 個別レスはいつものようにまったりとやりますので、気長にお待ちください。
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2016年01月17日(日)19時14分 | モンハンほも | 20点 | ||||
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平成28年1月17日日曜日、ヒロインになんか絶対にならないっ! ○○TEN 内容、全力でネタに走ってて俺好みのもの。 キャラクター、女の子がほぼ全裸、エロ過ぎィ! 過去の企画優勝イラスト、ウッメェェッ!神などという言葉を軽々しく使いたくないが、神絵。 読了。
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2016年01月09日(土)13時27分 | 作手 善夫 hjAE94JkIU | 40点 | ||||
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よろしくお願いします。 はい、面白くて一気に読み終えました。ネタ感スピード感アリで、自分がやろうとしてた事に近いところもあり、ヤラれてしまいました。
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2016年01月08日(金)02時09分 | 99kg mXR.nLqpUY | 10点 | ||||
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> まさか十歳以下お断りだなんて。 断られたヒロインは十歳以下? 幼女なんでしょうか? でもその後は幼女ではないようなので誤植!? >『冒頭でヒロインが脱ぐメソッド』 それを強調するのであれば、順逆自在よりはそこからの物語であってほしかった。 時間軸を入れ替えてしまえばそりゃどうとでもなるよね、というのが正直な所です。 >「バカモノ! そう言っておけば、面倒くさくて確認しない神々をまんまと騙しおおせたのになんてことをしてくれたのだ」 自分は面倒くさくて見に行かなかった派でした。 最後が唐突かな。 オチがないというか、締めがないというか。 自分は小説を読む際には主人公に成り切って読む事にしています。 主人公が子供なら子供に、悪人なら悪人に、コタツならコタツに成り切って世界に入り込もうとします。 なので女の子が主人公の場合、女の子になりきって女の子目線で読むのですね。 当然痴漢には強い憤りと憎悪を抱くので、主人公はひたすらに酷い目に遭う話です。 その場合、敵に位置するのが神、つまりは読者で、それは自分とは重ならない。 読者、つまり神の視点に向けられている話なのに、女の子の一人称視点の文体という矛盾を感じてしまうのですね。 これが「なんだろう、この奇妙な受け付けなさ感は」としばらく思索して出した答えです。 「読者の慰み者になるヒロインの苦悩を知れ」というならテーマとしては理解できるのですが、「それを知った所でどうすればいいのだろう?」となってしまいます。 主人公が酷い目に遭って、それを覆す結末であれば、作品としては完結したものになっていたかと思います。 作品の見方にすぎないと言えばそうですが、少なくとも人類の半分は同様の感性を持った女性であるわけで。 読者には男の子が多いとはいえ、私と同様の読み方をする者も何割かはいるわけで。 (少なくとも主人公を好きになる = 気の毒に思う となるので) ピンポイントにターゲットを絞った作品はアリなのですが、絞る事の意味は図れず。 これは単にサンタクロース視点、または神視点にすればいいだけの事のようにも思えるのですね。 つまりは主人公視点になっている意味が感じられない。 感想としては、裸が出てドタバタしているだけのひたすらにエロい話、でした。 確かにエロは好きですが、その気になればもっとエロい物がタダでなんぼでも手に入る時代、このエロにそこまでの恩恵は感じない。 ドタバタ話としては普通に楽しいのですが、やはりストーリー性、作品性を重視してある作品の方に軍配があがるのは致し方ないのかな、と思います。
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2016年01月09日(土)11時18分 | いりえミト | 30点 | ||||
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こんにちは。 御作『ヒロインになんか絶対にならないっ!』を拝読したので、感想を書かせていただきます。 エロいw エロいんですけど、終始おバカなギャグが絡んでくるのと、軽妙な一人称のおかげで、下品な感じがしないのがいいですね。 たとえば「ぱいぱい」とか絶妙な言い方だと思うんですよ。「乳」や「おっぱい」だと下品な感じ、「胸」「バスト」だとシリアスで生々しい感じ、でも「ぱいぱい」だとなんかかわいい。まあ、そのあたりの感じ方は人によるとは思いますが。 主人公のハイテンションなキャラがかわいかったです。 セリフでは「うひょー!」と「美少女は楽々クリアだね」が特に好きですw また、文章が魅力的だったと思います。テンポがよくて非常に読みやすいですし、主人公のキャラが反映された可愛らしい文体でした。読んでいるだけで楽しかったです。 ギャグは、エロ&メタという感じで、いい意味でのバカバカしさ満載でした。 特に気に入ったのは、「姿見を移動させた」と「謎の光」です。 「各章の最初の一文字」も手が込んでてよかったですw あと、ラストのセーター一枚は全裸よりエロいと思いましたw 全体としてとにかく笑えましたし、好きな作品でした。面白かったです。 私からは以上です。 執筆おつかれさまでした。
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2016年01月01日(金)21時13分 | つとむュー | 10点 | ||||
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冬企画の執筆、お疲れ様でした。 御作を拝読いたしましたので、感想を記したいと思います。 ノリの良い読みやすい文章で、いろいろと笑わせていただきました。 >突然すっぽんぽんになって慌てふためく私に、男はそんなことを言った。 >「その名も『冒頭でヒロインが脱ぐメソッド』だ」 >「えーと、まっぱな女性の味方企業・株式会社謎の光……?」 始終、エロ寄りのコメディでした。 謎の光には笑ってしまいました。 今は冬なので、途中ぐらいから、すっぽんぽんで寒くないのかな、と心配になりました。 >「各章の最初の一文字に細工をしておいた。なんと、それを読み綴ると『く・り・す・ま・す』になる!」 思わず、最初から読み直してしまいました。 「く・り・す・ま・す」にならないことを知って、やられた!と思いました。 すごくメタな展開なのに、なぜかヒロインと同じような気持ちになってしまったのが不思議です。 今度、自分もやってみたいと思いました。 主人公の年齢と、ヒロインのイラスト描写の二点について、 ちょっと困惑してしまったので、以下にコメントします。 >まさか十歳以下お断りだなんて。 >私は頭をぶんぶんと振ってロリコン野郎の顔を追い払うと、弟の部屋から持って来た漫画の山を見つめた。 最初、ヒロインは十歳以下だと思いきや、 ヒロインを振った相手はロリコン野郎と描写されていて、困惑してしまいました。 もしかしたら、ここは「十歳以上」の間違いだったとか? >そんな、一千万円なんて、普通の高校生な私が支払える額じゃないよーっ 結局、ヒロインが高校生だとわかるのは、終盤に入ってからでした。 これは個人的にはかなりのマイナスでした。 というのも、ずっと十歳以下だと思いながら、ヒロインのイメージを脳内に投影していたので。 (こちらの読み違いだったらスイマセン) イラスト描写についても、少し困惑する場面がありました。 >偉そうにふんぞり返る男を、ぱいぱい丸出しで指差す私……だけではなく、さらには背後の姿見におしりまでばっちり映っているいう衝撃的な一枚だった! >……鏡に映った私のおしりだった。 衝撃的な一枚、というのは、ラノベの口絵になったヒロインのイラストのことですよね。 問題は次の「鏡に映った私のおしり」です。 というのも「鏡に映った」という表現で、ついイラストではなく生のおしりをイメージしてしまったので。 この部分は、イラストなのか、生映像なのか、よく分からなくなってしまいました。 >「ほほう。さすがは『あのセーター』。素晴らしい!」 小ネタがたくさん散りばめられていましたが、 ほとんど分からなかったのが残念でした(これは自分だけかもしれません) 「あのセーター」も知らなかったので、勉強になりました(笑) いろいろ書いてしまいましたが、つい笑ってしまったエロ寄りのコメディでした。 終盤までヒロインの年齢的イメージが掴めなかったということで、これくらいの点でご了承下さい。 拙い感想で申し訳ありません。 今後のご活躍に期待しています。
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2015年12月31日(木)21時49分 | ウサリアス | 10点 | ||||
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どうも、感想専門のウサリアスです。 ネタの使い方はいいのですが、前半のサンタのセクハラは、ちょっと避けた方がいいです。というのも、文章読んでいると、凌辱のエロものを連記させる部分があるので、素っ裸か、おさわりどっちかにした方が読者も、安心して読めます。 副賞が魅力的なのは分かりますが、その前に、読者という神の逆鱗に触れるようなことは避けた方がいいです。
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2015年12月31日(木)14時07分 | 筋肉バッカ 9.WICozezU | 20点 | ||||
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こんにちわ。読ませていただきました。 エロい(確信) 企画作品すべてに目を通した訳ではありませんが、ぶっちぎりでエロい作品ではないでしょうか。さすがエロ寄りラブコメ専門の自称サンタクロースが紡ぐ物語だけのことはありますね。見事なエロ寄りラブコメ(ラブコメじゃないか)でした。 気になった点です。 全裸少女のムフフなやり取りは十分に堪能させてもらいまして、最初から最後までそれで通したのは、もう潔いエロさと評するほかないのですが、裏を返すとそれだけだったのかなとも思えます。結局、部屋の中で美少女と自称サンタクロースが押し問答して終わってしまったので、そこからもう一歩なんらかの展開を期待してしまいました。いや、十分おもしろかったんですけどね。 >>さすがの余でも三倍早くは無理だが、三割うまい話なら作れるかもしれん 餃子のまn…行きつけなんでつい反応。三割うまいですよね。 以上です。 執筆お疲れ様でした。
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2015年12月31日(木)10時22分 | ミチル | 0点 | ||||
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おはようございます、御作を読了いたしました。拙い感想になりますが、参考になる部分があると幸いです。 作者様の性癖が出ていたと思います。 ・アイディアは良かったと思います。女の子が裸になる必然性を生み出した発想は画期的でした。 ・尻をもむ場面は心底ドン引きしました。抵抗できない女の子を好き放題にするのは、イカンと思います。 ・勝ち気な女の子が終始酷い目に遭うなら、それに見合う幸福もあるべきかなと思いました。(イケメンに会った、セクハラ犯を蹴ったり頭突くだけではちょっと弱いかも。ヒロインになれる、というのは当人が望んでいないですし。 ・最後は尻切れトンボだと思いました。作者様も疑問を感じているようですが、「え、おわり?」と思わず呟きました。 アイディアは良かったと思います。これからも執筆を頑張ってください!
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2015年12月30日(水)13時32分 | おとぎの国のアリス | 30点 | ||||
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拝読いたしました。 神の一柱として、ニヤニヤが止まりませんでした。 細かなツッコミどころは冒頭から満載なわけですが、純粋に面白かったですね。 テンポとノリのよさが好印象でした。 自称サンタクロースは、最後まで正体不明のままでしたね。作品全体が、長編の冒頭みたいな印象を受けました。続きが気になるところですが、世界観の構築はけっこうハードルが高そうな気もいたします。 そうですね。全体を通じて面白おかしく、上記に記した点を覗いては特に引っかかる点もありませんでした。エロ要素も適正だったと思います。たぶんw 唯一、引っかかったと申しますか、おそらく私の読み込み不足なんでしょうけど。ヒロインの年齢が、最後までよくわかりませんでした。 冒頭部にあります、この一文―― 「まさか十歳以下お断りだなんて。」 その直後に、「ロリコン野郎」という言葉が続きます。 この場面以外に、年齢をにおわせるような描写はなかったと思うのですが。読み進める分には、「乙女」「学校」などの描写もあることから、たぶん中高生なんだろうなと脳内処理を施しました。 で、お話を戻しますと、十歳「以上」お断りだと、すんなりと理解できるのですが、なぜに十歳「以下」なのでしょうか?誤読、あるいは勘違いをしているのかもしれませんけど、私にはこの部分のブレが最後まで引っかかってしまいました。 他の方は問題なく理解できているのかもしれません。もし、同じような感想があった場合は、参考になさってみてください。 大事なヒロイン情報ですので、ここからつまづくとマズいかもしれませんね。 以上が、私からの感想となります。 執筆お疲れ様でした。 イラスト化されるといいですね。お互いにがんばりましょう。
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2015年12月30日(水)10時26分 | 青出 | 30点 | ||||
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こんにちは。感想を書かせていただきます。ラノベ的メタネタ満載のギャグ作品、画面の前で声を出して笑わせていただきました。 ここが好きです ○メタ的題材の扱いかた 王道的な冒頭からは想像もつかないキレキレのメタギャグが、後半に行くにつれてどんどんパワーアップしていっていました。ほぼ全編が主人公とサンタクロースの対話劇だけであるのに、ここまでの牽引力を持つのはすごいと思いました。冒頭でヒロインが脱ぐメソッド、読者という名の神々、おしりが映る鏡、謎の光、世界的というわけではないコンペ、などなど、目のつけどころとネタへの落とし込みかたが面白すぎます。メタネタというものは、ともすればやりすぎてウンザリしてしまうこともあるものですが、そうならない絶妙なラインだったと思います。まさに「内角高めぎりぎり、ちょっとでもバランスを崩せばデッドボール」(笑) どういう場で発表される物語なのか、とか、どういう読者を想定しているのか、とかということは、小説を書く上で重要な視点なのだと思いますが、そこを十分に考慮されて作り上げられていたと思います。 ○読者サービス ギャグであることはわかっているのに、まんまと萌えてしまいました。ぱいぱい、花園という言葉選びがかわいくて好きです。全裸で馬乗りというシチュエーションも最高にエキサイティングです。エロネタというのは、ただ単に見せればいいというものでもなくて、どういう人のエロネタなのかということが重要なのだと思いますが、ヒロインはかわいく、サンタクロースはイケメンで、2人のキャラもよくわかるので、楽しく萌えさせていただきました。 ○テンポのよさ 変な人物やシチュエーションにツッコミを入れる主人公、という描写の仕方がわかりやすく、テンポよく読むことができました。会話と地の文のバランスも絶妙だったと思います。たまにはさまれるネットスラング的な文も、発表の場を考えますと、十分に効果のあるものであったと思います。 ここが気になりました ○冒頭 クリスマスイブにひとりぼっちの女主人公のやけになっている心情描写から始まる冒頭ですが、やや定型的に感じられました。私は初見では、このあと王道的なラブコメが始まるのかな?と思ってしまいました。本筋である破壊力抜群のメタギャグへ引っ張る牽引力がやや弱いようにも感じられます。“両親は海外へ出張中だもん(お約束)。”にわずかに先の展開への展望が見えなくもないですが、もう少し印象的なギャグが欲しいかなあとも思います。 ○全裸の継続 細かいことなのですが、主人公が全編全裸なので、寒そう、とか、イケメンとはいえ知らない男にずっと見られてかわいそう、などとちょっとだけ思ってしまいました。正直なことを申し上げますと、冬らしいテーマを相談しはじめた時にミニスカサンタになることを期待してしまいました……。もし可能ならご検討いただけますと幸いです。 楽しませていただきました。作者さまのまた別のネタでの作品も拝見したく思います。
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2016年01月11日(月)00時53分 | ハイ s7d/2ml3o. | 20点 | ||||
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文章のこなれ具合、生き生きとしたキャラ描写、頭悪っ! と思ってしまいつつものめりこまされる展開。このような作品を書く人を、私は一人存じ上げております。 まあ、その人だろうなと思いつつも他人行儀に感想を書かせていただきます。 ……努力します。ホントですよ。 それではまず、気になったところと良かったところを見ていきます。 >幸せなヒロインになれなかった今夜は、そんなのよりも弟が持っている熱い少年漫画の方が読みたかった。 てなわけで、今夜は徹夜で読破するぞ。それ、まっくのうちーまっくのうちー、おおう、デンプシーロールきたーっ、うひょー! ……ヤケになんてなってないぞ、ホントだぞ。 ●ひどいアイロニーですねw 楽しげな描写の割に悲しみに満ち満ちていました。 >「うむ。単なる読者サービスである」 ●読者サービスとして全裸の少女がぽんとそこにいる状況とはいかがなものか。 このあたり、私としては読者サービスなめんなと言いたいところですが……。 失敬、読者様へのご奉仕はお舐めにならない方が喜ばれるかと存じます。 ……深い意味なんてありません。本当です。 >「これまで神の支持を得られず、一体どれだけの世界が消滅したことか。しかし、喜べ、娘よ。この世界は余が守る!」 ●どうでも良い指摘になるかと思いますが、ニャル子さんの作者が少し前に似た内容の作品を書いてました。 >男の左手がわさわさとおしりのある一点へと移動していくのに気付いて、私は慌てて男の上から飛び退った。 ●……まあ、変態。 >株式会社謎の光。 ●ああ、あれね。 >「わはは。さて、神への祈りは捧げたか? 辞世の句の準備は? 遺産相続で揉めないための遺書はOK?」 ●ヘ〇シングネタですね。私も好きです。ウォルター・C・ドルネーズさん最高! >なんでも地上波では謎の光によってクリティカルポイントを隠しているアニメが、円盤では丸見えになっているのも、実はそのぼったくり金額を支払う為に泣く泣く取られた手段なのだそうだ。 ●以前にも感じたのですが、馬鹿馬鹿しさの中にもリアリティのある設定を組むのがお上手ですね。……ああ、すいません、以前ってなんでしょう。 ……前世の間違い、ですよね? >「ダメだー、こんなの絶対お題のやっつけ感にダメ出しされるー」 ●そう言われると、逆にダメだししたくなくなりました。 と言うか、この手の作品には無粋なような気もします。 ●文章 楽しい一人称で、コメディの雰囲気を十二分に引き出せていたと思います。 とりあえず、指摘事項はありませんでした。 ●キャラ いきなり全裸少女とはいかがなものか……この点についての議論は私の脳内会議ではいまだ結論が出ていませんが、面白さという点では良かったと思います。 ラノベ・サンタクロースさんもよろしかったかと。 だがしかし、イラスト化を考えてこれというのはいささか動機が不純ではないでしょうか。 ……めっ! ●テーマ テーマですね。ええと。では、続きましてストーリーについて触れてみます。 ●ストーリー メタ的な作品ということでなんだかな、と思う部分もあるのですが、全体としてよくまとまっていますし、読んでいてかなり楽しかったです。 しかし、この手の作品で感じがちな起伏のなさがやはりありましたので、どうにかならないかな、と。いえ、起伏がなくてもそれなりに評価出来るんですが……山ほど見てきて明確な解決法を提示してくれた作品も、また提示できる案も浮かばない自分が忍びないです。 申し訳ありません。 しかし、楽しい作品だったことは間違いありません。その点では読ませていただけて感謝しています。 なお、予想と違う人だった場合すいません。ご無礼お許しください。 それでは、共に上げていきましょう!
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合計 | 14人 | 220点 |
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