蒼い月影 |
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馬 SGA7bLSsMA 2015年12月16日(水)19時04分 公開 ■この作品の著作権は馬さんにあります。無断転載は禁止です。 |
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2016年01月20日(水)20時42分 | 馬 SGA7bLSsMA | 作者レス | ||||
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モンハンほも様 本作をお読みいただき、どうもありがとうございました。 本作はライトノベルのつもりです……。作者としてはかなりライトに近づけよう、近づけようと思って分かり易く、若々しさを心掛けて書かせていただいた作品だったのですが、ライトさどころか分かり辛さがまだ多かったようで、その原因の一つはきっと他の方のご指摘にもあったように、三人称みたい、という点もあるな、と思いました。 ライトを心掛け始めたのも、ここに作品を出させてもらい始めた半年ぐらい前からでもあって、それまでは気ままにジャンルの意味も知らずに書いていたので、まだライトの意味もさほど分かっていない状態です。 エンターテイメント性というと、わくわくドキドキ、ということでしょうか。 >純文学 >心に響くストーリーでもなく光る表現もない。 純文学や幻想文学には強烈に憧れてはいるのですが、どんなものが純文学なのか分からなかったので、心に響く、光る表現、という物が不可欠なんですね。 それらにかけていたのはこちらの表現不足、それとアイデア不足です。推敲でみなさんのご鞭撻を参考に筋をまた整えながら考えていきます。 >どういう人に読んでもらい、どの点を面白いと思ってもらえるか 若い人に自然の大切さ、美しさ、というものを少しでも伝えられれば、と思っているのですが、もっと上手に現せるように修行します。 こちらこそ本作をお読みいただき、どうもありがとうございました。
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2016年01月20日(水)20時13分 | 馬 SGA7bLSsMA | 作者レス | ||||
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タカテン様 本作をお読みいただき、どうもありがとうございます。 >頭の中で映像化される世界 自然の美しさを描いてそれを感じてもらいたかったので、そういっていただけてうれしいです。 ・ 読後感のよさ 安心しました。そこのところを巫女としての「神からの御大切」と受け取ってもらいたかったので。 最後は爽やかな終わり方を心掛けています。 (気になった点) ・ 言葉のチョイス これに関しては、行動、言動、心象などが上手に描けていなかった、分かり辛い部分など、細かくチェックを入れて推敲をしていきたいと思います。自分ではどうしても指摘されねば分からない強弱やバランスなどもあり、これから推敲を重ねます。 雪原で現れた場合、山のように巨大な姿だと彼女は見上げるのですが、洞窟では巨大なドームのようなホール目一杯の高さから、今度は等身大へとだんだん人の大きさに変わって行くのですが、かなり分かり辛いし、それが巫女と対等に話すため、という意味もあったのも分かり辛いと思ったので、他の部分も短い文で分かりやすくしていきます。 >ここは具体的な表現、例えば「私の身長の倍ぐらいありそうな大男」ぐらいの表現が欲しいし、「遥か高く」ではなくて「目線をいつもよりずっと高く」ぐらいに押さえた方がいいかもしれません。 >また、「今は雪に深く閉ざされた原」の「原」という表現もどこか違和感がありました。 雪と使ったので雪原は二重だなと思って原にしたものの、そこもまた考えてみます。もっと自然にいい表現が見つかるかもしれないので。 どうもありがとうございます。 きっと、自然賛美の要素に、分かり易さ、儀式・恋愛要素を加味した山、会話、心象、それらをバランス良く、構成ももっと整えて推敲をじっくり進めていこうと思います。 伝えたいことを、分かり易く。これが物語の基本ですものね。 本作をお読みいただいてありがとうございました。
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2016年01月20日(水)19時33分 | 馬 SGA7bLSsMA | 作者レス | ||||
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w様 作品をお読みいただきどうもありがとうございます。 事細かなアドバイス、本当にどうもありがとうございます。 展開でアップダウン要素がどうも浮ばない、と自分でも思っていたので、その反応は来るかと思っていました。感情も並行して見えてしまうし。 もう少しアイデアも浮べばよかったのですが。 ただ、伝えたい事が伝えきれていなかった、ということにも繋がっているので、推敲で上手な表現を模索します。 >他に楽しむ要素がほぼ皆無 もっとキャラクターに動きがあるべきでしたね。うーん、まだ登場人物への愛情が上手に扱えていなかったのだとおもいます。こういう時にどう思って、どう行動して、という所をただ駆け抜ける、という感じになってしまっていると。 >一人称で書いてあるからには、主人公の巫女に感情移入 思い返せば、こういった題材を取り扱うもので一人称にしたのは、初めてだと思います。 わりと三人称が多いので、感情を乗せるのをあおにして地の文を基本にしてしまっていると気付かされました。 鏡については自身の表現不足を感じます。 しかし、植物や物にも魂が宿ると思うことはおかしいことではないですよ。自然と共に生きるということは、自分たちだけが生きているのではない、と実感することです。自分達だけが生きてると思うなどとは人間の驕り昂ぶりです。 体言止めは意識せずにいますが、それは昔からの私の書き方になっていて、それが読みづらさに繋がる事は知りませんでした。もし読みづらいのならばバランスを考えます。 >巫女の心理描写も、全く伝わってきませんでした。 それはこちらの描写不足としてしっかり三人称らしく、わかりやすい形に変えさせていただきます。 >神様イケメン それは考えていませんでした。 自然の美しさを人の形に体現したら、どうなるだろうか? とは考えて静けさのある美しさが出せたらとは思ったのですが、外見で惚れるなんてものはありません。畏怖から来る恋です。 その辺りが分かり辛いというのは、恋愛の内容をまだしっかりテーマに加えられていなかったということですよね。 >敬虔な気持ち、というのが全然伝わって来なかった。 それはショックです。しかしwさんもきっと読んでいて信仰心が薄いと感じた時点で作者である私にショックを受けたことと、肝に銘じます。自然信仰・賛美が根本なので、それは表現云々では無く、根本では大切に思っていても、wさんの言うように行動として現せていないということですね。表現します。 >基礎ができていないのに応用に走っちゃった。 >基礎を見つめ直すことを怠ってしまったという足元の脆さが感じられます。 私としては、儀式、恋愛、というものを合わせて入れるのが大変で慣れていずに、失敗しないように書いたつもりもいろいろとぼこぼこになったままということですね。半端になってしまった、ここも他のアドバイスいただいた点も踏まえて再度軸をしっかりと練り直します。 >神様みたいの 信仰心が足りないのではと言われては、みたいの、と言われてもしかたないですが、みたいの、というわけにはいかないので、しっかりとその部分の解釈を推敲で加えます。儀式は私としては一箇所に描写をまとめたのですが、全体をとおした風に見えるのも、感情表現の無さ、会話の少なさ、アクションのなさも関係しているのでは、と感想を頂き気付かされましたので、それだけにならないように考えます。 >儀式シーンの描写をおもしろく読ませるのが小説の役割ではないでしょうか。 説明くさくなっていたので、それはもっと動きを与えたいと思います。 >ストーリーというよりも山や谷が無いのです。 >盛り上がりが無く、最初から最後まで平坦なままだと思いました。 冬の静寂を描いたので静かなのはこちらの描きたかったことですが、ただ、その山や谷、緩急の点は他の方の作品を読んでも自分の作品の起承転結の無さや、どうしてそれを作るべきか、みなさん上手だと思ったので、推敲で山をつけて緩急をつけたいと思います。 >儀式のクライマックスというべき大きな手順 >山場的なものを作れる可能性のある場面が二箇所ほどありました。一日儀式を怠ってしまった、というところと、剣が無くなっていた、というところです。 >何か大きな心境の変化が起きるのが自然な流れだと思います。 >こういう重大なことがあったにもかかわらず、主人公の心の動揺みたいのが全く描かれていないため、主人公にも感情移入できず、キャラとしてもイマイチと感じてしまいます。心は籠もっていなかったのかなとも思いました。 全ては神の行動のなすままを目で認め確かめる、ということが巫女の役目でもあると思ったので、雪原に洞窟から出ていったり、剣が何らかの力で見えなくなった不可思議を不思議に思って、それをなしたのが彼であって、何かを伝えたかったがためなのかを知る、と構想して書いていたのですが、それが違う風に捉えられていたのはこちらの表現不足です。 巫女は神の言葉を知ること、伝える事という認識が軸にあったので……。 なので、山の部分はアイデアがもともとどうしたらいいのか分からなかったので、内容を踏まえた上で考えています。 そうですね。物語というよりも、本作は何かの伝承でこういうことがあった、という説明になってしまっていますね。 わー! もう本気でどうもありがとうございます! こうやってしっかり厳しく指摘をいただけて、お時間までしていただけて感謝致します。 それにしっかり応えられるように、推敲を重ねていきます。 きっとこれを出すには、期間も早すぎたというのは完璧に言い訳にしかなりませんが、じっくり推敲でもっといい物にしていきます。 お読みいただき、ご指南いただきましてどうもありがとうございました。
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2016年01月20日(水)17時20分 | 馬 SGA7bLSsMA | 作者レス | ||||
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ピューレラ様 作品をお読みいただきどうもありがとうございました。 言い回しにはできるだけライトを心掛けたのですが皆さんおっしゃる通りまだ硬いようで、もっとソフトに出来る様に頭を柔らかくいたします。 > 「私」が少し多いように感じます。 私を故意に多くしたのは、以前から主語があまりにも少なくて誰のことか分からないと指摘を受けたので、その人の行動毎に入れたのですが、まだ感覚や頻度の程度を掴めていない証拠ですね。探りながら書いてみます。 文学ではありません。かなりライトを心掛けて書きました。少年少女に分かり易くと思っていたのですが、まだライトになっていなかったようです……。 >主観 相手が巫女であったのは確かですが、それも恋愛をさせただけではそれは、その恋に一緒になって共感とは行かないですよね。その共感をどう得ればいいか、そこからどんどんと本題の自然賛美に関することや自然を大切にすることを伝えられるか、と考えながら書いていたのですが、推敲で分かり易く、また、もっと上手に興味を引かれるようにできればと思います。 尊敬や畏敬からくる神への御大切、愛情は元から描くつもりでした。 が、はっきりした恋愛とするとはっきり言うと小細工だな、とも思っていたので、その部分はどうにかしようと思います。美少女ということで、なんといいますか、恋愛で取り扱えば分かってもらえる入り口になるかと思ったのも、私がアイデアが浮ばなかったからですね。 >心理描写が欲しかったです。 推敲時に載せたいと思います。 >モンゴルや中央アジアのような よくお分かりで。コーカサスとか、モンゴルとか、旧ソ連時代の山奥の民族や、そういうような黒髪で黒い目の、白人だけど、どこか他の血も入るような、アイヌっぽいような、その感じで構想をしていました。 >神秘的な現象、展開。 どうにか繋がるように何度か構成を練ったのですが、また展開などを整えてみたいと思います。 やはり、良い物語に仕上げたいので。 アドバイスを頂き、どうもありがとうございました。
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2016年01月19日(火)21時31分 | 馬 SGA7bLSsMA | 作者レス | ||||
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99kg様 本作をお読みいただき、感想をいただきましてどうもありがとうございます。 >表現が回りくどい 表現の語彙、もっと増やすべきと実感しました。 総じて頭で浮ぶイメージを上手に言葉にすることがどうもできていないようです。 それができれば大分読みやすくなるとも思いますので、推敲を重ねます。 >彼はふっと微笑み、雪と共にその影も形も吹かれて行った。 これは彼の姿が雪原の吹雪きになった所です。 >だんだんと、まるで、吹き溜まりが移り変って行く雪原の雪絵を見ているように。 住んでたところでよくみる風景で、どう分かり易く言うべきか、映像を言葉にするって難しいですね。 >頬を心地良く叩く雪。そして凍てつく程に頬をなぶる。 目まぐるしく風向きが変わると、雪を伴っていきなりバッと着たりふわっときたりするので、それでこの表現になりました。 >その黒はそのまま地の底までおっこちて行くのではと思える程黒くて、明るい場所を見つめていた。 >梢に乗った雪が揺れること無く、不動のままに私を見つめているよう。 過剰と取られてしまいましたか。恐怖や畏怖に繋がる対象には割と「おばけにみえる」「幽霊みたい」と重ねる心理と共に、比喩表現が好きなので載せました。木も生き物です。動物や吾等だけが生き物すが、木も生きています。それで、このようになっているというわけなのです。 >私の影は頷き、台までついた。 これは分からない表現ですよね。自分でもここだけみると一瞬どっちの場面だったか分からないぐらいなので、上手な表現にします。 かなり分かり辛さが多くて申しわけ無いです。 >その木が自然に倒れると葉傘で天井を覆われていた広い草地になり、村人はその木を神と称えてそれで建てた 森にあるステップと呼ばれる場所のことなのですが、いわゆる老木が倒れた後にできる広場のような場所です。きこりが管理をしている森では、切り株の周りは初めの頃は小さな広場になっています。大きな木が生えた場所は葉で影ができて太陽光が差し込まないので、他の木は成長しません。下草は生えています。倒木になると、今まで陽が刺さなかった芽に太陽が降り注いで、新しい木が生えてきます。それで、本作の村人はそれを使って神殿を建てたのですが、それはその老木を村人が神聖な物としたから神殿に使ったということになります。 本当に冒頭で村の説明をしっかり書くべきでしたね。これは読者様にとっては作者がわの不親切になってしまっていました。かなり読むのが大変だったと思います。また順番を組みなおしてみます。 >ズバリを指しているのか、曲折した表現なのか 場所によってかなり交差していたので余計に混乱を招いたのかも知れません。そのあたりのバランスと配分をしっかりしようと思います。 >私を登場 その点も遅くなりました。考慮します。 >何者かの白い背を見つけて、見上げた。その足下から、遙か高くを。 まずは人は俯きながら歩かないので、背(全体像)を見ることになって、それで本当に上から下まで続いているか確認したくなりますが、これは自分でも山を見て分かるように、上から裾野まで視線が動くから、動作を間違えました。 >いきなり驚いて剣を持ったまま地面に跳び転がった。 結構自分で驚いた瞬間びょんっとなる事があるので、それをそのまま乗せてしまいました。 ただ、「いきなり驚いた」はおかしいとのことで、もっと言葉の成り立ちを考えて書きます。 >>「美しい舞いだ……」 >この時点では主人公の台詞としかとれない。 何者かの声がして、私は顔を向けた。と台詞のあとに付け加えておきます。 >気絶しかけていくのだと、分かった気がした。 以前麻酔を受けた時と、二日酔いでふらりと倒れた時に脳裏で「あ、このまま意識落ち……グー」とか「あ、これヤバイ」ってなったので、そのまま使いました。 >粉雪のような声 なんといいますか、雪の結晶って手袋に乗って来ると本当綺麗で、声が聴こえたら綺麗だろうなと。 >存在し在って 誤字です……存在し合って、です。かなり恥かしいですね。なんで気付かなかったのか。 >「あなた様は、何者なのですか」 神という存在に対して、具現化されているのが信じられない気持ちと、神だろうと分かっていても、神ですか、と問うことや、口に出していいことか分かりかねる、という想いからくる言葉です。 >「何故、人の姿となり私の前へ現れていただいたのですか」 確信を得て、やはり、となった所です。 >私はその芽の眠る場所に巫女を誘い、人柱としその場の養分となった 養分になったのは巫女です。もっと分かり易くします。養分とした、のほうが自然でした。 >雪は今日は降っていないようだ。雪の上を歩いていく。外に出ると、彼の姿は雪に紛れた。 保護色です。(実際雪に変わってふーっと飛んで行く場合もあるんですが……)広い雪原だと、背の高さがゆうに遠近法を越えて小さくなるので、この表現になりました。 >雪原に出ると 森との境からなのですが、もう少し具体的に書きます。 >順に指し示したのなら丁寧な描写が突然纏め描写になった 描写不足でした。 >彼は姿を隠したようだった。見あたらない。 いや、よく見ろ。きっとそこにいる。保護色なだけだ。 そうです保護しょ…………や、今回はふわーっと雪になって移動して行ったんです。どうしたらうまく言葉にできるのか。 >梟が頭上で鳴く。危険を知らせるような声では無いわ。 >雪が蒼く光っている。それは、あまりにも美しくて、声も出ないほどだった。あの剣が刺さって、内側から照らしているのだわ。 >すぐにでも思い出せる。冬将軍が現れて、蒼く光る剣を雪原へ流し飛ばしたわ。そして追ってみると たまに突然フレンドリーな文体になりますね 「〇〇だわ」という表現は、自分が見聞きした、感じた、思い返した事への確認や、自分に言いきかせる時に私がよく使う文体なのですが、それで対自分となるのでこのようになりました。この作品では雰囲気が異なるので、「なのだろうか」や「していった」のほうがしっくり来るかもしれません。 >夏の作物を、秋の青空を ここは迷ったのですが、下の理由になります。収獲は秋ですが、作物によって夏にいろいろ畑仕事をするのでこうなりました。 >夏は作物の畑を肥やす道具に宿り それはやはり村人の存在があっての儀式であって、彼等が自然のなかで生きているからになります。 >雰囲気自体はとてもよいと思うのですが、なんか一部のエピソードを通して世界観を説明しただけ、という感じがします。 ご指摘通りです。台詞が少ないとあらすじっぽくなるかなとは懸念してはいましたが、これは私の表現力不足でした。 剣に関してですね。 しっかりした理由が欲しかったので書いたのですが、もっと物語性を含めて書けばよかったかもしれませんね。動作とか人物の確固とした動きがあるとまた違ったかもしれません。 剣の存在は、儀式での道具であって、剣自体は木の病気を防ぐ役目、村では守護の剣なので、刀自体の描写は一箇所にとどめたつもりでしたが、もうすこし上手に書いてみます。 細かいところまでアドバイスをいただけて恐縮です。 もっと上手に文を扱えるように学びます! どうもありがとうございました。
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2016年01月19日(火)18時47分 | 馬 SGA7bLSsMA | 作者レス | ||||
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いりえミト様 まずは優勝おめでとうございます。とても臨場感と丁寧さのある作品でした。ネーミングも綺麗で作品への愛情感ぜられました。 本作をお読みいただきどうもありがとうございます。 言葉の面でよかったと言っていただきありがとうございます。けっこう書き直したりしながら言葉選びを慎重にしていたので、それもできるだけ伝わり易くするのが大変でしたがそれがまた楽しかったです。 儀式と心理について、もっと載せたほうがいいという意見もあったので、推敲したらもっと秘められた感情がみられるかもしれません。儀式の面で、私としてはかなりシンプルに書いたので、丁寧ととっていただけて意外でした。何故なら、ほぼ行程説明しか乗せずに、神との時間の方に文の長さを置いていたので……。 申しわけ無いです。難しいってよく言われて、かなりライトに近づいたと思ったら、大多数で「分からない」とのことだったので、何度もまた読み直して表現を軽く、小学生でも分かるようにできたらと思います。 本当に自然界は大切なものだというメッセージを伝えたいので。 どうもありがとうございます。 もう二十三年も創作し続けているにしてはかなりアドバイスを頂かなければならない筆力ではありますが、これからも今までどおり楽しく、今までよりも伝わり易くなるよう頑張ります。 企画参加、執筆お疲れ様でした。
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2016年01月19日(火)18時32分 | 馬 SGA7bLSsMA | 作者レス | ||||
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ウサリアス様 作品をお読みいただき、感想を頂きましてどうもありがとうございます。 内容の平坦さは製作段階でなにか出来ない物かと思っていたのですが、どうも思い浮かばずにいた場所ですので、そのあたりは読んでいただいたのに申しわけ無いです。 台詞は少ない設定だったのですが、やはり魂の躍動などを思えば何か増やすべきだったのだと感想を覗っていて思った次第です。自分の作品はこの手の静かなものだと台詞が少なくなる傾向があるようで。 冒頭にテーマなどを載せた点、ですよね。 企画が初めてで、やり方も分からず、テーマ表記は載せるものかな? とばかり思っていました。 そしたら他作品の人々が載せてなかったので、やってしまった感がありました。ご指摘ありがとうございます。 感想を頂き、どうもありがとうございました。
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2016年01月19日(火)00時18分 | 馬 SGA7bLSsMA | 作者レス | ||||
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藁谷拳様 本作をお読みいただき、どうもありがとうございました。 マイナス点を肝に銘じて、どうにか上手い表現を身につけられるように頑張ります。 表現力不足は、もしかしたら感情表現、ということでしょうか。それは後々、指摘されてから「感情が少ない。思った以上に」と実感しました。 会話の点ですが、普段自分が固い・丁寧表現、会話がとりわけ苦手で苦労しているのですが、相手が相手なので硬い表現を選んで考えた結果、このようになりました。かなり半端でしたよね。それが全面に出てしまったのですね。 文章で気になった個所をいくつかあげます。 1 >「それとも」の前後の配置がうまくいっていません。「彼が村を~」と「それとも」と「~知らせてくれるのだろうか?」はセットにすべきしょう。 配置の問題からだったんですね。これは根本から上下逆になっているという。 2 >>腰には魔除けの草で染められて、固い実が飾られた編紐が巻かれている。 >腰には紐が巻かれている。魔よけの草で染められて、固い実が飾られた網紐だ。 分かり易いです。自分の脳の配置をちょっくら変えて少しはクレバーになりたくなりました。 挙げていただいた例をみると、順を追って特徴が遠近感を伴って頭に浮かびますね。私の元の文では、視線があっちにこっちに行かなければならずに、結局どれが染められているのか、分からないのはご尤もです。 3 >自分では唇を見ることができませんので、「水から出て鏡を見ると唇は色味をなくしていた」くらいにしたほうがいいでしょう。 うっ、本当だ……。それじゃあ唇突き出して目玉下に向けた状態の顔になってますね。 4 >いきなり驚くとは普通はいいません。それと、とつぜん祭壇の鏡が光ったから驚いたのでしょう?「いきなり」は「祭壇の鏡」につけましょう。 二重の変な表現になっていますね。いきなりで驚いたならまだしも、いきなり驚いたって日本語は無いんですね。いきなり光ったのですから、本当に鏡につけるべきですね。 5 >> どんどんと意識は薄れていく。まだ、声を聞いて存在を知っていたいのに。 >ふつうは「存在を(ずっと)知っていたい」とは言いません。 >そこは「声を聞いて存在を感じていたいのに」くらいに変えたほうがいいでしょう。 同じ様なところ、全部探し出して直してみます。いろいろおかしいですね。自分の感想で書いている文もおかしい日本語の部分があるのかもしれません。 かなり読みづらいのに、本当にどうもありがとうございました。 推敲を重ねてより良いものにしていきます。国語力、磨きなおします。
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2016年01月18日(月)23時57分 | 馬 SGA7bLSsMA | 作者レス | ||||
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青出様 本作をお読みいただき、どうもありがとうございます。 ここが好きです ○題材 そのあたりをお褒め頂いてうれしいです。 どう世界観を自分の基本にエッセンスとして乗せて行くべきのか、脳裏の映像を伝えるにはどこを搾ってどこを明確にするかを悩みながら書いていたので、民族を扱うのにも絶対に突拍子も無いものにならないように、極自然を根ざして構築しました。神に関しては人格・心や会話する感情のあるのが、どうしたらいいか迷ったのですが、自分としてはちょっと自分の当初イメージしていた者とは前半の所では違う点があるので、そのあたりもう少し整えてみます。最後の辺りはいいのですが。 ○描写の美しさ 良かったです。それらのところの読み手の反応がわりと半々に出るだろうなと思っていたので。よく、者を人に例える事はないといわれるのが表現の世界でもあるし、自然のままをいかに美しく伝えられるかが表現でもあるとは分かってはいるのですが、比喩表現ってそれもそれでいいものだとも常々思っていたので、そこの村娘部分と冬将軍の配下部分は入れました。そういう勢いを自然の世界で人の様に感じる心というのは、古来からある妖怪、魔物などにも通じる心理的恐怖に直結すると思うので。子供もトイレの暗がりがおばけに見えて怖い、という感じです。 命に限りのある人であることと、永きを見守るもの、というものの恋愛めいた気持ちを表しました。それはまっすぐな自然愛にも通じると思うので。 ○筋立て ありがとうございます。多少過去の話が出た部分で、混乱しないようにしたつもりだけれど、分かり辛かったらどうしようと思っていたので、もう少し筋立て同士ををしっかり繋げる必要がありそうです。 ここが気になりました ○太いテーマがほしいです。 はい。太いテーマがあります。野原が再び森に戻るよ、という自然の力と、その予兆です。 もっとしっかりとその部分を全体にちりばめることと同時に、数箇所にそのテーマの真髄を乗せたほうが良かったかもしれませんね。 >少女の内面的な成長です。「変化」 微妙過ぎて分からなかったですよね。実に真面目な子なのですが、恋を知って、駆け出して、寺院で巫女として神と共に生きると決めて、後も木の成長を見守る決意という部分ですが、もっと何かあった方が良かったのでしょうが、これ以上が浮ばなかったので、そこからもっと成長をして、大巫女とまでなれる少女から確固とした頼れる大人の女性への成長があれが良かったのかもしれません。 ○語り方が平坦かもしれません。 >終始淡々としすぎている印象を受けました。 >儀式の成果を見守る人物としてお付きの人を設定するということです。その人との会話などを挟む 感想を覗っていて、他の方の作品を読ませてもらって感じたのは、物語の起伏って、人間としての感情の揺らぎなんだなと思った点です。 自分の過去の作品をみると、どこかざわつく部分があったり怒りがあったり激しい悲しみ、悦びがあるのですが、この作品はとにかく静謐にしたいと思った分、あまりに静かになりすぎたかなと自分でも思いました。何か考えてみます。 ○主人公に変化を。 その点は弱すぎましたね。かなりの時間を儀式に要する場合での心情変化は、全く種類は違いますが、風邪や体調不良で例えたら、本当このまま自分はどうなるのか、本当に不安の底になりますし。自分がこれを書いたときの心情がかなり窮地に陥っていたので、静かに、静かに、安静を求めるものになったのかもしれません。とにかく輝く四季の希望をつめこみたいとおもったので。 何か考えてみます。 ○文章 >短文が繰り返される時に同じ言葉が省略できるところがいくつかあったと思います。とくに気になったのは以下です。 入れすぎました。よく主語が無くて、誰の、何のことを言っているのか分からない、文が長いから区切った方がいい、と指摘されるので、説明くさくなるかなと思いながらも重複させていたのですが、これは私自身が語彙を同じ言葉を使ったり、うまく主語を扱えていなかったからなのも大いにあると思います。 完成されてなければならない企画作品なのに、かなりのアドバイスを頂いているので、まだまだ自分自身の勉強が足りないことを実感しております。 例えで挙げていただいた部分だけでも、とても参考になりました。上手な方法を模索します。 >次は副詞の呼応です。 >“風向きは乱暴に変わり、まるで私の視野を雪が襲って来る。”→“風向きは乱暴に変わり、まるで私の視野を雪が襲って来るかのようだ。” 副詞の呼応、私の文って、こうやって見ると変わってますね。感情が無いというか。挙げていただいた例のなんと柔らかなことか! 少し装飾過多かな?と思った文です。 >“一歩、一歩行くごとに真っ黒い私の影はごつごつした壁とすべすべした階段に緋色の明りに囲まれて揺れる。”→“一歩、一歩行くごとに私の影は、緋色の明りに照らされた壁と階段に映って揺れる。”うーん、あまりいい案が浮かばなくてすみません。 一歩一歩、階段を踏みしめる。松明を持つ私の影が、焔で緋色に染まる岩壁に揺れる。 自分でももっと上手く表現できると思うので考えてみます。 >現代風の言葉であまり作品の雰囲気に合わないかなと感じた文です。 >しゅっとした 普通に使ってしまっていました。「美しい」の表現が普通ですよね。 >難しくてよくわかりませんでした。最後まで読むと神殿のことを言っているのだなとわかるのですが……。 >“二百年前、大地と四季に大切な冬の時期を称えた祭りで樹齢千年を越える一本の木が寿命を迎えた。その木が自然に倒れると葉傘で天井を覆われていた広い草地になり、村人はその木を神と称えてそれで建てた。” 何度か直している内に、分かりづらくなってしまったようです。 二百年前、一本の巨大な木が寿命を迎えて倒れた。そのことでその場所は野原になった。村人は祭りを行ない、その木で神殿を建て、村を守ってくれるように儀式を行なうようになった。 ということなのですが、まだ分かりづらいかもしれません。考えてみます。 感想、アドバイスをいただけてとても勉強になりました。どうもありがとうございました!
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2016年01月18日(月)20時14分 | 馬 SGA7bLSsMA | 作者レス | ||||
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おとぎの国のアリス様 本作をお読みいただき、どうもありがとうございました。 >「つ、つかれた。。。」 う、うわー! すみません。 そんなに大変だったんですね、かなりシンプルに書けたと思ったのですが、初めからとなると、かなり読むのが大変だったと思います。自分としては三つぐらいしか描写らしい比喩は入れていなかったつもりなのですが、自分のつもりが他者からではかなりのことになっているのだと分かりました。 >お話そのものは一風変わった恋物語ですので、理解に苦しむということは少しもありませんでした。 儀式で恋愛かあ、って自分で考えておいて、絡め方に悩みながら作っていたので、無理があるなと思っていたので、少しでも理解出来ると思っていただけて良かったです。巫女なので相手とはあまりくっつきすぎないように注意したのですが、もう少し二人に何かあったほうがいいのでしょうか? →読みにくさの要因 >「漢字の多さ」読みにくさは読者にとってはなかなかに高いハードルのように思えます。 気をつけます。これはもしも子供が読むとしたら大変ですよね。 中学のころはそう言えば、ひらがなばかりでした。それを思い出してみます。 >洞窟の中から明るい外にパッと出た感じ。まさにそのものです。狙ってのことならすごい! あ、そこは意外でした(^^:) 彼女が見た夢のところでそういう展開を考えて書いていたのですが、違う場所でも感じてもらえたのが意外でうれしかったです。 青い星の雪原に出た所で広がりを最大限に出せたなら、と思ってはいたのですが……。 >欲しい情報の最たるものは、誰が、どこで、なにを、どうしたいのか、あるいはどうしてるのか。 >情報提示の「タイミング」 まずはそこを出さなければならなかったんですね。 かなり推敲が必要ですね。しかも自分で気付かない点を多く指摘くださって、ぜんぜん勉強が間に合ってないことでした。 >読了まで5~6回ほど読み直しをしていると思います。 もっと場面展開を繊細にして整えます! 一度で分かり易くどうしたらできるのか。 これは基本のきのじからしっかりしなおさないとなりませんね。以前は指摘されつづけて整ったはずなのですが、気を配って書いても、また同じ癖が出ていたようです。 >台詞 少なくなっています。これはきっと自分が主人公たちを扱いきれなかった結果です。 ただ、故意に台詞は少なくしたので、もっと会話があっでもいいのでは、ということなら、再び考えてみたいです。結構会話を考えるのが一番時間がかかるかもしれません。儀式に言葉は必要無いという考えもあったので。しかしそれだと大変ですよね。 心情変化、結構入れたと思ったのですが、足りなかったみたいでもっと考えながら推敲します。私もよく「名に考えてるか分からない」って言われるのですがいろいろ考えてるんですけれどね……。推敲でもっと分かり易くします。 >シーン切り替えの際には「あっ」とか「どういうこと?」など、ほんの一言でもいいですので、読者に刺激を与えて欲しいような気もしました。 その手があったのですね。寒いと余り口を開きたくなくて親密な相手以外の前ではあまり会話は無いものかとおもって。 >おそらく初恋。そして、最後の愛となるのでしょうね。欲を言えば、この辺りの切なさのようなものを、もう少し踏み込んで描いて欲しかったですね。 失恋したことあって何度も泣いてきたのに、それが生かせていませんでした。というより、ほぼ無感情を貫いています。流れる物、という四季を見つめる、という感じなので。しかし、彼女は失恋ではなく、むしろ神と共に一生を掛けて巫女として生きられる輝きに充ちているので、そのあたりは、もっとよろこびを最大限に出せばいいということですね。 >ペット。 本当だ。かなり和らいで、会話や笑顔が増えますね。感情変化も他の対象がいると動きが分かり易いですね。 分かりづらい文章を最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。 もっといい作品になるよう、ご指摘をもとに推敲を重ねたいとおもいます。 寒さも本格化しますが、風邪にはどうかお気をつけ下さい。 ありがとうございました。
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2016年01月18日(月)19時36分 | 馬 SGA7bLSsMA | 作者レス | ||||
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ハイ様 作品をお読みいただき、どうもありがとうございました。 >非常に冗長で似た描写を繰り返し書かれています やはりそこの部分は顕著に出てございましたか…………。かなり懸念していたのですが、言われるだろうな、と思っていたとおりのご指摘に、こちらもヤマ場が思い浮かばなかったのでぐうの音も出ません。 >描写が少々くどい 今回、ラノベでの企画ということで、かなり描写をはぶいて、みたままの風景で、出来るだけ読みやすく、分かり易くをテーマに何度も書き直して、これなら分かり易いだろう、という形態だったはずなのですが、全く分かり辛い、ということですね。もっとシンプルな文表現を会得してみようと思います。 >小説として見ますと退屈だったかな、と思いました。 そうなんです。アクションを自分で作ったつもりでも、思った通りに風景を重ねらえてはいるのですが、物語ではなく、儀式記録と森林の再生記録、という風です。そこに恋愛を絡めて儀式の対象者を入れたのがこの作品です。 ラノベの場合は、恋愛とか感情移転が主題になるものなのですよね。感情ではなくほかの要素に重きをおいて書いたのが平坦さを生んだようです。 >目を引く出来事 思いつく限りが本作でした。私も慣れないテーマだったのですが、l扱いきれてなかったですね。うん。しっかり世界観は固めて書いたのですが、まとまりがばらけていたのかもしれません。 >三柱の神をモチーフにされたのでしょうか? 神話や神の名前などは全く詳しくないので、ちょっと分かりかねます。自然を神と崇める時に、私自身は本来は決して人の姿を当て嵌めないです。山なら山時代が神ですし、ご飯ならお米自体に小さな神が宿る、と。 ですから、今回の物語のように自然の神に人を当て嵌めたのも初めてで、この村の儀式に合わせて人の姿にして、しかもラノベということで巫女の前に現れ会話、恋愛、という流れになったので、かなり後の付け加えが余計になってしまったかもしれません。 一番伝えたかった部分が自然の猛威と大切さだったのですが、もっと上手に伝えられるように頑張ります。 >アンチ・モン まずは樹木などの病気について勉強して、その防御に繋がる成分を調べて、それで古来からある鉱物や成分のもとは何か無いか、と探したのがアンチ・モンでした。 もっと表現が上手くできれば良かったのですけれど、その辺りをまた修行いたします。 感想とご指摘をいただきまして、どうもありがとうございました! 企画お疲れさまでございました。
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2016年01月18日(月)19時08分 | 馬 SGA7bLSsMA | 作者レス | ||||
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ミチル様 作品をお読みいただき、どうもありがとうございました。 >美しい 四季などの情景を美しいとお褒め頂いてうれしいです。セリフとしては雪国ということもありかなり少なくしたので、口調をどうすべきか考えていたのですが、綺麗と言っていただけてよかったです。まだキャラを掴みきれていない感じが否めなかったではないでしょうか。もしそうでしたら申しわけ無いです。 >神々しさ 儀式物を主題として取り扱った物語ははじめてだったのですが、ラノベを作るに当って、「巫女」「人あらざる者」という風に入れてみて、自分でも難しいものを自分で選んだなと思いながら書いていたので、神々しさが本当に出せていたのか、一番大切にしたかったのが自然世界への賛美なので、それがちゃんと出せていたのか不安だったのです。 >四季を司るものに特別な感情 その通りです。私としてはかなり具体的に書いたはずだったのですが、かなり分かり辛くなっていたようですね。まだまだ修行が必要です。 >物語の起伏をあまり感じませんでした。 その部分、大いに私自身も感じていました。製作段階でも、まるでヤマ場が無いな。と実感していたので、実はこれは作者の毎回の欠点なのです。起承転結の無さ、作れなさがその起因かと思っています。 感想をいただけてどうもありがとうございました! これからも奮励努力をしていきます。
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2016年01月17日(日)19時11分 | モンハンほも | 0点 | ||||
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拝読いたしました。 まず最初に。酷評となります。申し訳ございません。 先に言い訳しておきますと、私は読解力がある方ではないので、作者様が想定していないお門違いな意見を書きがちです。まあ、企画という場ですので運悪く変な奴に絡まれたと思って諦めてください(ぉ そんなことはさておき。御作のウリは世界観を上手く表現している文章と、きっちりした設定だと思います。 ですが。失礼ながら作品としての魅力を感じませんでした。なぜなら、どんな人に読んで欲しいのかよくわからなかったためです。はっきり言って、エンタメとして読んでも純文学として読んでも中途半端な作品だと思いました。 エンタメの観点から言うと、ストーリーの本筋は悪くはないのですが描写がゴテゴテして読みにくい。純文学の観点から言うと心に響くストーリーでもなく光る表現もない。どっちつかずな印象しか受けませんでした。 ですので、手直しするのであればどういう人に読んでもらい、どの点を面白いと思ってもらえるか、という点を考慮に入れていただければと思います。 拙い感想で申し訳ございません。 以上、失礼いたしました。
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2016年01月17日(日)18時46分 | タカテン yRNUcsqs0o | 20点 | ||||
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冬企画への参加、お疲れ様です。 拝読いたしましたので、感想を送らせていただきます。 (良かった点) ・ 頭の中で映像化される世界 読んでいて一面に広がる銀世界、雪化粧を纏う針葉樹林の森、澄んだ空気に満たされた洞窟、衣装に施された見事な刺繍など、色々と頭の中で映像化されました。世界がしっかりと出来ていたと思います。 ・ 読後感のよさ 個人的に好きな終わり方で、読後感がとても心地よかったです。昔、誰かが「巫女さんは結婚しちゃいけないのではなく、神様への恋をずっと持ち続けるから人間とは結婚できないんだよね」って言葉を思い出しました。そういう一途な気持ちに殉じるというのはとても尊いと思うんですよね、うんうん。 (気になった点) ・ 言葉のチョイス 先述したように物語の世界を想像することは出来たのですが、反面もう少し言葉のチョイスを意識した方がいいようなところも見かけられました。 例えば冒頭での出会いでは、男はひたすら巨大と表現されています。が、具体性に欠けるので、その大きさは読者の想像次第なのですが、自分の場合、男を見上げる時の「遥か高く」という表現に、まるで山の上からのぼーと顔を出すぐらい大きいイメージが浮かびました。 なのでその後に洞窟に登場するシーンで「あれ?」ってなる。 ここは具体的な表現、例えば「私の身長の倍ぐらいありそうな大男」ぐらいの表現が欲しいし、「遥か高く」ではなくて「目線をいつもよりずっと高く」ぐらいに押さえた方がいいかもしれません。 また、「今は雪に深く閉ざされた原」の「原」という表現もどこか違和感がありました。 (自分ならこうするという無責任なアドバイス) とは言ったものの、個人的にはこの物語には満足しています。作者様の書きたいと思った物語をしっかりと書き綴られたように思えますし、下手に新たな要素を加えても逆に完成度を低めるような気もします。 なので自分からは何もありません。申し訳ない。 それでは失礼いたします。 執筆お疲れ様でした。
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2016年01月13日(水)22時30分 | w | -30点 | ||||
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こんにちは。wと申します。 『蒼い月影』読みましたので、感想を書きます。 感想といっても、退屈でつまらない作品、の一言につきます。 今回の企画には18作品、短編の間の企画落ち作品を含めても19作品が出てきました。本作品は、その中でぶっちぎりの一位でした。 残念ながら下から数えてです。 ということですので、以下、かなり厳しい感想となります。 今回の企画にあたっての基本的な戦略としては間違っていないと思うのです。 上限50枚では、がっつり描写するタイプの文章だと、あっというまに上限いっぱいになってしまいます。すると、キャラやストーリーをあまり盛り込めなくなってしまう。 だったら、キャラやストーリー薄味にして雰囲気に特化した作品にしよう。というのは一つの方向性として十分アリだと思います。本作品は雰囲気に特化した作品、ということで、作者さんの狙った通りの作品は書けているともいえます。 私もこういう作品は決して嫌いじゃないです。常々言っている通り、小説において、究極的にもっとも大事なのは雰囲気ともいえるからです。エロ小説はエロい雰囲気を楽しむために読むのだし、ホラー小説は怖い雰囲気を味わうために読むものです。 本作品がラ研カウンター換算で5枚くらいで掌編の間に投稿されていたら、その雰囲気を楽しんで20点か30点くらいポンと付けていたと思います。 しかし何事にも程度というものがありまして。 本作品は、いくらなんでもやりすぎた。 雰囲気だけに特化して、他に楽しむ要素がほぼ皆無という作品を、延々と読むことになれば疲れもします。 ということで、全体としては本作品で良かったのは雰囲気だけでした。ほかの要素は、普通か、普通より遥かに下回っていました。 そういった細かいことについても以下に記してみます。 まず文章。 雰囲気を出そうとして雰囲気を出せているのですから、全然望みが無いとは言いません。 しかし、なんというか全体的に問題だらけの文章だったように思います。 そもそも一人称が作品にマッチしていないです。 一人称で書いてあるからには、主人公の巫女に感情移入して読むのが基本線だと思うのですが、全く入り込めませんでした。 すでに指摘も出ていますが、鏡を見てもいないのに自分の唇の色がみえたり、無生物がやたらと見つめてきて自意識過剰キャラになってしまっていたり、一人称の特性を全く活かせていないどころか、かえって仇になっている。あと、他の方の指摘にもあったけど、ところどころ妙にフレンドリーな感じになっていたりして、同じ一人称の中でもブレを感じましたし、体言止めの過剰な使用など、技巧に走りすぎている感じがします。 神様だか冬将軍だかに恋心のような気持ちを抱く、という展開がありましたが、それに関する主人公の巫女の心理描写も、書いてはあるのでしょうけど、全く伝わってきませんでした。 また、神様がイケメンであることばかりやたらと強調してあったので、「これイケメンに見とれているだけでしょうが」と思ってしまいました。 信仰する神様に対する敬虔な気持ち、というのが全然伝わって来なかったです。これでもし神様がキモヲタ的ブサメンだったりしたら、どういう態度をとっていたのでしょうか。 他にも、日本語的に読みにくい表現が多々ありました。それについては多数指摘も出ていますので、省略で。 文章の全体的なことについて改めて言いますと、雰囲気を出そうと狙って雰囲気を出せているのだから、全然ダメというわけではないです。しかしなんというか、「基礎ができていないのに応用に走っちゃった」感であり、その応用があんがい上手く行っちゃっているので基礎を見つめ直すことを怠ってしまったという足元の脆さが感じられます。 ストーリー。 ほんとに最初から最後までひたすら儀式をしているだけ。まあ途中で神様みたいのが出てきたり、最後に数年後シーンがあったりもしますが、基本的には儀式シーンしかないといえます。 あまりにも退屈すぎます。 そりゃ儀式なんてそもそもが退屈なもので、それどころか退屈であってなんぼという感じもしますが。 だからといって、小説が儀式そのまんまに退屈では良くありません。退屈な儀式シーンの描写をおもしろく読ませるのが小説の役割ではないでしょうか。 本作品、ストーリーというよりも山や谷が無いのです。まるで死んだ人の心電図のような平坦さ。 たとえばの話、一つの儀式の中であっても、それほど重要でもない前座的な手順もあるだろうし、山場には、その儀式のクライマックスというべき大きな手順があって、巫女も信者も神も忘我の境地で盛り上がる、みたいのがあってもいいと思うのです。 でも本作品の儀式には、儀式の中の盛り上がりどころというのもありませんでした。神様が出てくる場面もありましたが、そこも特に盛り上がることなく、最初から最後まで平坦なままだと思いました。 本作を読み始めた冒頭の段階で、イヤな予感がしたのです。この作品このまま延々と儀式だけをやって終わりじゃあるまいか、と。冒頭から期待値は低かったわけですが、読み終わってみると、その期待値よりも更に下回っていました。まさかここまで平坦で山場も何も無いとは思っていませんでした。 山場的なものを作れる可能性のある場面が二箇所ほどありました。一日儀式を怠ってしまった、というところと、剣が無くなっていた、というところです。 本作品において、主人公の巫女は一人で洞窟に籠もります。神様みたいのは登場しますが、他の村人はいません。ということは、巫女はまじめに儀式などやらずに規定の期間中洞窟に籠もったまま食っちゃ寝していても誰にもバレないはずです。しかし主人公はそのようなことは考えもせず、まじめに儀式を行います。これは、主人公が心の底から宗教を信じていて、儀式にしても単なる格好だけではなく、儀式を行うことによって村に御利益がある、儀式を行わなければ不利益がある、と主人公は本気で思っているということになります。 だったら、儀式を一日怠ってしまったというのは重大なミスだと思うのではないでしょうか。 それによって神様の怒りにふれて重大な祟りが村に災いを引き起こすかもしれない。そう思うと、14歳の小娘がとても冷静でいられるとは考えられません。焦って動揺して、一日分の怠慢を取り返す方策を考えるとか、取り乱したあげく泣き出してしまうとか、何か大きな心境の変化が起きるのが自然な流れだと思います。 しかし本作ではそういうのは全くありませんでした。一日分を怠ってしまっても、特に慌てることもなく、特に良くないことが起きる兆候も無く、神様も「ええんやで」という感じで。 じゃあこの儀式って、何の意味があるの?何のためにやっているの?これだったら期間中ずっと洞窟内で食っちゃ寝でも、神様は「ええんやで」と言ってくれるので、それでいいんじゃないんでしょうか。 こういう重大なことがあったにもかかわらず、主人公の心の動揺みたいのが全く描かれていないため、主人公にも感情移入できず、キャラとしてもイマイチと感じてしまいます。誰も見ていなくてもまじめに儀式をやっているかと思っていたら、実際には決められた手順での行動を機械的に実施しているだけで、心は籠もっていなかったのかなとも思いました。イケメンに見とれているだけで神様に対する敬虔な気持ちが感じられない、というのはこのへんにも原因があります。 剣が無くなった、というシーンもそうです。本来ならもっと慌てて探したりするべきところを、特に焦った様子も何も無く。そして主人公が探す努力も苦労も何もしていないうちから解決の方が向こうから勝手に来てくれて、物語の山にも谷にもならずに平坦なまま進んで行ってしまいます。 感想はだいたいこんな感じです。 これが長編異世界ファンタジーのワンシーンとして、5枚分くらいの分量で描かれているのならば、長編の良いスパイスになり得たと思います。 ですが、独立した短編としては、これはナシだと思いました。 点数は、今回の企画中で最低作品と認定したなりのものとなります。 執筆おつかれさまでした。
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2016年01月11日(月)15時18分 | ピューレラ | 0点 | ||||
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言い回しが硬く、物語に入って行き辛いところがありました。 >私は帽子を取り、真っ黒く長い髪が顔を覆って背に漏れ出した。 私は剣を台の淵にある祭壇に静かに置いた。 そこには左右に神草を挿された丸い御鏡があって、私が映る。 「私」が少し多いように感じます。 ラノベっぽい文章で無いからといって、じゃあ文学的な文章かというと それも違うと感じました。 そこに達していないというか……。 読みながら主人公の主観に一生懸命ついていこうと思うのですが それも難しかったです。 もう少し噛み砕いた主人公の心理描写が欲しかったです。 【好きだった点その1】 世界観、設定。 数世紀前のモンゴルや中央アジアのような世界観は惹かれるところがありました。 【好きだった点その2】 神秘的な現象、展開。 何か起こるのかなという期待を感じました。
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2016年01月08日(金)02時03分 | 99kg mXR.nLqpUY | 10点 | ||||
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雰囲気は好きなのですが、表現が回りくどくて分かりにくい。 >彼はふっと微笑み、雪と共にその影も形も吹かれて行った。 と、飛んで行った……って事でいいんでしょうか!? >だんだんと、まるで、吹き溜まりが移り変って行く雪原の雪絵を見ているように。 うーん、そういう絵を見た事がないのでイメージできないです。 >頬を心地良く叩く雪。そして凍てつく程に頬をなぶる。 うーん。優しいのか厳しいのか。時には優しく時には厳しくを混ぜこぜにしたんでしょうか。 >その黒はそのまま地の底までおっこちて行くのではと思える程黒くて、明るい場所を見つめていた。 >梢に乗った雪が揺れること無く、不動のままに私を見つめているよう。 なんかよく無生物が見つめてきますね。それとも少女が自意識過剰なんでしょうか。 >私の影は頷き、台までついた。 影が本体とは別に動く神秘の現象ではなく、影が動いているんだから本体が動いているんだって分かるでしょ、的な表現なんでしょうか。世界観が分からないのでどっちなのかこの時点では判断がつかないです。 でも台までついたって……どういう意味!?。 >その木が自然に倒れると葉傘で天井を覆われていた広い草地になり、村人はその木を神と称えてそれで建てた 葉傘で天井を覆われていた広い草地、というのは未だに何か分からないです。 しかし表現に気を使うという文にしては「それで建てた」って何か投げやりな感じが……。 いわゆるそういう作風で、ある意味それは楽しむべき要素の一つなんだな、というのは読み進めるうちに分かってきますが、 どういう世界感でどういう登場人物なのかは最初に説明しきってしまわないと終始???になってしまうかと思います。 特にこういった神秘の世界では、そのものズバリを指しているのか、曲折した表現なのかの判断が難しいのですね。 "今から独り"よりも先に私を登場させた方がよいのでは? 読み始めはまず何人称なのか、主人公は何者かも分からないのです。 >何者かの白い背を見つけて、見上げた。その足下から、遙か高くを。 背を見て、足元見て、また見上げたんでしょうか? >「!」 >いきなり驚いて剣を持ったまま地面に跳び転がった。 >祭壇の鏡が強烈な青で光ったから。 すごい反射神経ですが、読解力よりも早く動くので理解がついていかない……。 いきなり驚いてって……、なんか自分から驚いたみたいです。 >「美しい舞いだ……」 巨人の台詞だという事は分かるが、それは後になって分かる事。この時点では主人公の台詞としかとれない。 >気絶しかけていくのだと、分かった気がした。 気絶しかける状態に向かって行くという事は気絶はしない? でも気を失っているし >粉雪のような声 粉雪のような声を感じた事はないのでなんとも >存在し在って 二重表現なんでしょうか? おそらくは「在って在る」をアレンジしたと思われますが、間違いと取られてもやむなしかと思います。 >「あなた様は、何者なのですか」 神かという問いは否定されたと思ったのかな? >「何故、人の姿となり私の前へ現れていただいたのですか」 やっぱり神という事にしましたか >私はその芽の眠る場所に巫女を誘い、人柱としその場の養分となった 養分になったのは神? 巫女? 設定から巫女である事は分かりますが文からだと私が養分になっています。 >雪は今日は降っていないようだ。雪の上を歩いていく。外に出ると、彼の姿は雪に紛れた。 雪は降ってないんですよね。雪の中に潜った!? 保護色で見えなくなったんでしょうかね。 >雪原に出ると どの辺から雪原でなくなっていたんでしょう? >彼は腕を掲げて三つの方向を指し示した。 うーん、イメージできない。フレミングの法則みたいな感じ? まあ神だし。 順に指し示したのなら丁寧な描写が突然纏め描写になった、という事になります。 >彼は姿を隠したようだった。見あたらない。 いや、よく見ろ。きっとそこにいる。保護色なだけだ。 >梟が頭上で鳴く。危険を知らせるような声では無いわ。 >雪が蒼く光っている。それは、あまりにも美しくて、声も出ないほどだった。あの剣が刺さって、内側から照らしているのだわ。 >すぐにでも思い出せる。冬将軍が現れて、蒼く光る剣を雪原へ流し飛ばしたわ。そして追ってみると たまに突然フレンドリーな文体になりますね >夏の作物を、秋の青空を うーん、逆のイメージです。秋の空が外せないなら夏が別のものの方が……。 >夏は作物の畑を肥やす道具に宿り なぜここだけ人工物……。自然を象徴するイメージだったのですが。 雰囲気自体はとてもよいと思うのですが、なんか一部のエピソードを通して世界観を説明しただけ、という感じがします。 神秘的な描写を儀式の様式など、よく作り込んであるのは分かるんですが、 それが現実に役立つ物ならまだしも、刀の作り方の工程を延々解説されているようなもので、 前後に「刀ほしいぜ」「よく斬れる刀ゲット!」が付け加えられているようなものです。 作る工程を除けば物凄くシンプルな物語です。刀好きな人はそれでいいんですが興味なければ多分続かない。 実物がないものだけに刀よりも好きな人を選ぶのかな、という感じです。
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2016年01月04日(月)20時47分 | いりえミト | |||||
こんにちは。 御作『蒼い月影』を拝読したので、感想を書かせていただきます。 濃厚な文体が印象的な作品でした。 冒頭の詩のような記述からはじまり、非常に美しい文章で物語が綴られていきますね。 相当丹念に言葉を選んで書かれているなと思いました。 その文章によって、独特の幻想的な雰囲気が表現されていたと思います。 内容としても、儀式の工程が細かく考えられていますし、主人公の心理の移り変わりも非常に丁寧に描写されていたと思います。 神話のような物語といいますか、このような話が書けるのはすごいなーと素直に思います。 ただ、ごめんなさい。 文章にせよ、内容にせよ、なんだか難しい感じがして、読むのに疲れてしまいました。 私としては、ラ研の作品には「読みやすくて軽い文章」や「肩の力を抜いて楽しめる物語」を求めている部分がありまして。 そういう意味で楽しめたかといえば、微妙だったというのが正直なところです。 とはいえ、本作の文章や物語は、筆力のある作者さんだからこそ書けるものなのも間違いないと思います。 そのため、点数評価には非常に迷い、このような選択をさせていただきました。 私からは以上です。 執筆おつかれさまでした。
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2015年12月31日(木)21時01分 | ウサリアス | 0点 | ||||
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どうも、感想専門のウサリアスです。 文章は悪くなく、情景の書き方は良かったです。 ただ、男だからでしょうか、前半、セリフがほぼないので読みにくかったのと、ちょっと内容や展開が平坦なのが気になりました。 あと、これは、細かいことなのですが、冒頭にテーマとキーワードが書かれていると、それを意識しすぎてしまうのと、せっかくの文章や情景を台無しにするので、ご控えください。
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2016年01月02日(土)02時36分 | 藁谷拳 Awdr/kQ7Ic | -20点 | ||||
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読ませていただきました。 失礼ながら最後まで読むのが困難でした。(それでも読みましたが) 理由をはっきりいわせてもらえば、表現力不足と、日常的な日本語の感覚の欠如にあります。 文章で気になった個所をいくつかあげます。 1 >>その剣に力を与えてくれる正体……それが彼なのだろうか。彼が村を守ってくれていたのだろうか。 私は言葉にもならず、ただただ彼を目前にして佇むことしか出来ずにいる。 まるで、星のようなささやかな光りを湛える瞳を有する彼。 それとも……。 冬将軍よろしく、豪雪がこの一帯を襲うのを知らせてくれているのだろうか? 「それとも」の前後の配置がうまくいっていません。 うっかりすると、 瞳を有する彼。それとも……。冬将軍よろしく、豪雪がこの一帯を襲うのを知らせてくれているのだろうか? と読んでしまいかねません。 「彼が村を~」と「それとも」と「~知らせてくれるのだろうか?」はセットにすべきしょう。 2 >>腰には魔除けの草で染められて、固い実が飾られた編紐が巻かれている。 これだと腰が魔よけの草で染められているかのように誤読される恐れがあります。 腰には、魔よけの草で染められて、固い実が飾られた網紐が巻かれている。 としたほうがいいでしょう。 もっというなら、 腰には紐が巻かれている。魔よけの草で染められて、固い実が飾られた網紐だ。 くらいにすれば誤読の危険性は排除できるかと思います。あくまで一例ですが。 3 >>出ると唇は色味をなくしていた。 自分では唇を見ることができませんので、「水から出て鏡を見ると唇は色味をなくしていた」くらいにしたほうがいいでしょう。 4 >>いきなり驚いて剣を持ったまま地面に跳び転がった。 祭壇の鏡が強烈な青で光ったから。 いきなり驚くとは普通はいいません。それと、とつぜん祭壇の鏡が光ったから驚いたのでしょう? 「いきなり」は「祭壇の鏡」につけましょう。 5 >> どんどんと意識は薄れていく。まだ、声を聞いて存在を知っていたいのに。 ふつうは「存在を(ずっと)知っていたい」とは言いません。 そこは「声を聞いて存在を感じていたいのに」くらいに変えたほうがいいでしょう。 これはほんの一部です。 他にも疑わしい個所がありましたが、繁多になるのでやめました。 本作を書き直す前に、もう一度読書や日記などで国語力を高めたほうがよろしいでしょう。 以上、切り捨て御免。
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2016年01月11日(月)00時34分 | 青出 | 10点 | ||||
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こんにちは。感想を書かせていただきます。美しい雪山を舞台にした、少女の不思議な体験譚でした。ケルト音楽が似合いそうなしっとりとした雰囲気を堪能させていただきました。 ここが好きです ○題材 民俗風のお話や異世界ものが好きなので、とても楽しませていただきました。衣装や風景の描写も細かく、破綻なくしっかりと世界観が作り上げられていました。巫女、神殿、剣、儀式、冬の化身などの設定も神秘的で心惹かれるものでした。冬という季節の持つ厳しさと、少女がひとりで臨まなければならない儀式の過酷さがリンクしていて、厳かな雰囲気になっていたと思います。 ○描写の美しさ 衣装や冬将軍の容姿、儀式の描写が美しかったです。また、とくに目を引かれたのは比喩です。“風の先で冬将軍を前に舞踏する白い衣の村娘達のよう”“重い雪を被った針葉樹たちは、まるで彼にこうべを垂れているかのよう”などは、様子もわかりやすく、ハッとしました。 ほかに、「私は、人なのだ」という気づきのシーンは素晴らしかったです。冬将軍に焦がれて、でも決して結ばれることのない無念さと、人間としての誇らしさが同時に感じられました。 ○筋立て 不思議な美男子を見かける→儀式の進行→再会→村への恩恵、という筋立てはわかりやすく、民族譚の神秘性を描くのに十分だったのではないかと思います。 ここが気になりました ○太いテーマがほしいです。 民族的儀式の描写以外に、作品の骨格となるテーマを持たせるといいのではないかと思います。(すでに設定されていて、読み取れていないだけでしたら大変申し訳ありません)。私がこのお話を通して最も気になったのは、少女の内面的な成長です。少女ははじめに儀式に向かう時の思いはどうだったのか。それが冬山での体験を通してどう変わったのか。というような、「変化」の部分を描くことが重要なのではないかと愚考します。たとえば、それまで自己本位だった少女に人々への奉仕の心が芽生えた、とか、儀式には気は進まなかったが冬将軍と出会うことによって彼への愛のために生きることを決意した、などが「変化」として設定できそうかなあと考えました。 ○語り方が平坦かもしれません。 描写は大変美しく、また視点の問題などもないと感じられたのですが、終始淡々としすぎている印象を受けました。少し考えたのは、儀式の成果を見守る人物としてお付きの人を設定するということです。その人との会話などを挟むことによって、語りに広がりを持たせることができるかなあと思いました。たとえば、少女には冬将軍が見えたのにお付きの人には見えないなどです。また、その人に少女の様子や容姿を説明させるなども考えられます。(「顔色が悪いですよ」とか)。 ○主人公に変化を。 上記2点と重なるのですが、冬山での生活の描写の仕方が徐々に変わっていくとよいのではと思います。儀式を苦しみながら続けているうちに、後半数日にトランス状態に入って、描写も夢見心地なものになるとか。映画の『ブラック・スワン』では、主人公のバレリーナがバレエを突き詰めていくうちにだんだん現実と妄想との境があいまいになっていくのですが、たとえばああいった描き方も今回の設定ですとありえるのではないかと思います。 ○文章 短文が繰り返される時に同じ言葉が省略できるところがいくつかあったと思います。とくに気になったのは以下です。 “洞窟は入り口がまだ雪では塞がってはいない時期。 それも一月、二月にもなれば、完全に雪が降り積もって洞窟の姿も見えなくなる。” ↓ “洞窟は入り口がまだ雪では塞がってはいない時期。 それも一月、二月にもなれば、完全に雪が降り積もって姿を消す。” “私は帽子を取り、真っ黒く長い髪が顔を覆って背に漏れ出した。 私は剣を台の淵にある祭壇に静かに置いた。” ↓ “帽子を取ると、真っ黒く長い髪が顔を覆って背に漏れ出した。 それから、剣を台の縁にある祭壇に静かに置いた。” “向こうでは、原で雪兎が顔を覗かせた。そして原を足跡をつけ走って行く。”→“向こうでは、原で雪兎が顔を覗かせた。そして足跡をつけ走って行く。” 次は副詞の呼応です。 “風向きは乱暴に変わり、まるで私の視野を雪が襲って来る。”→“風向きは乱暴に変わり、まるで私の視野を雪が襲って来るかのようだ。” 少し装飾過多かな?と思った文です。 “一歩、一歩行くごとに真っ黒い私の影はごつごつした壁とすべすべした階段に緋色の明りに囲まれて揺れる。”→“一歩、一歩行くごとに私の影は、緋色の明りに照らされた壁と階段に映って揺れる。”うーん、あまりいい案が浮かばなくてすみません。 現代風の言葉であまり作品の雰囲気に合わないかなと感じた文です。 “あんなにしゅっとした顔の人は初めて見た。”→“あんなに美しい顔の人は初めて見た。” 難しくてよくわかりませんでした。最後まで読むと神殿のことを言っているのだなとわかるのですが……。 “二百年前、大地と四季に大切な冬の時期を称えた祭りで樹齢千年を越える一本の木が寿命を迎えた。その木が自然に倒れると葉傘で天井を覆われていた広い草地になり、村人はその木を神と称えてそれで建てた。” 以上です。 楽しませていただきました。個人的に好きなジャンルの作者さまとして、これからのご活躍に非常に期待しております。
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2015年12月30日(水)01時04分 | おとぎの国のアリス | 10点 | ||||
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拝読いたしました。 読後の率直な感想は―― 「つ、つかれた。。。」 でした。ごめんなさい!でも、本当のことなんです。 個人差もあるのでしょうけど、冒頭から読み進めるのが大変でした。理由は後述しますが、集中力を切らさないようにして読まないと、物語の進行についていけない。これが最大の理由だったように思います。 お話そのものは一風変わった恋物語ですので、理解に苦しむということは少しもありませんでした。 作者様が描きたい、あるいは伝えたいものと、受け取る私との間に、なかなか埋まらない溝のようなものを感じました。 この辺りの要因が、具体的になんであったのか?このような部分を中心に、感想を残していきたいと思います。 →読みにくさの要因 これはもう、理由の最たるものは「漢字の多さ」に尽きます。しかも、難解。 読後にラ研サイトのノベルチェカーにかけてみたのですが、ひらがな57%に対して、漢字は32%となっていました。 参考までに、今企画で私が投稿したものは、ひらがな55%、漢字23%でしたね。作風も内容もまるで異なりますので、単純な比較はできないのですが。作品の演出的な意味合いもあるのでしょうけど、読みにくさは読者にとってはなかなかに高いハードルのように思えます。 しかしながら、この傾向は物語が後半に進むにつれて緩和されていきます。 クライマックス近くになりますと、なんの違和感も感じませんでした。イメージそのままをお伝えしますと、文字通り洞窟の中から明るい外にパッと出た感じ。まさにそのものです。 主人公とこんなところで妙にシンクロできたりして、狙ってのことならすごい!なんて、素直に感心してたり…。 逆言いますと、冒頭部は本当につらかったです。 一言で言いますと、描写過剰とでもいうのでしょうか。どんな物語なんだろう?と、手探りで読み始める私に、これでもかと情景描写、主人公描写が襲い掛かってきます。もう、脳内処理が追いつきません。 欲しい情報の最たるものは、誰が、どこで、なにを、どうしたいのか、あるいはどうしてるのか。まずは、この部分なんですよね。こうやって、少しずつ物語の世界に慣れながら、徐々に世界に引き込まれていく―― こうした過程を踏んでいただけると、すんなりとついていけるのですが。上記に記したような状態のため、先を読むと置いていかれてしまいます。おそろく、読了まで5~6回ほど読み直しをしていると思います。洞窟の中だったのに、いつの間に草原に? えっ、ドウイウコト??→読み直し、こんな感じですね。 情報提示の「タイミング」も大切なのではないでしょうか。 漢字の多さに対して、極端に少ないのが「台詞」のようです。 およそ1割。大半は地の文で構成されています。心情描写が少ないこともありまして、主人公がどんな状態なのかがなかなか掴めない。周りの様子は、わかりすぎるくらいにわかるんです。巫女、神の御前ですから、あまりペラペラと喋るのもかえって不自然なんですけどね。 シーン切り替えの際には「あっ」とか「どういうこと?」など、ほんの一言でもいいですので、読者に刺激を与えて欲しいような気もしました。内容はさておき、地の文があまりにも長く続いてしまいますと、読者の集中力が持続しづらいです。 丁寧な(もしかすると過剰)描写の作品で、雰囲気はもうビシビシ伝わってきました。主人公にとっては、おそらく初恋。そして、最後の愛となるのでしょうね。欲を言えば、この辺りの切なさのようなものを、もう少し踏み込んで描いて欲しかったですね。 小道具として剣が登場しますけど、そうですねぇ…。なにか、ペット。リスでも子猿でも、ちょっとしたアクセントとして投入して、一人ぼっちの主人公と絡ませてみるのも面白いかもしれませんね。「風の谷ナウシカ」に出てくる、あのキツネリス?みたいなイメージです。これだけでも、雰囲気はだいぶ変わると思います。 私からの感想は以上となります。 執筆お疲れ様でした。 寒い日が続きますが、お互いにがんばりましょう。
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2015年12月29日(火)23時07分 | ハイ s7d/2ml3o. | |||||
拝見いたしましたので、感想をおいていきます。 よろしくどうぞ。 神道を土台にした、美しいイメージのお話でした。 ただ、文章が非常に冗長で似た描写を繰り返し書かれていますので、読者としましてはかなり読みにくくなっていたかと思います。 また、せっかくの美麗な景色も描写が少々くどいためにかなり損をしていると思います。 このあたり、読者が読みやすい文章に砕かれるとより幻想的な雰囲気に仕上がったのではないでしょうか。 また、非常に幻想的で綺麗なお話ではありましたが、小説として見ますと退屈だったかな、と思いました。一読者としましては、もう少し儀式において色々と目を引く出来事があると退屈しなかったのではないでしょうか。 なお、私は多少かじった程度なので恐縮ですが、最後の三本の杉は三柱の神をモチーフにされたのでしょうか? 多少かじった人間ですので、手元に資料がなければぱっと思い浮かぶのは三柱の神ではないアメノミナカヌシノカミぐらいですが、確かに古代の人にとっては自然の一部が失われただけでも死活問題だったでしょうね。 このアニミズムに近い考えは(またはそのもの?)、これといって宗教をどうとも思っていない私としてもそこに美を感じるところです。 一つ、気になったところとしましては、 >アンチ・モン これは、酒石酸アンチモニルカリウム……で、よろしかったでしょうか? (間違っていたらすいません) この辺りまでは古代として読んでいたわけですが、この単語が出てきたことからもしかすると未来の話なのかな、と思いました。 ただ、その点については物語の中では一切触れられていないのですべてはやぶの中、ですが。 私からは以上といたします。 それでは、共にあげていきましょう!
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2015年12月29日(火)00時44分 | ミチル | 20点 | ||||
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こんばんは、御作を読了いたしました。拙い感想になりますが、参考になる部分があると幸いです。 神聖な雰囲気のある儀式物語でした。 ・美しさを感じさせる文章でした。雪に覆われた森の様子や、四季を司るものとの会話が綺麗でした。言葉の選び方がよかったと思います。 ・主人公の舞や祈りが神々しいと感じました。 ・御作は、実らない恋の物語と思っても大丈夫でしょうか。主人公が、四季を司るものに特別な感情を抱いていると思うのですが……違っていたらすみません。 ・物語の起伏をあまり感じませんでした。個人的にはもっと話が動いても良かったと思います。 とりとめのない感想になりましたが、これからも執筆を頑張ってください!
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合計 | 12人 | 20点 |
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